幅広い改造車の世界に触れる! オートサロンのまわり方【初心者向け】

毎年、1月上旬の週末には、自動車業界にとって恒例であり、『東京モーターショー』にも匹敵する国内屈指のビッグイベント『東京オートサロン』が千葉の幕張メッセで開催されており、今年は2018年1月12日(金)~14日(日)の3日間にわたり開催されます。

『東京オートサロン』はカスタムカーの展示会です。ポイントは「カスタム」であること。つまり、改造車がずらりと並ぶイベントです。

幅広い改造車の世界

「改造車」と聞くと、街のショップや、走り屋のお兄さんの、いわゆる走り屋仕様のようなものをイメージする人もいるでしょう。確かに、そうしたクルマを集めたのが、『東京オートサロン』の原点でした。しかし、1983年にスタートして、2018年で36回目を迎える長い歴史の中で、カスタムの世界は驚くほど広がりました。今では、クルマを速く走れるようにした「チューニングカー」から、エアロパーツで飾り立てた「ドレスアップカー」、自動車の整備の学校の学生による「コンセプトカー」、自動車メーカーによる「限定モデル」や「高性能版モデル」まで、幅広いカスタムカーが揃っています。出品者も、街の小さなショップさんから、自動車整備の学校、タイヤやホイールなどのパーツメーカーから自動車メーカーまで多彩。自動車メーカーは、トヨタなどの日系メーカーだけでなく、メルセデスベンツのような欧州メーカーも参加しています。

会場の特徴

幕張メッセの会場に入って手前の3分の1ほどのスペースは、街のショップによる展示スペースです。手塩にかけて作られたカスタムカーたちが、文字通りにぎっしりと並びます。その奥は大きなブランドやメーカーのスペースで、いわゆるブースのようにステージが作られ、そこに美しいカスタムカーが飾られます。

クルマが多いだけでなく、キャンギャルが多いのも、このイベントの特徴です。もともとクルマも派手ですが、女の子たちがいることで雰囲気はさらに華やかに。カスタムカーの注目度の高いアセアン地域からも、たくさんの人が見学に来るのも、こうした華やかさがあるのも理由のひとつでしょう。

また、クルマだけでなくライブ・イベントも『東京オートサロン』の魅力。2018年は、パフォーミングアーティストのCYRIL(セロ)氏や、酒井法子さん、Do As Infinityなどのライブが予定されています。

会場を回るときは身軽な恰好で!

個性豊かなカスタムカーは、眺めているだけでもワクワクしますし、自分の愛車と同じ車種のカスタムカーをチェックするのも楽しいもの。

会場が広くて、人が多いので、歩きやすい恰好で参加しましょう。また、配布されるカタログ類を手に入れたり、グッズを買うこともあるので、荷物を入れるバッグは必須。もちろん写真を撮るためのアイテムもお忘れなく。食事処は会場内、もしくは周辺にたくさんあるので心配は無用です。幕張メッセには、大きな駐車場がありますが、それでも駐車場に入るまでは、相当に時間がかかると覚悟しておきましょう。できれば電車を使うのがおすすめです。

(文:鈴木ケンイチ 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]

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