【イタリア自動車雑貨店】イタリア車グッズだけを扱うファン必見の専門店
エンジンが生み出す鼓動や心揺さぶるエモーショナルなデザイン、目に飛び込む鮮やかなボディカラーで単なる移動手段を超えて愛されるイタリア車は、クルマ本体のみならず、キーホルダーをはじめとするアクセサリーやインテリア小物、アパレルなども人気があり、イタ車好きの心を捉えています。
そんな「イタリア車だけ」の雑貨を扱い、ネット販売や店舗販売をしているお店、その名も「イタリア自動車雑貨店」が東京・六本木にあります。今回はそのお店の代表取締役である椙浦直樹さんにお話を伺いました。
イタリア車の独特な文化や歴史を日本のファンに
なぜ「イタリア車だけ」なのかを聞いてみると、「イタリア車には独特な文化や歴史があります。本国に行くとわかるのですが、イタリアの人たちは自分の国のクルマを愛していて、グッズも非常に多いんですね」とのこと。そうしたグッズの数々を「日本のイタリア車ファンに届けたい」と、「イタリア自動車雑貨店」が始まったそうです。
- 店舗面積は五坪ほどながら、1万点以上のイタリア車グッズを取り揃える。現在はネット通販がメイン
現在、扱っている商品数はなんと1万点以上! メーカーオフィシャルアイテムのほかにも、イタリアのオーナーズクラブや愛好会が出しているアイテムもたくさん。イタリア自動車雑貨店では、こうしたアイテムを直接、本国へ買いつけに行っているそうです。「クルマの雑貨を扱っている店舗はほかにもありますが、イタリア車に特化した雑貨をこれだけ揃えているのは世界でもめずらしいでしょうね」と椙浦さん。
その言葉通り、世界中を探してもここでしか売っていないグッズも多く、海外からの注文も多いとのことです。ちなみに一番人気のあるメーカーはアルファロメオ。アイテムも硬派なものからファンシーなものまでいろいろなものがありました。
一番人気はエンブレム。ディーラーから注文が入ることも
人気アイテムの中心になるのは、ステッカーやエンブレム。椙浦さんは「同じアルファロメオでも、年代によって細かくデザインが変わっているので、その小さなこだわりを求めている人がたくさんいらっしゃいますね」と話します。
- 数百円で買えるステッカーから実車で使われるものまで、エンブレム類は人気のアイテム
- オーナーズクラブのグッズなど、レアアイテムも多数。憧れのフェラーリもグッズなら手に入る
お客さんは40~50代の男性が一番多く、実車を所有していてその周辺アイテムが欲しいという方や、コレクターズアイテムとしての魅力にとりつかれて収集されている方が多いそうです。中には、「店舗装飾のためのエンブレムが欲しい」とディーラーから注文が入ることもあるとか。トートバッグやティーカップといったグッズもあり、「クルマに興味がない方でも、デザインで選んでいただけると思います」とのことでした。
- フェラーリ純正のウォールクロックは、時計メーカー「ウブロ」とのコラボアイテム。お値段は60万円とのこと
トリコロールが逆に! イタリアならではお国柄はご愛嬌
仕入れについてのお話を聞いていると、イタリアならではちょっと変わったエピソードが出てきました。
「お国柄なのでしょうか。ルーズといいますか大雑把なところがあって、発送が遅れることはよくありますね。アイテムのデザインで、エンブレムの位置が見本と逆になっていたこともありました。仕入れ元に問い合わせると、『ついてるんだから、どっちでもいいでしょ?』って(笑)」。
さらに、見慣れているはずのイタリア国旗もトリコロールの色が反対になっていたことがあったそうです。たしかにおおらかですね。
- 額装された跳ね馬のタイルはエンツォ・フェラーリの執務室に飾ってあったもの(非売品)
- アルファロメオのワインは、製造するワイナリーが廃業してしまったため、手に入らないものだとか。こちらも非売品
六本木の店舗には、非売品ですがフェラーリ創設者であるエンツォ・フェラーリの執務室に飾ってあったという額装された「跳ね馬」のタイルや、メーカーの公式ワインなどもありました。ほかにもF1のピストンなどレアなグッズもあり、見ているだけでも楽しくなります。
「一般に販売されているものから、イタリアの地の果てまで探して、『どう手に入れたの?』というレアなものもありますので、ぜひ一度、遊びに来てください」と椙浦さん。イタリアファンの方やクルマグッズが好きな方は、ぜひ「イタリア自動車雑貨店」の店舗やWebショップを覗いてみてくださいね!
■イタリア自動車雑貨店
住所:東京都港区六本木7-13-1 4F
電話:03-5770-5110
Web:http://www.italiazakka.co.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/pg/italiazakka/
(取材・文・写真:斎藤雅道、編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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