関越自動車道「寄居PA（上り）」で『星の王子さま』の世界観を体験！

ドライブや旅行の休憩に最適なパーキングエリアですが、ご当地のお土産や食事を楽しみに立ち寄る方も多いのではないでしょうか。関越自動車道「寄居PA（上り）」は、サン=テグジュペリの著書『星の王子さま』の世界をコンセプトに展開。癒しをくれるPAとはどのような場所なのでしょうか？　ネクセリア東日本株式会社 営業部の佐藤美菜さんにお話を伺いました。

「高速道路の休憩スポットとしてだけでなく、目的地となるようなパーキングエリア」を目指したという関越自動車道「寄居PA（上り）」の施設。世界中で愛されているサン=テグジュペリの著書『星の王子さま』とコラボし、サン=テグジュペリの生誕日6月29日に合わせて2010年6月29日にオープンしました。

非日常感や癒しをコンセプトに、サン＝テグジュペリゆかりの地、南フランス・プロヴァンス地方の雰囲気を再現したPAには、鐘楼を中心に広がるクリーム色の建物や、テラコッタ調のタイル、屋根の瓦など、本線からPAに入った瞬間に南フランスの雰囲気が味わえます。

『星の王子さま』の世界観を再現するために細部までこだわって演出しています。案内板にはフランス語で物語に登場するメッセージが描かれていたり、スタッフには「おうさま」や「てんとうふ」など物語に出てくる登場人物のニックネームをつけたりしているんですよ。」と佐藤さんは教えくれました。本当に物語の中に迷い込んだみたいと喜ぶお客様も多いんだそう。

「寄居PA（上り）」では外観だけでなく、食事も南フランスの雰囲気が楽しめるのが魅力。日本では珍しい南フランスのサンドイッチ「パンバーニャ」は、フランスパンに野菜や玉子・アンチョビが入ったニース風サラダをたっぷりとサンドしたヘルシーなメニュー。店名の「金色の髪」は、物語の中でキツネが「金色の麦畑をみると王子さまを思い出す」と言ったことに由来しているんだそう。その他の店名も物語に由来しているため、物語とリンクさせながら楽しむのもいいかもしれません。

レストラン「ル・プチ・プランス」では、本格的な南フランス料理のほかにフランスの定番スイーツのクレームブリュレも星の王子さま仕様にチェンジ。ほかにも、キツネの好物の鶏と卵のお店「シャセー・レ・プル」やカフェ「サン=テグジュペリ」など、テイクアウトOKのオムライスや、星の王子さまのラテアート付きカプチーノなど人気メニューがたくさん。佐藤さんは｢パーキングエリアでこんなに本格的なお料理が食べられるところは少ないと思いますね。食事をするためにリピートされるかたもいらっしゃいますよ」と、寄居PAの魅力を語ります。世界観だけでなくお料理まで楽しめるのPAはとても貴重かもしれません。

外売店では星の王子さまには欠かせないキャラクター、ゾウを飲み込んだ「ウワバミ」の焼き菓子が。ここでしか食べることのできないメニューなので、迷わず買っておきたい一品です。一口サイズなのでドライブのおともにもぴったり！

「サンク・サン・ミリオン・ドゥ・グルロ（五億の鈴）」は、星の王子さまからの贈り物としてグッズを販売。食料品や雑貨・お菓子を中心に、ここでしか手に入らないものも多いので『星の王子さま』ファンは要チェック。

ふんわりと優しい手触りのぬいぐるみは思わず手にとってしまうかわいさ。ウワバミの中にはゾウが入っていて、忠実に再現されています。

お土産にぴったりなチョコクランチには、「寄居PA」の風景が描かれています。目的地としても十分楽しめるPAなので、ゆっくりと時間をとって楽しんでみてくださいね。

いつものSAやPAのようなコンビニなどはありませんが、『星の王子さま』の中でも書かれている「かんじんなことは、目にみえない」というメッセージを届けたいという思いもあるそうです。都心からも1時間ほどで行けるので、「かんじんなこと」を思い出すためにゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

（文：橋本結花　編集：ミノシマタカコ＋ノオト）

[ガズー編集部]

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