悪天候に負けず大盛況! モータースポーツジャパン 2018 フェスティバル in お台場
「モータースポーツジャパン 2018 フェスティバル」は、「NPO 法人 日本モータースポーツ推進機構」の主催のもと、各自動車メーカーやプロドライバー、レース団体が協力し、モータースポーツを通じて運転する楽しさや喜び、クルマやバイクの魅力を伝えるイベントです。
今回は悪天候のため、2日間の予定だった開催を4月14日(土)の1日のみに短縮。しかし、そんなのはお構いなしに、お台場の特設会場は大変賑やかでした。
無料が嬉しい、ちょっと「ぶらり」と楽しめる豪快なイベント
このイベントの特徴は、入場無料であること。加えて実物大のユニコーンガンダムが置かれていることでも知られるショッピングモール「ダイバーシティ東京」に隣接しているため、会場内から聞こえるサウンドに惹かれて「ふらり」と立ち寄る人もいます。
特設会場は大きく3つのゾーンに分かれており、自動車メーカーなどによるレーシングカー展示やデモ走行が行われるのが「アクティブゾーン」。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)が、交通安全運転促進のために開催している「みんなの楽ラク運転講習会」や、スバルの60周年を記念した歴代のラリーカー・STIコンプリートカーの展示が行われたのが、「エクスペリエンスゾーン」。そして、歴代のラリーカーのレプリカやクラシックカーが並ぶ「カルチャー&レジェンドゾーン」です。
レーシングカーと記念撮影から近距離でのデモ走行!「アクティブゾーン」
レーシングカーが展示されるアクティブゾーンでは、プロドライバー&レジェンドドライバーによるトークショーやサイン会などがあちらこちらで行われました。また来場者は、レーシングカーのコクピットに座って記念撮影することも。
ゾーン中心部には特設コースが設けられ、WRCマシンやドリフトマシンなどのデモ走行が行われました。
特に賑わいをみせていたのは、日野自動車ブースのラリートラック「日野500(レンジャー)」の運転席試乗と、日産自動車ブースでNISMOドライバーも参加したレーシングカータイヤ交換実演デモでした。4秒ほどで行わるというタイヤ交換の素早さに注目です!
- ラリーカーにとって狭い特設ステージは、腕の見せどころ!
- D1GPなどで活躍する「TEAM TOYO TIRES DRIFT」の契約ドライバーによるドリフトデモラン「TOYO TIRES DRIFTデモ」
そのほかには、6月1日(金)公開の映画『OVER DRIVE』に登場するラリーカー、「トヨタ・ヤリス(ヴィッツ)」が展示されていました。
このヤリスは、足回り・駆動系・ロールケージなど、ラリーに必要不可欠なパーツを開発・販売する「キャロッセ(クスコ)」がAPRC(アジア・パシフィックラリー選手権)向けに独自開発した本物のラリーカーです。
スバルの名車やコンプリートカーが一斉集結!「エクスペリエンスゾーン」
今年のエクスペリエンスゾーンは、スバル360から最新のコンプリートカー・S208まで、スバルの名車が一斉展示された「Legend of Subaru」がメインで、多くの人が見学に訪れていました。1989年にスバルが挑戦した「10万キロ連続走行世界速度記録」に用いられたレガシィは、ほかではなかなか見られない貴重な展示車。
- 右上は「レオーネ4WD RXターボ サファリ・ラリー テストカー」というマニアックかつ貴重な1台
- AJAJによる「みんなの楽ラク運転講習会」ゾーンでの大型トレーラーでの死角の体験
レプリカ・ラリーカーとクラシックカーが並ぶ「カルチャー&レジェンドゾーン」
新旧さまざまなラリーカーのレプリカや過去の名車が展示される「カルチャー&レジェンドゾーン」は、メイン会場隣の公園「ウエストプロムナード」にあることから、イベント来場者ではなく、たまたまお台場に遊びに来ていた人や海外からの観光客が気軽に見学できるゾーン。毎年、多くの人が訪れるゾーンで、今回も盛況でした。
- トヨタ「カローラ店」が80年代に取扱いしていた車種だけの展示グループ「カローラ店80’s」
次はサーキットへ行こう!
今年でなんと13回目となった「モータースポーツジャパン フェスティバル inお台場」。首都圏で、しかも無料でモータースポーツやクルマの魅力を存分に体感できるイベントとして、もはやなくてはならないものとなりました。しかし、モータースポーツの醍醐味はサーキットにあるもの。これをきっかけに、実際のレース会場に足を運んでもらえたらと筆者は思います。日本のモータースポーツもこれから夏に向かってますます盛り上がっていきますから、ぜひサーキットでレースの熱気を感じてみてくださいね。
(取材・文・写真 クリハラジュン 編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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