あなたはいくつ読める? 難読漢字のIC【近畿編】

クルマを運転していると、時おり「なんて読むの!?」と戸惑う地名やICに出会うことがありませんか? ローマ字でふりがなを表示している場合がありますが、運転中はなかなか読むことが難しいため、「漢字は分かるんだけど、実は読めない……」という場所もあるのではないでしょうか。
今回は【近畿】にある自動車道の難読ICをいくつかピックアップしました。いくつ読めますか? ぜひ挑戦してみてください!
(※正解は文末に表記しています)

Q1:栗東IC
滋賀県栗東市にある名神高速道路のインターチェンジ。「栗」の読み方がポイントです。競馬好きなら、よく耳にしているかも!?周辺には椿山古墳をはじめとする多数の古墳や遺跡が見つかっており、栗東ICから車で10分ほどの場所にある「栗東市出土文化財センター」では、発掘調査で見つかった出土品などが展示されています。

Q2:沓掛IC
京都府京都市にある京都縦貫自動車道のインターチェンジ。「沓」が読めれば難しくないかもしれません。なお、沓掛ICは亀岡・丹波方面専用のハーフインターチェンジとなりますので、ご注意ください。

Q3:巨椋IC
京都府宇治市にある京滋バイパスのインターチェンジ。「巨」の読み方が難しい漢字ではないでしょうか。こちらも出入口は瀬田東方面のみとなりますので、ご注意ください。また、京滋バイパスには休憩施設が設けられていないため、利用する時にはトイレを前もって済ませておいたほうがよいかもしれません。

Q4:橿原北IC
奈良県橿原市にある京奈和自動車道(大和御所道路)のインターチェンジ。「橿」の読み方が難しいため、地域になじみのない人には読めないのではないでしょうか。また、橿原ICが置かれている橿原市は、天照大御神が隠れたといわれる巨石がある天岩戸神社や、蘇我氏ゆかりの宗我坐宗我都比古神社(そがにますそがつひこじんじゃ)など、歴史的な観光スポットが盛りだくさん。歴史好きならぜひ訪れたい場所です。

Q5:垂水IC
兵庫県神戸市にある神戸淡路鳴門自動車道のインターチェンジ。うっかり「余分」な読み方をしてしまいそうな漢字です。ちなみに、垂水ICも出入口が四国・淡路島方面のみとなっています。

Q6:丹南篠山口IC
兵庫県篠山市にある舞鶴若狭自動車道のインターチェンジ。文字数が多いことに加えて、「篠」を読み間違えやすいICではないでしょうか。また、丹南篠山口ICが置かれている篠山市は、篠山城跡城下町を始めとする歴史的建造物を楽しめる観光スポットとしても有名です。

Q7:岩出根来IC
和歌山県岩出市にある京奈和自動車道(紀北西道路)のインターチェンジ。「根来」の読み方が難しい漢字です。2015年に共用が開始され、さらに2017年には岩出根来ICと和歌山JCTが開通したことで、京奈和自動車道と阪和自動車道が接続されました。

Q8:枚方東IC
大阪府枚方市にある第二京阪道路のインターチェンジ。「枚」の読み方が難しい漢字ですが、枚方市は大阪府内第4位の人口を擁する中心衛星都市でもあるため、読める人は多いかもしれません。一方では、枚方市長自らが定住促進の一環として「住んでくれるなら、マイカタでもいい」と、思わずクスリと笑ってしまう面白いPRをしています。(※実際は「マイカタ」ではありません。)

Q9:交野北IC
大阪府交野市にある第二京阪道路のインターチェンジ。出入口は久御山JCT方面のみです。交野北ICが置かれる交野市は七夕伝説ゆかりの地として、星に関する名所や地名が点在しています。なかでも、日本最大級の吊橋「星のブランコ」は、一度は訪れたい絶景スポットです。

Q10:羽曳野IC
大阪府羽曳野市にある南阪奈道路のインターチェンジ。ぱっと見ではなかなか読みにくい漢字ではないでしょうか。羽曳野ICが置かれている羽曳野市には、日本最古の国道「竹内街道・横大路」があり、大阪府内で初めて日本遺産として認定されたほか、現在は「百舌鳥・古市古墳群」を世界文化遺産として国内推薦しています。

いくつ分かりましたか? 今回の「近畿編」では、歴史ある観光名所をあわせてご紹介しました。たくさんの観光スポットがあるので、訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。まだ訪れたことがない場所も、ぜひIC名を思い出しながら遊びに行ってみてくださいね。

正解
Q1:りっとう Q2:くつかけ Q3:おぐら Q4:かしはらきた Q5:たるみ Q6:たんなんささやまぐち Q7:いわでねごろ Q8:ひらかたひがし Q9:かたのきた Q10:はびきの

(文:ヤマウチ 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]

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