あなたはいくつ読める？　難読漢字のIC【九州編１】

クルマを運転していると、時おり「なんて読むの!?」と戸惑う地名やICに出会うことがありませんか？　ローマ字でかな表記をしている場合がありますが、運転中はなかなか読むことが難しいため、「漢字は分かるんだけど、実は読めない……」という場所もあるのではないでしょうか。

今回は【九州】のなかでも福岡県、長崎県、佐賀県、大分県にある自動車道の難読ICをいくつかピックアップしました。いくつ読めますか？　ぜひ挑戦してみてください！
（※正解は文末に表記しています）

Q1：苅田北九州空港IC　
福岡県京都郡にある東九州自動車道のインターチェンジ。「苅田」の読み方が少し変わっています。名前の通り、北九州空港へのアクセスに便利なIC。空港が開港されるおよそ1カ月前に供用が開始されました。

Q2：築城IC　
福岡県築上郡にある東九州自動車道および椎田道路のインターチェンジ。以前は築城町という町名がありましたが、椎田町との合併により築上町となりました。

Q3：日明IC　
福岡県北九州市にある北九州高速2号線にあるインターチェンジ。シンプルな漢字ですが、知らないと読めない地名ではないでしょうか。「明」をどう読むかがカギです。ちなみに、このICの出入口は東港JCT方面のみとなっています。

Q4：安心院IC
大分県宇佐市にある東九州自動車道および宇佐別府道路のインターチェンジ。知っている人以外、初見で読める人はごくわずかではないでしょうか。かな表記は3文字です。ちなみに、安心院ICが置かれている宇佐市には、九州で唯一のサファリ形式の自然動物公園である「九州自然動物公園アフリカンサファリ」があります。

Q5：日出IC
大分県速見郡にある日出バイパスおよび大分空港道路のインターチェンジ。シンプルな漢字ですが、うっかり読み間違いをしているかもしれません。また、日出ICから車で10分ほどの場所にある日出城址では、日本各地にある城址のなかでも特に珍しい遺構を見学することができるため、城好きにはたまらない場所。別府湾を一望することもできます。

Q6：蒲江波当津IC　
大分県佐伯市にある東九州自動車道のインターチェンジ。大分県と宮崎県の県境に位置しています。当初は地域活性化ICとして設置され、その時の名称は「波当津IC」でした。特殊な読み方はありませんが、文字数が多いためぱっと見ではなかなか読みづらいかも。

Q7：諫早IC
長崎県諫早市にある長崎自動車道のインターチェンジ。「諫」がなかなか難しい漢字ですが、観光地としても有名ですから読める人は多いかもしれません。名水百選に選ばれた多良山系の水流である「轟渓流」、雲仙岳や有明海を一望できる「白木峰高原」など、自然豊かな場所がたくさんあります。

Q8：長崎芒塚IC
長崎県長崎市にある長崎自動車道のインターチェンジ。出入口は鳥栖JCT方面のみとなっています。これは「西の箱根」とも呼ばれる日見峠が隣接しているなど、地形の都合もあるのだそうです。「芒」の訓読みを知っていれば読める漢字ではないでしょうか。

Q9：東脊振IC
佐賀県神埼郡にある長崎自動車道のインターチェンジ。「脊」を読めるかどうかがカギです。また、有名な吉野ケ里遺跡がある吉野ケ里歴史公園へはこのICが最寄りとなります。

Q10：嬉野IC
佐賀県嬉野市にある長崎自動車道のインターチェンジ。嬉野市にある嬉野温泉は、島根県の斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉と並び「日本三大美肌の湯」と呼ばれています。最大のヒントは、嬉野という地名の由来。日本書紀や古事記に登場する神功皇后（じんぐうこうごう）が、戦いで傷ついた兵士を温泉へ入れたところ、たちまちに回復したことから「あな、うれしいの」と言ったことが起源とされています。

いくつ分かりましたか？　今回の「九州編その1」では、知らないと読みにくい漢字が多かったのではないでしょうか。また、九州は近畿編と同様に、温泉や公園など自然豊かな観光地が周辺にたくさんありましたね。次回は、九州の南部にある宮崎県、熊本県、鹿児島県の難読漢字をご紹介します。

正解
Q1：かんだきたきゅうしゅうくうこう　Q2：ついき　Q3：ひあがり　Q4：あじむ　Q5：ひじ　Q6：かまえは
とうづ Q7：いさはや　Q8：ながさきすすきづか　Q9：ひがしせぶり　Q10：うれしの

（文：ヤマウチ　編集：ミノシマタカコ＋ノオト）

[ガズー編集部]

ドラぷら