交通安全協会のチャイルドシート貸し出しを利用して安心ドライブへ!

子どもを連れての里帰り、地元で待つおじいちゃんおばあちゃんのクルマで買い物やドライブ……となったら、必要になるのがチャイルドシート。帰省のたびにチャイルドシートを持ち歩いたり、わずかな期間のためにもうひとつ用意したりするのは大変なこと。全国の交通安全協会ではチャイルドシートを短期で貸し出してくれるところがあります。北海道内の交通安全協会を例にご紹介します。

その地域の交通安全協会の会員であれば誰でもOK

交通安全協会で貸し出しをしているチャイルドシートを借りるための条件は、それぞれの地域の交通安全協会の会員であること。

「年末年始やお盆、ゴールデンウィークなどに、地元にいらっしゃるおじいちゃんおばあちゃんが会員で、帰省をされるお孫さんのために借りたいということが多いですね。ただ、もしどなたも会員でない場合は、その時点で会員になる手続きをしていただければ大丈夫です。こちらでは数日から15日間まで貸し出しています」(岩見沢地区交通安全協会)

帰省時期は重なることも多く、貸し出しの台数は各交通安全協会によりますので、早めの確認が必要でしょう。

チャイルドシートの普及・啓発のために

チャイルドシートを初めて購入する、使用するという保護者向けにも貸し出しをしてくれるそうです。

「チャイルドシートを試してみたいという会員にも貸し出しますよ。実際に使ってもらって、どんな感じなのか確かめた上で、それぞれに合ったものを購入していただければ。チャイルドシート・ジュニアシートを普及するためには大事なことだと思っています。帰省などの利用も含め2週間以内の貸出期限で、平成28年度の貸出実績は68台でした」(室蘭交通安全協会)

もちろん正しい取り付けも大切

「こちらでは原則として最大6ヶ月までの貸出期限となっていまして、新生児から使用できるチャイルドシートからジュニアシートまで用意しています。これらにはすべて取扱説明書がついています。正しい取り付け方法で使用していただきたいですね」(函館中央交通安全協会)

今回、お話を伺った3つの交通安全協会では貸し出しは無料とのことでしたが、ところによっては、有料のところもあるようです。また、地域によっては貸し出しを行っていないこともあります。その場合、各市町村で貸出しているところもありますので、問い合わせしてみるとよいでしょう。

帰省や旅行先でクルマをつかう予定が決まったら、早めにその地域の交通安全協会に問い合わせてみてはいかがでしょうか。その際、ぜひ、取扱説明書の有無を確かめることもおすすめします。大事な命を守るため、万全の準備で楽しい旅行・ドライブにしましょう。

※画像は全てイメージです

(取材・文:わたなべひろみ 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]

取材協力

岩見沢地区交通安全協会
室蘭交通安全協会
函館中央交通安全協会

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