参加台数1台のみ!? オーテックジャパン里帰りミーティングでレア車を探せ!
日産車のカスタムカーや福祉車両、商用特装車などを手掛けるオーテックジャパン。1年に1度、そのオーテックジャパンが手掛けた車両が一同に会する「オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング2018」が11月17日(土)に、大磯ロングビーチ駐車場で開催されました。
今年は前日まで天気予報に雨マークがつき当日の天気が心配されましたが、ふたを開けてみれば澄み渡る晴天。まさにオーテックジャパンのアイデンティティを象徴する「湘南ブルー」が広がる最高の1日となりました。
今回は318台、568名が参加した里帰りミーティング。昨年オーテックジャパン内にニスモカーズ事業部が設立されたことで参加資格が拡大したNISMOロードカーの参加が目立ちましたが、一方で1台しか参加車がいなかったレアなオーテック車も。そこで今回は参加台数1台のレアなオーテック車をピックアップします!
ウイングロード アクシス
2005年にデビューした3代目となるウイングロード。5ナンバーサイズのステーションワゴンとして需要があったため、今年の2月まで生産販売が続けられていたロングセラーモデルです。そんなウイングロードのオーテック車と言えば最後までラインナップされていた「ライダー」が知られるところですが、こちらは2012年までラインナップされていた高級志向の「アクシス」。ベース車にはないベージュ色のシートと木目調パネルで落ち着いた雰囲気が魅力の1台です。
エルグランド ジャンボタクシー
正面から見ると初代エルグランドですが、リアセクションが大きく張り出したこちらはエルグランドジャンボタクシー。日産の救急車、パラメディックと同じボディを使っていますが、こちらは定員10名となるタクシー用途を目的に作られた車両です。現在はキャンピングカー登録となってリアセクションにはキャンピングカーの架装がされていますが、元々は実際にタクシーとして使われていた車両なんだとか。
ブルーバード SSS-R
何の変哲もない中型セダンのブルーバードにアテーサE-TSと呼ばれるフルタイム4WDシステムや、専用チューニングが施されたツインカムターボエンジンを搭載。ラリー競技に出場する前提で作られたのが、SSS-Rでした。当時の販売窓口はNISMOでしたが、オーテックジャパンが開発し、日産自動車で製造していたということで参加資格のあるモデルというワケなのです。
オーテック ザガート ステルビオ
オーテックジャパンとイタリアのカロッツェリア・ザガートが共同開発したスペシャリティクーペであるステルビオ。ベースは2代目レパードの3リッターターボエンジン搭載車ですが、ほぼ面影がないレベルで手が加えられているモデルです。車検証も車名はニッサンではなくオーテックザガート、車両型式もE-F31改ではなくE-AZ1と全く別車種として扱われているのです。当時の価格は1870万円と価格もスペシャルな1台でした。
セントラNISMO
日本では販売されていないセントラのNISMO仕様が大磯ロングビーチに初登場。こちらのモデルは北米市場で販売されているもので並行輸入されたものですが、昨年からNISMOロードカーは全てOKということで堂々の参加となりました。ベースは日本で販売されているシルフィと共通ですが、1.6リッターターボエンジンに6速MTという組み合わせで、日本で販売しても人気となりそうなモデルですね。
オーテックジャパンは30年以上の歴史があるため、オーテック仕様の車種も数多く存在しています。メジャーではない車種が逆に脚光を浴びるかもしれない里帰りミーティング。来年はあなたもオーテック車で参加してみてはいかがでしょうか?
(取材・文:小鮒康一 編集:ミノシマタカコ+ノオト)
[ガズー編集部]