高速道路のSA・PAのブランド「YASMOCCA」を解剖！

NEXCO東日本のサービスエリア（SA）とパーキングエリア（PA）は、2016年7月から中・小規模のSA・PAの56店舗を「YASMOCCA （ヤスモッカ）」というブランドで展開しています。YASMOCCAが目指すのは「いつも『ホッと』があるお店」。笑顔と挨拶を徹底し、常にクリンリネス（施設・設備の清潔さや、スタッフの整えられた身だしなみ）な環境を保ち、先を急ぐドライバーに、束の間ほっとする温かみを与える存在感のある店舗です。

具体的に「YASMOCCA」とは、どんな特徴を持った施設なのでしょうか。

・「美味しい」「リーズナブル」「スピーディー」「安全・安心」の食事を提供。
・各地自慢の食材を使い、そのSA・PAでしか食べられない「地域メニュー」や、その時期ならではの「季節メニュー」を用意。高速道路で毎日食事するドライバーも飽きのこないバラエティー豊かなメニュー。
・「YASMOCCA」すべての店舗で、オープンから10時までの限定で「朝定食」（580円／税込）や、特盛・大盛等のボリュームを選択できる「鶏唐揚定食」（普通4個780円／大盛6個880円／特盛8個980円、すべて税込）を提供。その他、簡単に食べられる定番メニューのそばやうどん、カレーなどももちろんラインナップ。
・大規模なSA・PAにしかなかった温かいお茶を提供する給茶機を設置。
・ドライバーの「欲しい」を満たす生活必需品や日用雑貨品の充実な取り揃え。

このように、「あったらありがたい」「ちょっと寄って満足できる」施設内容となっています。これなら一般のドライバーはもちろんのこと、長距離運転ドライバーやドラック運転手もさらに使いやすいですよね。

また、各店のフードコートにも「わかりやすい・使いやすい」配慮がいっぱいです。基本的に食券スタイルですが、券売機内の表示も大きくわかりやすくて、選びやすい統一感のある見た目。客席も一定の通路幅を確保し、一人席もグループ席もあります。そして地域に密着した運営を基本とし、土地柄・季節感を大切にした空間作りを行っています。

ちなみに、地域性溢れるメニューとして関越自動車道 谷川岳PA（下）で食べられるのは「谷川岳名物もつ煮込み定食」（750円/税込）をご紹介。谷川岳水系のおいしい水を使って煮込まれたもつ煮は絶品。国産原料にこだわり、手間暇かけたおいしさに、リピーター続出です。

東北自動車道・安積PA（上・下）は、トラックドライバーもうれしい24時間営業です。コインシャワーも使えるし、ショッピングコーナー（一部）もずっと開いています。深夜の走行、しっかりシャキッと目覚めるためにもシャワーを浴びるのは有効な手段ですよね。それに、「今、コレが欲しい！」といった急に入り用になる商品も買えるのはありがたいことです。

ちなみに安積PA（下）に行ったら、ぜひ「福島豚丼」（980円/税込）を！ 福島県産の豚肉をガーリックチップとともにタレで香ばしく焼いたものがご飯の上にずらっと乗っています。添えられた大根おろしと高菜がタレ焼き豚肉の旨みを引き立てます。

「YASMOCCA」は、大規模SA・PAまで頑張らなくても、ドライバーのかゆいところに手が届く店舗です。賢く活用して、さらに高速道路を快適に走行してください。

（取材・文：別役ちひろ　編集：ミノシマタカコ＋ノオト）

[ガズー編集部]

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