蟲笛(むしぶえ)がモチーフ。笛を吹けばタクシーが来る三和交通「タクシーホイッスル」
最近では、アプリを使って手軽にタクシーが呼べるようになりましたが、独自の企画を生み出す三和交通では笛を吹けばタクシーが呼べるサービスを、2019年1月末リリースに向けて開発中なのだとか。まるで魔法の笛のような「タクシーホイッスル」について、株式会社三和交通統轄本部 眞壁広貴さんにお話を伺いました。
タクシーホイッスルとは?
――タクシーホイッスルとは、どのようなサービスなのでしょうか。
タクシーを呼びたい場所から笛を吹くだけでタクシーが来るというサービスです。現在開発中で、クラウドファンディングに支援していただいた方には、2019年1月末頃までにお届けする予定となっており、同じタイミングで一般のお客様へもリリースできればと考えています。
――どうして笛を吹くだけでタクシーが来てくれるのでしょうか。
タクシーホイッスルは、スマートフォンの専用アプリとBluetoothで接続して使用します。笛を吹いた場所の位置情報は、アプリを通じて取得。ドライバーへ通知しているんです。
――名前などを伝えなくてもいいんですね。
使用開始前に、アプリを使ってお名前や連絡先を登録しておくことで、配車予約と同時に、お名前と連絡先がタクシードライバーへ共有されるんです。そのため、電話での配車予約のように、名前や来て欲しい場所について都度伝える必要もありません。
支払いについても、事前にクレジットカード情報を登録しておくことで、降車時の支払いの手間も省くことができます。もちろん、降車時に現金やカードで支払うことも可能です。
――笛を吹いてから、どのくらいの時間でタクシーは到着しますか?
笛を鳴らした場所から近い場所にいるタクシーを手配しているため、最大で15分、早いと5分以内で到着します。神奈川県・東京・埼玉を中心とした三和交通の配車エリア内であれば、どこからでもお呼びいただけます。詳しい配車エリアは、三和交通のホームページよりご確認ください。
笛の形を起用した理由
――どうして「笛」だったのでしょうか?
2017年頃から「タクシーが呼べる魔法の笛を作りたい」という社長のアイデアがありました。もともとは、スタジオジブリの「風の谷のナウシカ」の蟲笛(むしぶえ)からインスピレーションを受けたのが始まりなんだそうです。アプリでの配車は、お年寄りやお子様には操作が難しい場合もあります。でも、笛であれば誰もが「吹くものだ」と認識できる点も笛をモチーフにした理由です。
もともとは防犯用ホイッスルとして販売されていたものを改良して作ったため、笛音量で85dbの音が鳴ります。大きめの音なので、はじめはビックリされるかもしれませんね。音が気になる方は、ボタンを長押しでもタクシーを呼ぶこともできます。
クラウドファンディングでは3日で目標金額50万円を達成!
- クラウドファンディング限定デザイン
――今回はクラウドファンディングを利用したんですね。何か理由はあるんですか?
タクシーホイッスルを販売したときに、どのくらいの需要や反響があるのかを知るために、今回クラウドファンディングを利用したんです。結果、想像していたよりもはるかに反応が良く、3日間で目標金額の50万円を達成することができました。
クラウドファンディングのリターンでは、「心霊スポット巡礼ツアー」や「裏ヨコハマ探索ツアー」などとタクシーホイッスルのセットや、限定デザインのタクシーホイッスルが人気でしたね。ブラックの限定デザインは、社内でも人気商品なんですよ(笑)。
――みなさん、自分のために購入されているのでしょうか。
「おじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントしたい」という声が圧倒的に多かったですね。電話をかけることやスマホ操作が難しいお年寄りにとっては、とても便利に使っていただけると思います。
まさに魔法の笛のようなタクシーホイッスル。電話をかけることができない時や、高齢者にとっても画期的なグッズになりそうですね。実際に利用できるのは、2019年1月末以降。とても楽しみです。
(文:橋本結花 編集:ミノシマタカコ+ノオト)
[ガズー編集部]
<取材協力>
三和交通株式会社(https://www.sanwakoutsu.co.jp/)
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