SA・PAに立ち寄ったら食べたいっ！ 各地の驚きコッペパン

ズドンとした見た目、はみ出る具材の魅力的な姿、どこか感じる青春の香り……。コッペパンとは、愛らしく、懐かしさを感じる永遠の小腹救世主。そんなコッペパン、NEXCO東日本管轄の高速道路のサービスエリア（SA）やパーキングエリア（PA）では、ユニークな進化を遂げています。もう、これは立ち寄ったら食べるしかない！（価格はすべて税込）

東北の雄・伊達政宗のお膝元・宮城県仙台市。仙台の味と言えば、牛タン！ 市街地にほど近い東北自動車道 菅生PA（下）では、スパイスが効いた牛タン入りのフランクフルトを甘めのドックパンに挟んだ「牛たん入りフランクサンド」（500円）があります。かなり大きくて太いフランクフルトがサンドされているので、大きく口を開けて豪快にかぶりつきましょう。

埼玉県川越市の北西に位置する関越自動車道 高坂SA（下）では、地元・川越の老舗醤油蔵「松本醤油店」のはつかり醤油を使った「初雁醤油のみたらし団子コッペ」（250円）があります。はつかり醤油は、通常、熟成期間が1年のところ、倍の2年熟成した天然醸造醤油。こちらを使って、みたらし団子の餡を作り、ホイップクリームの上にドンと1本。この見た目、スマホのカメラは即起動ですよね。

栃木県宇都宮市に来たなら、餃子。これ、鉄板のグルメですよね。東北自動車道 大谷PA（上下）では、コッペパンに餃子を挟んでしまいました！　その名も「餃子ドッグ」（390円）。タレの酸味と肉の旨みを合わせたおいしさはやみつきになること必至。なんと2000年4月から販売しているそうで、大谷PAの看板メニューだそうです。ぜひアツアツのうちに食べちゃいましょう。

日本海側、北陸自動車道 米山SA（下）では、新潟県の柏崎や米山の名物「サバサンド」（300円）はいかがでしょう。遥か彼方、トルコ・イスタンブールのソウルフードを、日本人風にアレンジした専用コッペパンに、カラッと揚げたサバを挟んで。お好みで塩コショウやレモン汁を振りかけてもいいですね。

海老がたっぷり入った海老カツを、食物繊維たっぷりのチアシードを混ぜた胚芽コッペパンで挟んだ「えびカツドック」（390円）があるのは、東北自動車道 岩手山SA（下）。コッペパンからはみ出るほどの海老カツがドンと入ったその見た目は、ボリューム感たっぷり。食べ応えもバッチリです。

どうしてこんなに大きなチキンカツを挟んだのか、と思ってしまうこと請け合いの「ビッグチキンカツ」（500円）は関越自動車道 高坂SA（下）で販売中。その大きさなんと170g！！挟んでいるパンがかわいらしく見えてしまうような大きさのチキンカツです。

少し贅沢な気分を味わいたいのなら、東北自動車道 上河内SA（上）で販売する「はみ出るローストビーフサンド」（600円）をどうぞ。その名の通り、柔らかく、味わい深いローストビーフがたっぷり入っています。

埼玉県北部、群馬県の手前にある関越自動車道 上里SA（上）には、大学芋ならぬ「ふわふわ中学芋コッペパン」（500円）が。大学芋より少し小さめなサツマイモの蜜がけがモリモリっと乗ったホイップクリームにゴロゴロ。見た目も味わいも甘くて贅沢！

東北自動車道 那須高原SA（上）では、フレッシュのピーナッツペーストを使った「フレッシュピーナッツドッグ・チョコバナナ」（450円）を販売。その場でペースト状に挽いた生のピーナッツに、甘いバナナとチョコをトッピングしたものがパンに挟まれていて、とっても濃厚な味わい。甘いものに目がない人にピッタリ！

これぞシンプル極上スイーツ！ 東北自動車道 菅生PA（下）の「揚げパンソフト（バニラ）」（360円）は、シンプルに揚げたてのコッペパンにたっぷりのソフトクリームをIN。冷アツのおいしさはもう、やみつきです。なんでも若い人たちがフライドポテトにソフトクリームをつけて食べていたことから思いついたアイディアメニューだとか。季節にはイチゴやずんだなどのフレーバーが楽しめるほか（各400円）、バニラとチョコのミックスが入ったバージョンもあるそうです（500円）。

各SA・PAごとにアイディア満載！ SA・PAに立ち寄ったら、思いっきり伸びをして、ちょっと小腹が空いたら、こんなアイディアコッペパンに決まりですね！

＜取材協力＞
▼NEXCO東日本
URL：https://www.driveplaza.com/

（取材・文：別役ちひろ　編集：ミノシマタカコ＋ノオト）

[ガズー編集部]