見学も可能!MEGA WEBでヒストリックカーを蘇らせる「レストアピット」
東京・お台場でクラシックカーの展示が見られる「MEGA WEB ヒストリーガレージ」。実はここ、単に古いクルマを展示しているだけのスペースではありません。なんと、この場所でレストアも行っているのです。今回はこの「レストアピット」と、ここで数々のヒストリックカーを蘇らせてきた“匠たち”をご紹介します。
MEGA WEBレストアピットとは?
「レストアピット」とは、その名の通り、クラッシックカーをレストアする作業場で、MEGA WEBヒストリーガレージの1階にあります。大きなガラス越しに中を見ることができ、実際に中に入ってレストア作業を見学することも可能です。ここでは、MEGA WEBの展示車のレストアだけにとどまらず、トヨタ博物館の収蔵車両も手がけているそう。
レストア作業にあたっている匠たちは、トヨタテクノクラフト(現・株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)出身者を中心に、数々の現場をわたり歩いてきたベテランの方々。展示施設の要である展示車があるのは、この匠たちがいるからこそなのです。
苦労の連続の末にヒストリックカーは蘇る
一言でレストアと言っても、古いクルマの修繕やメンテナンスをするのは並大抵のことではありません。レストアピットで20年以上にわたって作業に当たる斉藤忠夫さんは、「苦労の連続です」と言います。
「古いクルマは部品がないし、資料も少ない。レストアベースの車両が来てから、構造や状態を判断しますから一筋縄ではいきません。ガラス越しに見られながら作業を行う緊張感もありますね。パーツメーカーの方が見にこられることもあります。そんな中で、1台1台細部にまでこだわってレストアを行っています」(斉藤さん)
日本国内であっても、輸入車の方が古い車種のパーツは手に入りやすいとか。手に入らないパーツは、ピット内にある工作機械で匠たちが造っているそうです。このような苦労を経て、美しいヒストリックカーが仕上がっているのですね。展示に限らず、試乗会などのイベントで実際に走行することもあるので、走行に関する部分もしっかりとレストアされます。
外から様子が見えるピットは、扉をノックして中を見学することもウェルカムとのこと。レストア中の車両を間近で見てメカニズムを観察するのはもちろん、タイミングによっては匠たちと話をすることも可能だそう。
これまでに携わってきクルマについてのエピソードや、ここでしか聞けない裏話も聞けてしまうかもしれません。中には、定期的に匠たちとお話しにくる方や、週に2回レストアピットに足を運ぶ方もいるそうです。
クルマ好きなら一度は訪れる価値あり!
レストアピットの見学可能時間は11:00~18:00(お昼休憩12:00~13:00)で、年末年始やお盆時期などを除きオープンしているとのこと(詳しいスケジュールはMEGA WEBホームページでご確認を)。
MEGA WEBヒストリーガレージに行くことがあれば、外から眺めるだけでなくぜひ一度ピットの中に足を踏み入れてみてください。ボディから降ろされたエンジンや、各部のユニットが取り外され丸裸にされたボディなど、メカ好きにはたまらない光景が広がっています。少し入りづらいと感じたら、近くのスタッフに声をかければ案内もしてくれるそうです。
(取材・文・写真:西川昇吾 編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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