【初心者向け】ファーストカーを買いたい！　購入や維持に、どんなお金が必要か調べてみた

ドライブや買い物など、日々の暮らしをアップデートしてくれるマイカー。免許を取得後、さっそくクルマの購入を検討するも、購入資金や維持費を考えて躊躇している人もいるかもしれません。

そこで今回は、実際にクルマを購入、維持するためにはどんな費用がかかるのか調べてみました！

クルマの購入時にかかる費用は、大きく分けて「車両価格」「税金」「保険」「その他諸費用」の4つ。車両本体以外にも、税金やさまざまな手続きに費用がかかるので、クルマ選びの際に想定しておくと安心です。

＜車両価格＞
車両本体の価格は、新車か中古車、メーカー、年式によって異なります。中古車を買う場合には、メンテナンスなどの費用がかかる可能性が高いので、よく考えて購入しましょう。また、一括で支払うのが難しいときには、ローンを使って分割で支払うことも可能です。

＜税金＞
車両代金に付随する「消費税」のほかに、50万円以上のクルマには「自動車取得税」がかかります。新車で購入した際には車両価格の3％、中古車では総務省規定の残価率を元に算出されます。そのほか、「自動車重量税」と「自動車税」も同時に必要です。

※自動車取得税は、消費税増税に伴い廃止されます。

＜保険料＞
保険料には、自賠責と言われる必須加入の「自動車損害賠償責任保険」と、万が一の事故などに備えて加入する任意保険があります。

「自賠責保険」は、クルマの所有者に義務付けられているもので、保険料は契約年数や車種によって金額が異なります。未加入の場合は車検を通すことができず、期限が切れたクルマを公道で走らせると罰金などが課せられます。

「自賠責保険」は交通事故の被害者救済を目的としているため、物損などは対象外となっています。そのため、相手のクルマや自分のクルマ、建物などへの補償は「任意保険」に加入してまかなうことになります。なお、保険料は年齢や補償内容によっても異なるので、保険会社へ見積もりをとって確認しましょう。

＜その他の諸費用＞
「自動車保管場所証明書」「検査登録」「希望ナンバープレート」などの費用が必要となります。

クルマを取得する際、どこに保管するかを申請する「自動車保管場所証明書」（一般的に、車庫証明と言われています）が必要です。自分で手続きをする場合は、普通自動車なら3,000円程度必要となります（地域によって変わります）。

また通称「車検」と言われる「検査登録」も必要です。新たに自動車を使用しようとするときやいったん使用することを中断する手続きを行った中古車は、新規検査や新規登録を行う必要があります。新規登録の手数料は1,000円ほど、新規検査の手数料は500～2,000円ほどになります。通常ディーラーなどに依頼しますが、自分自身で運輸局に持ち込んで受検することも可能です。

「検査登録手続き費用」も販売店に依頼する場合が多く、こちらも10,000円程度かかります。どちらも、自分で手続きをする場合には3,000円程度となります。

また、希望の番号のナンバープレートを申請する場合、これらに追加で5,000円程度の費用がかかります。

クルマを購入する際に想定しづらいのが、使い方によって大幅に変わってくる維持費。自動車税や重量税などの「税金」、走行に必要な「駐車場代」「ガソリン代」「高速代」などがかかります。

＜税金＞
維持にかかる主な税金は「自動車税」と「自動車重量税」の2種類です。

「自動車税」は、毎年4月1日時点の所有者に対して課せられるもの。排気量によって金額が異なりますが、一般的なコンパクトカーは年間35,000円ほどかかります。軽自動車には「軽自動車税」がかかってきます。また「自動車重量税」は車両の重さによって異なり、コンパクトカーの場合は年間4,100円〜となっています。

また、クルマを動かす燃料となるガソリンの購入にも「ガソリン税」と言われる税金がかかってきます。同時に消費税もかかってくることもお忘れなく。

クルマの購入や維持にはどのくらいの費用がかかるかを知ることで、マイカーライフも現実味を帯びてくるのではないでしょうか。一般的に、軽自動車やコンパクトカーは維持費が安いと言われてきましたが、税金面ではエコカーを対象とした減税なども行われています。そういった制度を上手に利用して、憧れのマイカーライフへの第一歩を踏み出しましょう！

（文：橋本結花　編集：ミノシマタカコ＋ノオト）

[ガズー編集部]