リニューアルした「Pasar(パサール)三芳」のお持ち帰りグルメをチェック!
関越自動車道の東京への玄関口となるPA(パーキングエリア)が、「三芳PA(上り)」。「Pasar(パサール)三芳」とも呼ばれるエリアです。東京側の入り口となる練馬ICからわずか15㎞ほどにある、東京へ帰るときの最後のPAでもあります。
その「Pasar(パサール)三芳」が、2019年12月にリニューアル。そこで、どんなグルメが楽しめるのかをチェックしてきました。
- 高速道路の道ナカ商業施設が「Pasar(パサール)」。NEXCO東日本エリアにある5エリアのうちの1つが「Pasar(パサール)三芳」(写真提供:ネクセリア東日本)
10年目の区切りとなるリニューアル
Pasar(パサール)は普通のPAではなく、ちょっと凝ったPAに使われる名称で、意味合いとしては「いろいろなお店をたくさん用意した、“道ナカ”の商業施設」というもの。NEXCO東日本のエリア内に5カ所が存在していて、「Pasar(パサール)三芳」もその1つです。「三芳PA(上り)」が「Pasar(パサール)三芳」になったのは、2009年のこと。そして、10年目の区切りとして、2019年にリニューアルを行い、昨年12月にフードコートは6店あるうち3店が新しくなり、レストランもリニューアルしました。
- 6店中3店舗が新しくなったフードコート
さらに昨年12月の下旬にリニューアルの仕上げとして、施設内にあったテイクアウトのお店も4店が一気に新しくなることに。しかも、お店のあるエリアに新しい名称もできました。それが「小江戸お八つ小路」です。
- 昨年12月のリニューアルでテイクアウトのエリアが「小江戸 お八つ小路」に
“小江戸”で気づいた方がいるかもしれませんが、「Pasar(パサール)三芳」の近くにある大きな街が“小江戸”と呼ばれる川越です。その有名な観光地にあやかってできたのが、「小江戸お八つ小路」というわけです。
個性豊かな和風のグルメが楽しめる
「小江戸お八つ小路」と名乗るように、テイクアウトのお店も和風が基本となっています。おにぎりと玉子焼きを特徴とする「にぎり玉」。川越の名物であるさつまいも菓子の「芋や 富かわ」。そして、隠れた川越名物である焼きそばを提供する「大沢亭」。最後にソフトクリームの「鐘の木」。ここも、さつまいものソフトクリームが用意されているように4店とも和風かつ地元色というコンセプトになっています。
まず試食したのが「にぎり玉」で、大人気だという「三芳ロール オムライス」(300円)と、「三芳ロール 玉子焼き&うなぎ」(360円)です。ここ、「Pasar(パサール)三芳」だけのオリジナルのロールで、自慢の玉子焼きが入っているのがポイント。
- 「にぎり玉」の「三芳ロール オムライス」(300円)が左、「三芳ロール 玉子焼き&うなぎ」(360円)が右
「三芳ロール オムライス」は、埼玉自慢のSAIBOKUソーセージの旨味をケチャップライスの優しい味で、出汁しょう油の効いた玉子焼きが引き立てます。どこか懐かしい味です。一方の「三芳ロール 玉子焼き&うなぎ」は、完全にウナ丼の味。ウナギとそのタレの味が染みたごはんの強い味をダシの利いた玉子がしっかりと包み、贅沢な気分に浸ることができました。
川越の名物グルメをバラエティ豊かにいただきます
続いていただいたのが、川越の名物グルメとなる“さつまいも”。「芋や 富かわ」には、「焼き芋」(350円)や「芋けんぴ」(550円)といった定番モノもあって人気を集めますが、今回はお店のイチ押しでもある「さつまいもチップス」(380円)を試してみました。
- 「芋や 富かわ」の「さつまいもチップス」(380円)
見ての通り、さつまいもを薄くスライスし、それを素揚げして蜜をからめたもの。1枚かじってみると、カリっとした食感に“おっ”と好印象。その次の瞬間に、マイルドな甘みが口の中に広がりました。蜜に使われるきび砂糖のコクと芋本来の甘みが、うまくマッチしています。いつまでも飽きずに食べ続けてしまいそうな美味しさです。
そして次が「大沢亭」の「川越焼きそば」(500円)。こちらの特徴は“太麺”であること。見た目もそうですが、食べてみるとまるで“うどん”のようでした。
- 「大沢亭」の「川越焼きそば」(500円)
ソースはあまり甘くなく、キリっと麺自体の小麦粉の味わいを引き立ててくれます。具材は、キャベツと豚肉というシンプルなものですから、やはり主役は太い麺。焼きたての麺を味わう料理でしょう。
そして、最後のシメとなるデザートが「鐘の木」の「焼き芋ソフト パフェ」(680円)です。これは、グラスの中に本物の焼き芋が入っていて、その上にクリーム、さらには焼き芋ソフトが君臨するというもの。
- 「鐘の木」の「焼き芋ソフト パフェ」(680円)
すでに3品をこなし、相当にお腹もいっぱいになっていましたが、“これも仕事”と喝を入れ、スプーンをソフトクリームに差し込みます。かなりの甘さを想像していましたが、ねっとりとしたソフトクリームを口にすると、意外やマイルド。砂糖ではなく芋の甘みがメインで、グラスの中の焼き芋の甘みもとっても上品です。サクサクと完食することができました。
ドライブに疲れたけれど、目的地まであと少し……。そんな時には無理をせず、早め早めの休憩を入れるのが、安全・安心なドライブのコツとも言えます。東京へ向かうときの最後の三芳PA(上り)で、美味しいテイクアウト・グルメを楽しめば、すいたお腹だけでなく、疲れた心も癒してくれることでしょう。
(取材・文:鈴木ケンイチ 写真:鈴木ケンイチ、ネクセリア東日本 編集:木谷宗義+ノオト)
<関連リンク>
NEXCO東日本 Pasar(パサール)公式サイト
https://www.driveplaza.com/pasar/
Pasar(パサール)三芳 公式サイト
https://www.driveplaza.com/sapa/1800/1800011/1/
[ガズー編集部]
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