「映画×クルマ」の楽しみ再び!Do it Theaterの「ドライブインシアター」をレポート
「ドライブインシアター」は、巨大なスクリーンの前にクルマを並べ、車内から映画を楽しむアメリカで生まれの映画鑑賞スタイルです。日本では、1990年代にもデートスポットのひとつとして流行したものの、2000年代にひっそりと終焉……。
しかし、ソーシャルディスタンスが求められるようになって再び注目を集め、この春からさまざまな場所でドライブインシアターイベントが開催されています。
「車内で映画を観るってどういうこと?」と思う方もいるかもしれません。そこで、6月20日(日)にDo it Theater(株式会社ハッチ)が東京タワーにて開催した、「ドライブインシアター2020 東京タワー」の様子をご紹介します。
雰囲気バッチリ!東京タワーのふもとで映画鑑賞
今回の会場は、東京タワーの第一駐車場。検温やアルコール消毒をして会場に足を踏み入れると、さっそくテンションの上がるお出迎えが!
なんと、参加者全員におみやげが用意されていたのです。映画のお供の定番、ポップコーンや新作ドリンクなど、箱を開けたらワーッとテンションが上がりそうなものばかり。イベント会場には売店などがないため、こうした工夫がなされ、参加者は非日常を味わっていたようです。
楽しいのは映画だけじゃない!
この日、上映される作品は、2018年に公開されたアメリカのCGアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』。イベントでは、映画上映だけでなく「PKCZ®︎」によるライブや、映画評論家の有村昆さんによるYouTubeでの解説配信など、通常の映画鑑賞とは違う仕掛けが数多く用意されていました。
さらに、『スパイダーマン:スパイダーバース』の監督を努めた映画監督のピーター・ラムジー(Movie Director Peter Ramsey)氏からのビデオメッセージも。会場は「おぉ!」という興奮の声が湧き上がりました。
#ドライブインシアター2020
— Do it Theater |ドゥイット・シアター (@doittheater) June 20, 2020
間も無く上映開始です!!
ですが…なんと!スパイダーバースの監督
ピーター・ラムジー映画監督から
特別コメントをいただきました��
Anyone can wear the mask ��#スパイダーマン#SpiderMan pic.twitter.com/uaB5XCYTcC
ちなみに、上映作品に『スパイダーマン:スパイダーバース』が選ばれた理由には、新型コロナウイルスによる“マスク”つながりと、ご家族みんなで楽しめる作品をという気持ちが込められているとか。たしかに、これなら幅広い年齢の人が楽しめそうです。
クラウドファンディングで実現!
今、このタイミングでドライブインシアターを開催したことについて、Do it Theaterの代表の伊藤大地さんに、イベントについてお話をうかがいました。
「もともと私たちは、株式会社ハッチの中のシアター事業部『ドゥイットシアター』として、映画や野外イベントなどのプロデュース事業を行っていました。コロナ禍で映画ビジネスに携わる者として何ができるかを考え、本イベントを企画開催する運びとなりました」(伊藤さん)
イベントは2月に発案、3月からクラウドファンディングを開始し、今回の開催に至ったそうです。
「私たちは『みんなで作り上げる』を大切にしています。スタッフは有志で集まった方も多く、今日が初顔合わせという人もたくさんいます。また“みんな”には、応援してくださるお客様も当然含まれています。一体感を感じながらイベントを迎えたい。そんな気持ちが、クラウドファンディングでの資金調達にはありました」(伊藤さん)
さまざまな想いが形となって実現した今回のイベント。チケットは販売開始3分でソールドアウトしたと言いますから、注目度の高さが伺えます。会場には、さまざまな地域のナンバーのクルマが40台ほど集まり、イベントは盛り上がりを見せました。
「7月17日(金)〜19日(日)に大磯ロングビーチ、8月には大阪の万博記念公園でも、ドライブインシアターの開催を予定しています。映画は映画館や家だけで楽しむものじゃないことを、ぜひ体感していただきたいですね」(伊藤さん)
映画の新しい楽しみ方として再び注目を集め始めるドライブインシアター。ぜひみなさんも、ご家族や友達とソーシャルディスタンスを守りながら映画を、そしてドライブを楽しんでみてください。
【取材協力】
〜エンターテインメントの火を絶やさない〜
ドライブインシアター実現プロジェクト『ドライブインシアター2020』
<Do it Theaterについて>
Do it Theaterは「新しいシーンは、シアターからはじまる」をスローガンに、これまでにない最高のシアター体験を提供することを掲げたシアタープロデュースチームです。シアターを“意思を持つ人々が集う、新しいコミュニケーション空間”と捉え、これまでの概念にとらわれない、シアターやカルチャーの創造を目指しています。
公式WEBサイト:https://www.ditjapan.com/
公式ムービー:https://youtu.be/8eXXW2RpNJc
Twitter:https://twitter.com/doittheater
(取材・文:おおしまりえ 写真:Do it Theater 編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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