あの青いパトカーのキャラクターは、なんて名前?
- Ⓒ 1984, 2020 SANRIO CO.,LTD. TOKYO, JAPAN 著作㈱サンリオ
クルマが好きな人なら、可愛らしくデフォルメされたパトカーや消防車が、淡いパステルタッチで描かれたグッズを憶えていると思います。このキャラクターは何者なのか?どうして最近は見かけないのか?株式会社サンリオの広報担当者にお話を伺いながらその素性や謎に迫りました。
男の子向けにデザインされたキャラクター「ザ ラナバウツ」
トップの画像で各グッズに描かれている乗り物は「ザ ラナバウツ(THE RUNABOUTS)」という、株式会社サンリオのキャラクターです。サンリオといえば「ハローキティ」や「シナモロール」が有名ですよね。
1984年に制作が始まった「ザ ラナバウツ」。主に未就学児から小学生ぐらいの男の子に向けたもので、自動車、ヘリコプター、船といったさまざまな乗り物をキャラクターにしました。デザインは青を基調にカラフルな色合い。当時はクレヨンタッチでポップに描いたものからスタートしました。
デビューは1985年で、当初は男の子に向けたデスクトレーやハンカチなどに描かれて販売。プロフィールは「カラフルで楽しい乗りものたち。町も空も海も、このポップな乗りものたちのおかげで、いつもにぎやか。楽しさいっぱ~い!」で、現在も変わらず継承されています。
2007年、「ザ ラナバウツ」のキャラクターは時代に合わせてリニューアルされます。これまでは丸いフォルムのクルマたちがメインでしたが、より親しみやすさが出るよう、顔が加えられました。このリニューアルを知らないと「あのキャラクター、最近、見かけないな」と思ってしまうかもしれませんね。
現在、「ザ ラナバウツ」はベビー用品、入園用品、パジャマやTシャツ、靴下などのアパレル商品に幅広く展開。またクリスマスやバレンタインには、それぞれイベントに向けたお菓子といった、シーズン限定のアイテムも販売しています。
あなたは知っている?キャラクターたちの名前とプロフィール
実は「ザ ラナバウツ」のキャラクターには、それぞれ名前とプロフィールが設定されているのをご存じでしょうか。
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だんぷのだんちゃん:
だれとでもすぐに仲良しになれちゃう、主人公の男の子。気はやさしくて力持ち。 -
しょうぼうしゃのしょうくん:
正義感が強いしっかりもの。 -
パトカーのパットくん:
かけっこだいすき。とっても走るのがはやいよ。 -
きゅうきゅうしゃのキュっちー:
歌が得意な、明るい女の子。 -
ショベルカーのベルくん:
とっても器用ながんばりやさん
リニューアル前のイメージではパトカーが主役だったように感じられますが、現在はだんぷのだんちゃんが主役に抜擢されています。
「ザ ラナバウツ」のキャラクターがただの乗り物ではなく、それぞれ名前や性格があるとなると、「ハローキティ」や「シナモロール」、「シンカンセン」といったキャラクターたちとの関わりが気になるところ。しかしサンリオのキャラクターは世界が独立しており、コラボレートイベントなどの特別なとき以外は、関わりがないそうです。「ザ ラナバウツ」は可愛くて楽しい乗り物たちがポップに描かれる、独自の世界で活躍しています。
時代に合わせてリニューアルを行った「ザ ラナバウツ」。今後も子どもたちに夢を与える商品として展開しつづけます。
キャラクターではないけれど、サンリオの世界にはクルマがたくさん登場
「ザ ラナバウツ」以外でも、サンリオのキャラクターには、それぞれの世界に沿ったクルマが登場します。例えば「シナモロール」にはカフェワゴンが登場します。
- Ⓒ 2001, 2020 SANRIO CO.,LTD. TOKYO, JAPAN 著作㈱サンリオ
遠いお空の上で生まれた、白い子犬の男の子「シナモン」。一緒に住むお姉さんは、緑でいっぱいの公園の近くにある小さなカフェ「カフェ・シナモン」を営業しており、シナモンは看板犬として活躍しています。カフェワゴン「カフェ・シナモン」は、ときどき、公園や並木通りでお店を開いています。
他にも「ハローキティ」をはじめ、多くのキャラクターの世界にクルマは登場しています。
私たちが子どもの頃に見たクルマのキャラクターたちは、時代とともにリニューアルされ、今でも活躍していました。子どもから大人まで愛され続けているサンリオのキャラクターたち。幼少期の思い出が呼び起こされました。もしキャラクターグッズが好きなお子さんやお孫さんがいたら、会話のきっかけにもなるかもしれませんね。
<関連リンク>
株式会社サンリオ
https://www.sanrio.co.jp/
(文:糸井賢一 写真:株式会社サンリオ 編集:奥村みよ+ノオト)
[ガズー編集部]
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