絶対回避!あおり運転にあわない方法とは
昨今、高速道路をはじめとしてあおり運転が深刻化しており、世の中の車を運転する方々を困らせています。都市部などの交通量の多い地域に限らず、全国各地であおり運転は発生しており、問題となっています。
あおり運転とは、妨害運転のことで、他のクルマなどの通行を妨害する目的で、急ブレーキ禁止違反や車間距離不保持等の違反を行うことです。大変危険な運転であり、それが原因によるトラブルも多々あります。
最近は、悪質なあおり運転についてニュースでとりあげられたり、道中の看板や電光掲示板であおり運転を防止する対策がとられたりしております。
あおり運転は、周りの交通の方々に多大な迷惑をかける極めて悪質な行為です。まずはそのことを認識して、けして道路は自分一人のものではなく、周りと共存して使っていることを意識する必要があります。
とはいっても、自分がいくら注意して周りの方々に思いやりや配慮のある運転をしていても、乱暴で危険な運転をする車に出会うことはどうしてもあります。
ここで大事なのが、自ら回避することです。実は、あおり運転にあわないようにするための運転やと行動いうのがいくつかあります。
あおり運転にまき込まれてしまうと、危険がおよびますし、それでなくても運転していてイヤな気分になるので、いづれにしてもよろしいものではありません。
あおり運転を回避する方法を身につけて、ぜひ安全で快適な運転をしていきましょう。せのための方法を、これからいくつかお話ししていきます。
サンキューハザードを使用する
あおり運転にあわないためには、周りへの気づかいや対応が大事になります。まずは、周りからマナーがよくて良識のあるドライバーだと思ってもらえるような運転を心がけましょう。
その1つの行動として、サンキューハザードを積極的に使う手があります。サンキューハザードを使うことにより、周りの方々が気もちよく運転することができますし、それによりあおり運転にもあいづらくなります。
サンキューハザードとは、合流や車線変更の際に、道をゆずってくださった車に対してハザードをつけてお礼をする行為のことです。また、運転しているとうっかり強引に他の車の前に割り込んでしまったり、周りの方々へ危ない思いをさせてしまうことがあるかと思いますが、そのような時の謝罪の意思を伝えるためにも使えます。
運転は車のなかで行うのですが、車内は密閉空間のため、どうしても自分の意思や気もちが周りの方々に伝わりづらいですし、周りの方々からの情報も感じづらくなります。
限られたなかでもできる限りの意思表示をしていくことが安全でスムーズな運転をしていくためには大切になりますので、そのためにサンキューハザードを使うことがおすすめとなります。
サンキューハザード自体は、正式な道路交通法で決められているものではなく、ドライバー間のあいだでできたとされるものですが、使うことにより周囲の交通環境がよくなるのは間違いないため、個人的には使うことをおすすめします。
あおり運転をつくってしまう原因の1つに、無理やり他の車の前を入ってしまったり割りこんでしまったのに、お礼も謝罪の意思もみられないことにより、イライラやストレスを与えてしまうこともあげられます。
まずは、みなさんが気もちよく運転できることを心がけて、少しでも他の交通の方にご迷惑をおかけしたと思ったら、ためらわずに積極的にサンキューハザードを使用していくようにしましょう。
しかし、様々な人がいてサンキューハザードを嫌う人もいるのは事実です。過度に使うと反感を買いますので、基本はサンキューハザードを使用しなくても良い運転をすることが一番大事です。
基本的に走行車線を走行し、こまめに後方の確認をする
最近、高速道路や幹線道路公団発達により片側2車線以上の道路幅の広い道を運転する機会が増えてきました。そうすると、運転している方にとってはどの車線を走ってよいのか迷う機会も増えるているかもしれません。
片側2車線以上の道路の場合、基本的に一番右車線は追越車線となり、前車を追い越しするための車線で、速度を出しやすい車線となっています。
ところが、そのルールを知っているのか知らないのかわかりませんが、一番右車線を走行し続ける車をよくみかけます。もちろんNGです。
そこに、後ろから速度の速い車がやってきて車間距離をつめられて、その状況になってもなお頑として車線変更しない車なんかもあります。この場合、後方のクルマは、車間をつめるのも、追い越し車線を走り続けるのも両方ともNGです。
しかしこれは、あおり運転を生んでしまう原因となります。このような場合は、追い越し車線を継続して走ってはけないことを反省し走行車線に戻りましょう。意地を張るのは、後方車両のあおり運転を助長するだけでなく、自分自身が通行帯違反を継続することになります、。
そのためには、高速道路や幹線道路では前方や側方以外にも、こまめに後方も確認するようにしましょう。もし、後方から車がきた場合は、慌てず周囲の確認をしっかりしてから車線変更して、道をゆずると後方の車はさっといってしまうため、あおり運転にあわずにすみます。
あおってくる方がいけないといえばそれまでですが、あおられる原因をつくらないようにすることも、あおり運転を含めたトラブルをつくらないためには大切ですので、心がけて運転するようにしましょう。
乱暴だったり運転の荒そうな車からは極力離れる
いくらご自身が安全な運転をしていても、いわゆる外的要因によって、あおり運転を受けてしまう場合があります。運転していると、たまに乱暴で運転の荒いクルマに出会うことがあります。
やたらに車線変更する、左側から追い抜きする、すごい速度で接近してくる、ウィンカーをださない、ふらふらしているなど、ドキっとするような運転のクルマが乱暴な運転といえるのではないでしょうか
そのような車をみかけたら、なるべく早めに離れたり逃げたりすることをおすすめします。危険があるところに近づかないのは、安全かつ快適に運転していくための鉄則です。
危険度の高い車から逃げるためには、いち早くそのような車がくることを察知する能力が必要になります。そのためには、つねに視野を広げて周囲を確認する必要があります。
周囲の確認がつねにしっかりできていると、あおり運転にあわないだけでなく、危険な状況でも適切な対応がとりやすくなるため、運転していくうえでかなり重要な要素です。
警察の取り締まりが厳しくなってきたとはいえ、制限速度をはるかに超える速度で蛇行しながら走行し続ける、極めて危険なクルマ、バイクはまだまだ存在します。そのような車に変に絡まないように、素早く逃げることを心がけましょう。
さいごに
あおり運転はあおり運転している方に原因がありますが、実はあおり運転を受けている方の対応にきっかけがあることもあります。やはり、相手をイライラさせたりストレスになるような運転や行動をしないことが大切です。
そのためには、普段の運転マナーの向上にはじまり、運転中に周りの方々への思いやりや配慮をもつことが必要です。これには、日々積み重ねていくしかありません。
あおり運転による問題は深刻で、時には大規模なトラブルとなり全国的なニュースで取りあげられることもあります。あおり運転のニュースをみるたびに、正直いたたまれない気もちになります。
最近は、ドライブレコーダーが登場して性能がよくなっているため、万が一あおり運転を受けても、その時の記録を残すことができますが、それでも抑止になるだけで完全にあおり運転にあわなくなるわけではないので、あおり運転にあわないように心がけることが求められます。
私達の運転中の意識によって避けられるあおり運転もあるはずです。少しでも、悲惨なことが起きないように、そしてよりよい交通社会をつくっていけるように、できることからはじめてみましょう。
(テキスト:のっぴー、編集:GAZOO編集部 岡本)
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