とても便利!ハイウェイオアシスってどんなところ?
2005年10月にNEXCO3社が誕生してから、サービスエリア(以下SA)が充実したなと感じます。高速道路の休憩スポットとしての機能にとどまらず、私たちドライバーや訪れる人を楽しまさせてくれてます。
そんな、SAのなかでもハイウェイオアシスとよばれる施設は、2021年現在全国に29ヶ所設置されており、たくさんの人が連日訪れています。
そもそもハイウェイオアシスとは何なのでしょうか。
サービスエリアを越えた、テーマパーク!!
ハイウェイオアシスは、高速道路のSAやパークエリアと地元の公園や地域振興施設による複合施設です。通常のSAと同じくらいの施設規模ですが、SA外の地元施設が充実しています。
これは、全国各地から利用者を集めるために、地元が地域の特色を演出しているからなのです。そのため、サービスエリアの領域を超えた、一種のテーマパークとして、たくさんの方々に親しまれているのです。
またSAサービスエリアは高速道路利用者のみ、地元の施設は一般道利用者のみが利用できるようになっていますが、ハイウェイオアシスはお互いの施設をそれぞれ専用の駐車場に停めて利用ができることです。
そのため、高速道路利用者はSA外の地元の施設を利用でき、地元の方は、本来なら高速道路を利用しないと入れない、SAの施設を利用することができるのです。(最近は、一般道から利用できるSAが幾つかあります)
観覧車、水族館、温泉施設が併設されたハイウェイオアシス
サービスエリアもNEXCO各社により、年々サービスエリアごとに特色がでてきました。
例えば、東名の富士川SAの観覧車、東海環状道の美濃加茂SAや徳島道の吉野川SAの温泉などがあげられます。富士川SAの観覧車からの富士山と富士川の景色は、高速道路のなかでも上位に入る絶景ポイントです。また観覧車や温泉を設置しているハイウェイオアシスは上記以外にも多くあります。
そして東海北陸道の川島PAは、観覧車以外に、水族館も併設されているのです。
「世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ」という名称の水族館で、地元の木曽川や長良川の上流から河口までと世界の淡水魚をテーマとしていて、淡水魚水族館としては世界最大級をほこります。
また、伊勢湾岸道の刈谷PAは観覧車や温泉以外に、メリーゴーランドやゴーカート、小規模な遊園地が併設されており人気があります。また刈谷PAはデラックストイレとよばれる、全国的にも珍しいトイレなど、楽しめる要素が満載です。
刈谷PAは、2017年に累計来場者数1億人を突破、年間来場者数は、東京ディズニーリゾート、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンについで第3位です。
おすすめのハイウェイオアシス
神戸淡路鳴門道にある淡路SA、こちらは、淡路という名前がついているとおり、兵庫県の離島淡路島にあるハイウェイオアシスです。
淡路SAの特長は、展望広場や観覧車からみられる瀬戸内海と明石海峡大橋のパノラマ絶景。夜の明石海峡大橋や本州の夜景、ライトアップされた観覧車もみどころです。
芝生広場ではパラグライダー体験や、遊具もいくつか設置されており、お子様連れのご家族で楽しめます。
食事は、地元淡路名産の淡路牛や魚介類、淡路たまねぎを使用したご当地グルメがいただける他、淡路SA敷地内には近隣の明石市名産の明石焼きも販売されており、美味です。
私は淡路SAを訪れたとき、敷地規模の大きさ、施設の充実さ、そして景色のすばらしさに感動と驚きの連続でした。私の大好きなスターバックスも入っており、スタバのドリンクを飲みながら明石海峡大橋と瀬戸内海の壮大な景色をみたのはいまでもいい思い出でです。ハイウェイオアシスの中でも一番衝撃をうけたので記憶に残っています。
2021年5月15日(土)には大人気RPGのドラゴンクエストのテーマパーク、「ドラゴンクエストアイランド~大魔王ゾーマとはじまりの島~」がオープンしました。ぜひ、観光地めぐりと一緒にドラゴンクエストアイランドのテーマパークや、淡路SAのハイウェイオアシスでのひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。
淡路SAを含む淡路島へは、ETC周遊プランの「JB本四高速セットプラン」で四国観光と合わせていくのがおすすめです。
こちらのプランは本州四国連絡線と四国の高速道路が乗り降りし放題で、連続する2日間で普通車9800円、3日間で10400円での販売となります。この機会にぜひ、淡路SAや淡路島へいってみましょう。
続々とオープンするハイウェイオアシス
つまり、SAは高速道路利用者だけが利用する休憩だけのための施設から脱却しようとしてます。その最先端をいっているのがハイウェイオアシスなんです。
NEXCO各社や地域自治体の方々のご尽力により、現在では日本各地にハイウェイオアシスが設置されるようになり、高速道路の利用がますます楽しくなってきています。
2023年度には中央道の終点小牧東IC~小牧JCTに新しいハイウェイオアシスがオープンする予定になっているのをはじめ、今後も全国各地に新しいハイウェイオアシスができる予定になっています。
今後のハイウェイオアシスの発展に期待しながら、ぜひみなさんならではのお気に入りのハイウェイオアシスをみつける旅にでかけてみましょう。
(テキスト:のっぴー、編集:GAZOO編集部 岡本)
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