NEXCO管轄高速道路から都市高速に移動する時に気をつけるべき3つのポイント
日本の大動脈である東名高速や名神高速道路などから、大都市の中を毛細血管のように張り巡らされている都市高速へ移動する際に、気をつけて欲しいポイントが3つあります。
そもそも、NEXCOが管轄する高速道路は長距離移動を目的としますが、都市高速は主に、都市圏内のスムーズな移動が目的であるため、物理的にも異なる部分が多いのです。
気を付けたいポイント
1.最高速度の低下
一番気をつけたいポイントは、当たり前ですが「制限速度」です。基本的にNEXCO管轄の高速道路から都市高速に入る際は、制限速度が低下する傾向にあります。
例えば、東名~首都高3号渋谷線のように、制限速度が100㎞/hのところから60㎞/hへと大幅に低下します。しかし、制限速度が変わっているのに、NEXCOが管轄する高速道路の速度で走行している車をよくみかけます。
理由は2点考えられます。
1点目は、管轄している高速道路が変わったことに気が付いていない可能性があります。例えば、東名の東京ICや東北自動車道の川口JCTのように、上り線を走行していてNEXCO管轄の高速道路が終点となる、インター番号の1番を通過した直後や、その1~2キロ手前で、制限速度が変わることが多く、気がつかない人もいるかもしれません。
ナビが説明してくれればありがたいのですが、管轄が変わることを意識して、看板を自分の目でしっかり確認するようにしましょう。
2点目は、管轄している高速道路が変わったことに気が付いているのにも関わらず、惰性で運転してしまっている可能性があります。そのようなドライバーは意外と多いのかもしれません。制限速度を意識して、しっかり行動に移すことが大切ですね。
2.車間距離が短くなりがち
NEXCO管轄の高速道路から都市高速へと切り替わると、車の量が増え、高速道路を乗り降りする車も増えます。
そうなると、NEXCO管轄の高速のように同一速度で走り続けることが難しくなってきます。また、右側への出口や右車線からの合流というポイントが増えます。
そのため気が付くと、一般道のように、前の車との車間距離が近くなっているのです。
ちょっとしたことで追突事故を起こしやすい環境に自分がいる、ということを意識することが大切です。車間距離は、心の余裕の距離です。我先という気持ちを捨て、落ち着いて運転しましょう。
3.わかりにくいランプや分岐点
NEXCO管轄の高速道路から都市高速に移動する場合、料金所が設置されています。
料金所より先で、行先がわかれているケースがあります。行先看板を見ても何が正しいのかよくわからず、間違えてしまうことも多々あります。
また、都市高速は、ランプと呼ばれる高速道路の出入口、分岐、合流地点が多いため、巡航できていたNEXCO管轄の高速道路から移動してくるとより間違えやすく、注意が必要です。
車線の行先方向を指示してくれるナビを使って、しっかりナビ設定をすることをおすすめします。
まずは、自分自身で「走行している路線が切り替わった」ということを意識づけすることが一番重要なのかもしれません。
(テキスト/写真:のっぴー、編集:GAZOO編集部)
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