分岐が多い「山陽自動車道」を気持ちよく走行するポイント
中国地方を貫く高速道路として、かつては、中国地方のほぼ中央部を縦断する中国自動車道(以下 中国道)がメインルートでしたが、1997年12月に山陽道の本線が全線開通してからは、山陽道がメインルートとして利用されるようになりました。
山陽道は、比較的新しい路線のため、カーブや起伏が少なく、走行しやすい道路形状なのですが、分岐が多くあります。多数の分岐に負けず、気持ちよく走行するためのポイントについて説明します。山陽自動車道を利用する方は参考にしてみてください。
山陽自動車道に分岐が多い理由
山陽道は、兵庫県神戸市「神戸JCT」~山口県山口市「山口JCT」までの本線と、兵庫県「木見支線」、岡山県「倉敷早島支線」、山口県「宇部下関支線」の3つの支線で構成されています。
特異な道路構成
本線の起点と終点が分岐になっていることに加え、支線や厳密には別道路(廿日市JCT~大竹JCTの広島岩国道路)となる区間がある構成により、分岐が多くなっています。
中国道との関係
山陽道起点の神戸JCTが、中国道・新名神と接続。本線終点の山口JCTでは中国道と接続しています。そして、中国地方は、南側を山陽道、中央部を中国道、北側を山陰自動車道が縦断していて、それぞれの路線を繋ぐための横断路線がいくつか設けられています。1つ北側を通る中国道との関係性が強く、途中に中国道と接続する路線がいくつか設置されていることから、分岐が多くなっています。
四国との関係
横に四国が存在することから、本州と四国を結ぶ連絡道路が3つあり、その全てが山陽道本線から、支線や高規格道路を経て接続しているため、分岐の数が多くなっています。
しかも、道路表記としてのジャンクション以外にも、兵庫県の「山陽姫路東IC」、広島県の「広島東IC」、山口県の「山口南IC」のように、一度、山陽道のインターを降りてから別路線に入るという構造のところもあり、複雑になってます。
気持ちよく走るためのポイント
山陽道で分岐で迷わず走行するには、出発前や山陽道に入る手前で、目的地までのルートをしっかり確認することが肝心です。
1点目のポイントは、自分が分岐するジャンクション名を頭にいれておくことです。
似たような名称のインターやジャンクションがありますので、正確に覚えることが重要です。ナビや高速道路路線図を利用して、山陽道や自分の通るルートについての予習しておくことが大事です。
2点目は、集中力や注意力を維持することです。
山陽道は、カーブや起伏が少ないため、分岐が多いこと以外はとても走行しやすい道路、多くの区間が時速100㎞/hに設定されています。道路としては「刺激の少なめな平坦な道路」のため、“漫然運転”になりやすいですので気をつけましょう。
3点目は、SAを楽しむことです。
各県にサービスエリアがあり、地元の特色をいかしたグルメが堪能できます。主なところでは、兵庫県の三木SAでは明石名物「明石焼き」、広島県の福山SAでは尾道名物「尾道ラーメン」などがあげられます。
山陽道は本線のみで約420キロもありますので、走りがいのあるの高速道路です。分岐が多いかつ、複雑な構造の場所もありますが、サービスエリアは8つあり、パーキングエリアと合わせて、休憩ポイントを上手に活用しましょう。
ポイントをしっかり押さえて、ぜひ山陽道のドライブを楽しんでください!
(テキスト:のっぴー、写真AC、編集:GAZOO編集部)
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