超複雑!東名高速道路 横浜青葉ICの分岐と出口について解説
年々、高速道路の総延長が延び、便利で快適になってきましたが、その弊害として複雑なインターチェンジやジャンクションが増えています。
特に、多くのドライバーにとって、難所と言われるICやジャンクションが東名の「横浜青葉IC」です。
東名の横浜青葉ICマスターになるための秘策についてお話ししていきます。
横浜青葉IC建設の経緯
1998年3月、横浜北西部の交通利便性の向上と、近隣の「横浜IC」(現 横浜町田IC)の渋滞緩和を目的として横浜青葉ICが開設されました。
2020年3月、更に利便性を高めるため、新たに開通した首都高横浜北西線と接続。東名と首都高では、管轄会社が異なるため料金形態は別で運用しています。
横浜青葉IC “東名側”の方が複雑
東名と横浜青葉ICに、首都高への接続部分を追加でつなげたため、かなり無理やりともいえる接続方法になっています。
そして、東名上下線から、横浜青葉ICで降りようとすると、数百メートル進んだところに「出口方面」と「首都高方面」への分岐が登場します。
進行方向を間違えないように、分岐の構造を認識しておくことが大事です。
- 上り線(東京方面)・・・左側が出口方面、右側が首都高方面
- 下り線(名古屋・静岡方面)・・・左側が首都高方面、右側が出口方面
もし、出口方面が目的であるのに、誤って首都高方面へいってしまうと、首都高横浜北西線の次の横浜港北JCTの出入り口を利用してUターンをするしかありません。
横浜青葉ICの“首都高側”は複雑でない
首都高横浜北西線を東名方面に進み、横浜北西トンネルを越えると、まもなく首都高上で横浜青葉の出口方面へ向かう分岐が登場します。出口方面へは右側の車線から分岐するので注意が必要です。
その後、数百メートル進むと、料金所を経て東名の上下線への分岐が現れます。
東名への分岐の看板には、東京方面と静岡方面と表示されています。目的地が遠方であれば迷うことはないですが、目的地が川崎や厚木など割と近い場合は、どちらに行くべきなのか、迷うドライバーさんもいます。これは事前に確認しておく必要があります。
一般道の出口が4方面に分岐する
料金所を出ると、
右側:「国道246号線方面」
左側:元々通っていた「一般道方面」
という2つの分岐があります。
料金所の右側からは、首都高横浜北西線からのクルマが合流しますので、注意が必要です。
●「①一般道方面」:元々通っていた一般道の方は、その後カーブをして一般道と接続するT字路にあたります。
●「②国道246号線方面」へ向かうとさらに、
右側:「③渋谷・市ヶ尾方面」
左側:「④厚木・青葉台方面」
へと分岐します。高速道路の料金所を過ぎて、出口の分岐を数回行うところは珍しく、ここが横浜青葉ICの複雑さにつながっています。
間違えないようにするために、料金所通過後に分岐があることの認識と、目的地までのルートを予習しておくことが肝心です。
特に、料金所通過後の分岐は、案内看板が事前にはなく分岐の地点に設置されているため、突然分岐が現れるように感じてしまうかもしれません。
事前予習と集中力で横浜青葉ICの複雑さを攻略しましょう
横浜青葉ICに接続している首都高横浜北西線は、利便性が高く、東名方面から横浜中心部や羽田空港、千葉方面や横須賀、鎌倉方面へ向かうのにとても便利です。さらに、東名渋滞時の迂回路としても活用できます。
しかし、その利便性の高さから、平日の朝を中心に、首都高横浜北勢線の料金所で渋滞が発生することもあります。特に東名の上り線で1~2㎞の渋滞となることもあり、横浜青葉ICの出口・首都高方面への分岐の手前から左車線に列ができます。
また、入口は、東名側と首都高側それぞれの料金所が並んで設置してあるため、とても間違えやすいです。料金所手前は、それぞれの料金所を利用する車が右往左往し危険地帯となっています。
このように横浜青葉ICは、難易度が高いため、「事前予習」と「集中力」を高めて走行し、適切なルートを進めるように努めましょう。
(テキスト/写真:のっぴー、編集:GAZOO編集部)
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