年末年始、渋滞に巻き込まれる時間を減らしたい

早いもので2022年も終わろうとしています。みなさん、年末年始はどのように過ごされる予定でしょうか。

実家に帰ってくつろがれる方、旅行や年越しライブ、初詣に行く方など、年末年始はさまざまな目的をもった方が移動します。そのため、飛行機・電車・車など各交通手段は移動客でごった返す、まさにピーク時です。

車の場合、各地の高速道路で大規模な渋滞が発生しますが、なるべく渋滞を回避して時間のロスを少なくしたいところですよね。

今回は、今年の年末年始の特徴から渋滞予測、そして時間のロスを極力なくす方法についてお話ししていきます。ぜひ、参考にしてみてください。

まずは今年の年末年始の日程について確認

まずは、今年の年末年始がどのような日程になっているかを確認しましょう。土日・祝日が何日にあたるのか、交通の流れに影響するため重要です。

今年は、12/31の大晦日が土曜日、元日の1/1が日曜日にあたります。元日は祝日のため、次の日の1/2は振替祝日となります。そのため、12/29〜1/3に連休でお休みをとられる方が多いと思われます。特に連休のはじまりの日と終わりの日は、長距離移動をする方が多いため渋滞の頻度、規模が大きくなる見込みです。「12月29日」と「1月3日」がポイントです。

各地域の高速道路の渋滞ピークは?

年末年始の日程を確認したところで、高速道路の渋滞予測についてみていきましょう。渋滞予測は、NEXCO各社より11月下旬に発表されています。

下り線は12/29、12/30と1/2に、上り線は1/2、1/3が渋滞のピーク日となり、20㎞以上の大規模な渋滞が各地で予測されています。

東名高速道路の渋滞ポイント予測

  • 綾瀬スマートインター付近(1/3 上り線)
  • 秦野中井インター付近(12/29 下り線)

中央自動車道の渋滞ポイント予測

  • 高井戸出口付近(1/2 上り)
  • 小仏トンネル付近(1/3 上り)

名神高速道路 の渋滞ポイント予測

  • 大津インター付近(1/2 上り)
  • 旧山科BS付近(1/2 下り)

その他、年末年始は普段運転をされない方が高速道路を運転することも多くなるため、事故や故障車による、突発的な渋滞も起きやすくなる傾向にあります。

焦らない為にも時間に余裕をもって行動するようにしましょう。

【参考資料】
年末年始期間の高速道路における渋滞予測について【全国版】 | ニュースリリース | プレスルーム | 企業情報 | 高速道路・高速情報はNEXCO 中日本 (c-nexco.co.jp)
9811698ffeedd05e1c05fa9f67acad9a.pdf (c-nexco.co.jp)
a986c60af35eb3352ab85e9d66f1c48f.pdf (c-nexco.co.jp)

今年の年末年始、ETC休日割引の適用は?

ここ数年、ゴールデンウィーク・お盆・年末年始のいわゆる交通繁忙期は、高速道路のETC休日割引が適用されません。

今回の年末年始は、12/31〜1/3はETC休日割引の適用外です。

ETC休日割引は、土日祝の都市部など一部区間を除いた地域の高速道路料金が3割引になるという制度です。つまり、年末年始の期間中は通常のETC料金での利用となります。

年末年始に帰省や観光などでロングドライブする予定の方は、日程にお気をつけください。

【参考資料】
ゴールデンウイーク・お盆・年末年始は休日割引が適用されません | NEXCO東日本 (e-nexco.co.jp)

渋滞に巻き込まれる時間を減らす2つのポイント

ここまで年末年始の日程や渋滞予測、ETC休日割引などについてお話ししてきました。実際に年末年始の高速道路での渋滞回避方法をお話ししていきます。

① 日にちをずらして利用する

先ほど、各高速道路の上り線・下り線の渋滞ピークの日にちについて解説してきました。上り線は1/2、1/3で、下り線は12/29、12/30、1/2がピークとなります。

利用する日を渋滞予測のピーク日からずらすだけでも、所要時間はかなり変わります。

また、上り線は12/31、下り線は1/1が意外と交通量が少なく、渋滞の発生頻度が少ないので狙い目です。上り線の1/1や下り線の12/31も、年末年始の他日よりも渋滞の頻度は少なくなる見込です。

行きも帰りも、利用日をずらすのはなかなか難しいかもしれませんが、どちらかだけでもずらすことで、時間ロスは大幅に削減でき、渋滞による疲れも軽減できます。運転に疲れすぎず、お出かけ先で楽しむためにもお勧めします。

② 時間帯をずらして利用

年末年始はやはり、通常の時期に比べて渋滞が続く時間が長くなる傾向にあります。

とはいえ、深夜・早朝の時間帯であれば話は変わります。深夜・早朝の利用なら、渋滞が激しい日中に比べると、かなりスムーズに走行することができます。

路線や日にちによっても多少の違いはありますが、大体朝5時から渋滞がはじまり、遅くても夜11時には渋滞がおさまる見込です。この時間内をはずして、渋滞予測ポイントを走行できれば、時間のロスを少なくすることができます。

さらに、深夜・早朝の時間帯なら「ETC深夜割引」が適用されますので、高速道路料金は3割引になります。高速道路の利用日をずらすのは難しい、という方は、利用する時間帯だけでもずらしてみてはいかがでしょうか。

年末年始は、特に入念な計画を推奨します

  • 年末年始は、道路の積雪や凍結にもご注意を 写真:AC

年末年始の渋滞にはまってしまうと、普段より何倍もの所要時間がかかってしまいます。

そうなると時間がもったいないだけでなく、運転手・同乗者の体力や精神力も削られ、せっかくの年末年始の予定が楽しめなくなる恐れもあります。

そうならないために、計画的に高速道路を利用しなければなりません。

また、渋滞以外にも年末年始の高速道路の利用にあたり

①休憩ポイントのサービスエリアやパーキングエリアも混雑する。
②地域によって、道路に積雪や凍結などが起きる可能性がある。
③高速道路に不慣れな方が運転していることも多い。

などの点にも気をつけなくてはいけません。

私も年末年始に帰省のために、高速道路を利用する予定ですが、なるべく渋滞する時間を避けて走行する予定です。それでも、通常よりは時間がかかることを覚悟していますが、なるべく渋滞を避けたいので、当日は早めに自宅を出発します。

みなさんも、できる限り所要時間が少なくなるよう工夫し、安全にお出かけして、思いっきり楽しんだり、日頃の疲れを癒やしたりしてください。

良いお年をお迎えください。

のっぴードライブログ

(写真:AC、テキスト/写真:のっぴー、編集:GAZOO編集部)