70スープラ車検完了! ~クルマ離れ世代のクルマ好き、もう25歳男子の野望 Vol.12~
みなさま、こんにちは! 前回、車検が通ると思いきや一旦ストップした話をお伝えしましたが、無事に終了しました。ここに報告いたします!
簡単にですが、事の顛末を説明いたします。あれは、2月上旬のまさに車検の時のことでした、それまで平気と思われたウォーターポンプからの水漏れが発見されたのは…。水漏れの様子を確認すると、ウォーターポンプユニットの外側から冷却水が漏れており、地面に滴り落ちていました。エンジンが冷えている状態では、ユニット内部の熱膨張をしていたガスケットやOリング等隙間を密閉する部品が収縮をします。その為、密閉されていた箇所に隙間が出来て漏れてしまいました。あの滴り落ちる70の冷却水を見るのは、自身の血液を見るよりもグロテスクな印象を受けました。ごめんね…。
そこで急遽、修理が必要となりました。元々車検を請け負う業者さんから、ウォーターポンプユニット内部のガスケットとOリングの交換を進められていました。しかし、その部品単体での生産はすでに終了し、入手は不可能でした。幸い、ウォーターポンプのユニット本体は生産をしている為、アッシー交換も考えましたが、非常に高価で納期も1ヶ月程掛かってしまうとの事でした。
高価な理由としては、最近のクルマはエンジンのクーリングファンが電動ですが、私のクルマはファンが油圧で稼働していて、ウォーターポンプ本体とファンの稼働に必要な油圧ユニットが一緒になっている為です。参ったな…と思い、お世話になっているショップに相談しました。すると、他のウォーターポンプを用いて油圧からカップリング化することを提案して頂き、価格も油圧ポンプのアッシー交換よりも安価で済むかもしれないとのご提案をいただき、お任せすることにしました。
約一週間後、無事完成したとの連絡があり、茨城県某所まで電車で片道3時間掛けて引き取りに行きました。乗り換えの際に、水戸線を1本逃して30分以上待ち続けたのは今となってはいい思い出です。また、70に思いを馳せながら小山駅で食べた牛丼は、とても美味しかったです。さて、本題へ戻りましょう。
ポンプのカップリング化にあたり、油圧から電動のファンにも変更が必要です。私のクルマは社外品のラジエーターやインタークーラーを使用しており、部品に厚みがある事からスペースの確保が難しく、インタークーラーのパイピング等、電動ファンと干渉してしまう箇所に加工をして頂きました。さらに、ポンプだけではなく痛んでいたホース類も交換して頂いたので、これで安心!暫く乗れそうです。
付随効果として、ポンプのカップリング化をした事で水が漏れなくなるだけではなく、水温の安定する温度も2~3℃低く抑えることが出来ました。関係があるかは不明ですが、油温も少々低くなったので、夏の高い気温の中でどのくらい変化するのか、早く知りたいですね。
無事に車検をクリアする事が出来たので、再び2年間走ることが出来ます。そして、私だけではなく、同じクルマ好きの友人も車検通過の連絡を喜んでくれたので、また一緒に走れる事が非常に楽しみです。その友人は、全くクルマに興味がなかったのですが、私の70スープラに影響を受け、同じく初めてクルマを購入した仲間ですから。
年数を経ているクルマですので、いつどこが故障するのか分かりません。走っては、コツコツと修理を繰り返し大切に乗っていくつもりです、ノーマルにこだわって。貯金もしないといけません! 愛車を維持するのにお金がかかりますが、手離すつもりは一切ありません!
では皆様、また近い内にどこかでお会いしましょう!
(テキスト、写真 ナナマル)
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
随時、クルマに関する様々なイベント・テーマでレポートしていきます!
[ガズー編集部]
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