新春のモータースポーツ体制発表にワクワク!~東京オートサロン振り返り~

みなさんこんにちは!東京オートサロンは、チューニングカーのイベントですが、今年もモータースポーツの体制発表もあり、いつもよりもモータースポーツ色が若干強く感じました。今後の展望を交えて、国内のカテゴリーを妄想したいと思います。

今年は日産さん、ホンダさんが発表してくれました!SUPER GT GT500クラスの体制発表を。
日産さんは、東京オートサロンでの発表は”初”でしたね。体制発表が早いと、ファンの方はもちろんうれしいと思いますが、エントラントのみなさんも営業が堂々と(変な表現ですが…)できて良いのではないかと思っています。

では、例年発表してくださっているホンダさんから。

〇 2020年Hondaモータースポーツ活動計画概要
https://www.honda.co.jp/news/2020/c200110a.html

昨年、ジェンソン・バトン選手の離脱が発表された際に真っ先に浮かんだドライバーは、牧野任祐選手でした。この予想は大当たり!というか、きっと同じ予想をされた方は多いのではないでしょうか。山本尚貴選手の去就が注目の的となりましたが、国内に残留の線がほぼ間違いないとなると、相棒は誰なのか?と…。

オフシーズンに入ると噂も楽しかったりしますが、牧野選手がもう少し若い頃から注目していました。勝てなかった時の表情とかね。喜怒哀楽のあるドライバーは見ていて楽しい。悔しがるところがなかなか良くてね。今後のご活躍、楽しみにしています!

そして、GT300クラスチャンピオンの福住仁嶺選手、笹原右京選手、大津弘樹選手の3人もGT500クラスにステップアップです!
若手の成長著しいというか、層が厚いですね!福住選手は、ステップアップを確実視されていましたし、大ベテランの道上龍選手の下で頑張ってきた大津選手も来るかなと思っていました。

スーパーフォーミュラでは、大湯都史樹選手がステップアップ!
女性ドライバー、タチアナ・カルデロン選手の起用にも驚き…。F2に出ていたドライバーさんですね。若手外国人ドライバーを積極的に起用しているところが、昨今のホンダさん。
F1へレールが敷かれていると思うと、このカテゴリーに参戦を望むドライバーさんが、世界中から来て当たり前ですね。

飲料メーカーのスポンサードも若手ドライバーの活躍を大きくサポートし、若者へ門戸を開いていると考えると、チャンスはものにしたいところです。これは素直に頑張れ、とそんな気持ちになります。

そうそう、笹原右京選手は、ずーっと気になるドライバーさんでしたが、本当におめでとうございます!びっくりでした。彼の最終目標はどこだろう?トップカテゴリーへちょっと遠回りした感もありますが、とにかく良かった。チャンスは突然やって来る!いきなりのSUPER GT GT500クラス!頑張って欲しいです。
ホンダさんはヨーロッパで修業中のドライバーさんもいらっしゃいますから、何かこう…安泰ですね!

そして、日産さん!

〇 日産/ニスモ、2020年のSUPER GT GT500クラスのドライバー体制を発表
https://www.nismo.co.jp/news_list/2020/motorsports_news/20001.html

外国人ドライバー2人が離脱で、千代勝正選手がSUPER GT復帰、平峰一貴選手がGT300クラスからのステップアップです。3号車だったフレデリック・マコヴィッキィ選手がGTからの離脱を発表すると、こちらもチームメイトだった平手晃平の相棒は誰なのか?に注目が集まりました。
私は当初、千代選手は12号車かなと思っていたのですが、これはハズレでした(笑)。東京オートサロン富士スピードウェイブースでのトークショーに登場した平手選手は、千代選手を非常に意識しているように感じました。千代選手の年齢やキャリアを周囲に聞くなど、興味深かったです(笑)。今季の新しい体制、楽しみにしています。

そして、平峰選手!昨年のGT300クラス56号車でのパフォーマンスは記憶に新しいです。
スーパー耐久を卒業して、SUPER GT GT300クラス初参戦の日産自動車大学校さんのチームで、ランキング6位と大健闘でした。
晴れてステップアップの平峰選手ですが、12号車の日本人同士って久しぶりですね。「カルソニック」の文字はクルマに残るんでしょうか?残るかな?社名を変えたら新しい会社名にするのは当然なのですが、歴史が長いので、つい…と思ってしまいます。どうなるんだろう?今季は新しい布陣で頑張ってくださいね!

そうそう日産/ニスモブースのピットワークシミュレーション、ご覧になりましたか?これ、とってもわかりやすいです。動画共有サイトへアップされていると思うので、ぜひご覧ください。

〇 【中継】 #TAS2020 日産ブースステージプレゼン〜ピットワークシミュレーション

トムスのタイヤ交換も速かったのですが、なんと谷本社長もチャレンジされていました!SUPER GT公式SNSにもアップされています。ぜひご覧くださいね!

〇 SUPER GT公式SNS
Facebook:https://www.facebook.com/supergt.net/
Twitter:https://twitter.com/SUPERGT_JP
Instagram:https://www.instagram.com/supergt_official/
 

GT300クラスも発表がありました。SUBARU/STI(スバル/スバルテクニカインターナショナル)、埼玉トヨペットGreen Brave、Cars Tokai Dream28、そして、GOODSMILE RACINGはすでに体制は発表されていて、車両と新しいレーシングスーツのお披露目がありました。2号車へ柳田真孝選手がGT復帰ということで、個人的にうれしかったかな。
初日の午前中は、あちこちで体制発表がありますので、わたしも走りまわっておりましたが、ベストポジションはさすがに無理で、情けない写真がたくさんあります。こればかりは仕方ないですね。
新年一発目、現場での諦めは早かったです(笑)。無理しない、できない、しょうがない、でも順番は守る…と。

さて、気になるTOYOTA GAZOO Racingの発表は、いつでしょう?いろいろ妄想していることと思います。オートスポーツ誌を見たりして、あれこれ予想するのもいとおかし…。妄想にふけるのも、あとちょっとなのかなぁ。とにかく果報は寝て待て!でしょうか。ちょっと意味が違いますか…(汗)。

今回の東京オートサロンでは、GR YARISの発表とWRCのチームを招いて新体制を発表していましたが、何せ激混みのブース。例年以上の混み具合だったのではないでしょうか。トークショーも見えない!なんも見えない!(笑)、大盛況のブースでした。あとからリリース読んでおりましたよ。

東京オートサロンで、こうしたモータースポーツの発表もあると、新春からとてもやる気満々になります。実際、SUPER GTのGT500クラスは新車デビューが控えておりますので、現場はシーズンの準備に追われておりますが…。
新車づくりにテストにと、多忙を極めておりますね。わたしが本格的に忙しくなるのは、もう少し後の3月からで、シーズンエンドの11月までがずーっと走りっぱなしでしょうか。今季は、オリンピックがあり、富士スピードウェイがその会場となっていますから、変則スケジュールですけどね。
東京オートサロン初日はファンのみなさま同様に、開幕戦が待ち遠しくなりましたよ。ふ~、まだかな(笑)。では、また!

(写真:折原弘之・大谷幸子/テキスト:大谷幸子)

[ガズー編集部]

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