決定!今季もモータースポーツでワクワクしましょ! ~トヨタ自動車モータースポーツ活動計画を発表~

発表されましたね!みなさまも私も心待ちにしていたあれ!TOYOTA GAZOO Racingの国内トップカテゴリーの体制が。全体の詳細はこちらになります。

○TOYOTA GAZOO Racing公式サイト
https://toyotagazooracing.com/jp/newsroom/

早速、心惹かれるポイントを私なりに検証してみます!

こちら驚愕なラインナップで見た瞬間、椅子から落ちそうになりました。勝田パパ!移籍!はい、そうです、WRCモンテカルロが終わったばかりですが、6位となった勝田貴元選手のお父様で、スバルに26年間在籍、8度のタイトルを獲得した勝田範彦選手が、移籍!今季はGRヤリスでシーズンを戦うこととなりました!

これはもうGRヤリスでタイトルを!ですね~。今年一度くらいはラリーを久しぶりに見たいかなあ。わたし数回しか見たことがなくてね。それも、新城しかないんです。仕事でしか現地経験がないんですよ。サーキットの四輪のレースは長いこと現場におりますが、本当わからないんです恥ずかしながら…、どうやってラリー会場へ行くんだろう?そこからスタートの超初心者。タイミングがあえばぜひ見たいですね。ぜひ観戦デビューして勝田パパのお姿、いやみなさんの雄姿を観客として拝見したいものです。

  • 2020年シーズンのGRスープラたち

こちらの注目は、ニック・キャシディ選手の抜けたところに誰が納まるのかという点と、昨年、タイトル獲得のために投入された山下健太選手の去就。そこが最大のポイントでした。それと触れたくないですが、立川祐路選手の引退はあるのか?(もちろん現役続行を200パーセント望んでいましたよ)なかった!良かった!まずは安堵。そして、注目の山下健太選手は、古巣に戻りますね!彼は、キーマンですよホントに。何に乗っても速いドライバー(100回言ってます)ですが、その彼と同じく何に乗っても速い平川亮選手とは組まなかったのですね。チカラの分散か、山下健太選手にチームからラブコールを送ったのか。

では、チーム別に検証!

◆14号車 ENEOS X PRIME GR Supra
GTファンならすぐ気づく、エネオス復活!おかえりなさい!チームもカーナンバーも変わってしまいましたが、エネオスさんがメインスポンサーとして戻ってこられました。うれしいですね。もうオレンジをイメージしている方も多いかと思います。そしてドライバーも大嶋和也選手と山下健太選手の2019年のチャンピオンコンビ。監督こそ違いますが阿部和也エンジニアとタイトル奪還を目指しますね。タイトル獲って二人で走れなかったし、体制が変わりすぎゼッケン1がなかったことがとても残念でした。昨年の38号車とピットを同じくしていましたが、今季は一台体制。また生まれ変わりますね。

◆19号車 WedsSport ADVAN GR Supra
ここは体制変わらずです。宮田莉朋選手が加入し、国本雄資選手と2年目のシーズン。昨年苦しんだ分をどうにか取り戻して欲しいです。カリスマなのか身近なのかという感じのマサ(坂東正敬)監督と共に昨年叶わなかった一勝を挙げて欲しいですね!頑張ってください!

◆36号車 au TOM'S GR Supra
坪井翔選手がトムスへ移籍、関口雄飛選手とタッグを組みます。坪井選手、トヨタ勢の中で超伸び盛り。楽しみです!

◆37号車 KeePer TOM'S GR Supra
サッシャ・フェネストラズ選手がチーム内で移籍。ニック・キャシディ選手の抜けたシートにつきます。こちらも全く問題ないですね。サッシャくん、ハコは昨年何も問題なかったし、GT500クラスルーキーとは思えない仕事っぷりでした。平川亮選手と再びタイトル目指して頑張ってください。

◆38号車 ZENT CERUMO GR Supra
立川祐路選手、石浦宏明選手、エンジニアに変更があるようで、ドライバーラインナップに変更はありませんが、長年の体制からかなり変わると思われます。立川選手の現役続行は本当にうれしいニュース。いつかその時は来るかもしれないけど、まったく色あせないですから、まだまだ頑張っていただきましょう。昨年は、優勝もしておりますが、結果が悪かった印象が強く…。やはり富士マイスターは富士で勝ってもらわないとなんかこうスッキリしないですし、昨年はチームの中でもいろいろ噛み合わない点があったようですね。ドライバーの二人は年齢は最年長コンビかもしれませんが、とにかく素晴らしいけど、何か信じられないくらい良くないシーズンでした。ぜひまだ達成していない立川・石浦コンビでタイトル獲得を目指して欲しいです!

◆39号車 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
ラインナップ変更なし!脇阪寿一監督以下、ヘイキ・コバライネン選手、中山雄一選手の布陣です。昨年は右肩上がりの成長を見せたチームです。優勝もしましたね。あまりになかの体制が変わると、母としては心配になりましてね。いつも心配しながらチームを覗いていました。キャリアがない訳ではないので、なぜにあんなに自分が心配したのか不思議ですが、今季もさらに頑張ってくださいませ。

GT300クラスは、GRスープラGTが2台増え3台になりますね。52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰組)の昨年の大活躍は記憶に新しいところ。今季は、その埼玉トヨペットさんが自社で開発したJAF-GT規定のGRスープラGTを、他チームに供給することを発表。それにより、60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑組)、244号車たかのこの湯 GR Supra GT(三宅淳詞/堤優威組)の車両が変更となります。LEXUS RC Fやプリウスもこれまで同様走りますので、リリースをチェックしてくださいね。

スーパーフォーミュラ

こちらは若手をピックアップ。二人がルーキーデビューします!一人目は、宮田莉朋選手!一年待った感がありますが、めでたい。昨年スポット参戦した際、その実力を魅せつけレギュラーで良いくらいのパフォーマンスを発揮しました。スーパーフォーミュラ・ライツのタイトルをしっかり獲ってからのステップアップですので、ますます自信を持ってガンガン行って欲しいです。ニック・キャシディ選手がタイトルを獲った体制で戦うのかな。エンジニアはどっちだろう?楽しみです。

そして、石浦宏明選手の勇退でシートを授けられた阪口晴南選手!彼はHondaさんからの移籍というか、一旦シートがなくなりそうになったところでしたが、しっかりその才能を見ていた方々に拾い上げられ今に至りますね。スーパーフォーミュラのシートを獲得したことで、今後はさらにトヨタで頑張っていって欲しいです。スーパーフォーミュラ・ライツ、全日本F3選手権では、充分に力を発揮したと思いますので、ここからがスタート。暴れてくださいね!頑張って!

Hondaさんの若手の成長を鑑みると、トヨタ勢もこうしてがんがん若者を上に引き上げて欲しいですね。ただ、両メーカーがやっているドライバー育成プログラムに志願する若者が減っていると聞いていますので、近い将来が少しだけ心配です。そうそうあと二人書かせてください。

昨年、2シーズン目で2勝も挙げた坪井翔選手は、今季はタイトルを目指しちゃいましょう。あっという間にトヨタ期待のエースに成長しました。菅沼エンジニアと共にタイトルを視野に。楽しみにしています!昨年までのチームメイトで所属チームの会社の取締役の石浦宏明選手は、このカテゴリーを卒業しましたが出張でシーズン帯同すると昨年話しておりました。先生としての才能も抜群ですから、たくさんサポートしてもらってさらに伸びて欲しいですね。

平川亮選手は2つのカテゴリーで、タイトル目前で上手の手から水がこぼれ落ちる苦い経験をしました。そんな辛い経験は、タイトル争いに絡んだからこそでした。また一からのスタートですが、きっとシーズンを牽引していくのではと思っています。頑張って!

僅差で争われる予選を見ていれば、誰が勝ってもおかしくないプロフェッショナルの世界。もっともっと盛り上がって欲しいです。嗚呼、コロナですけどね。

WEC世界耐久選手権とのかけ持ちも心配。スケジュール通りに進むのだろうかとか、それは国内カテゴリーもそうですね。昨年よりも感染状況は悪化しているので、レースがいつも通り運営されるのかとか、今後もその状況から目が離せません。

まずは、今季のこの体制の発表を喜びたいです。みなさん頑張ってください!

(写真:トヨタ自動車 すべて2020年シーズン、テキスト:大谷幸子)

[ガズー編集部]