ベテランから若手まで勢ぞろい。GT300クラスにも注目!~SUPER GT 第5戦 鈴鹿~
GT500クラスのおさらい
チームインパルがスーパーフォーミュラに続き2連勝。星野一義監督は、笑いが止まらない。ココロのそこからお喜びになる姿はいつも素敵なんだけどね。
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星野一義監督と抱き合う平峰 一貴選手、駆け寄るベルトラン・バゲット選手/12号車 TEAM IMPUL
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大きくガッツポーズをする平峰 一貴選手
レース運営の大変さも話してくださるのですが、そういう意味でまず勝つ!ということが大事。そこからスポンサー営業へ繋がりますので、どこのチームも一年に一勝はしたいところですよね。
そして「もう75(歳)だぞ」と星野一義監督はこの前仰っていたけど、好きな事をやり続ける方はホント若くて素敵。ドライバーのベルトラン・バゲット選手を迎えて、新コンビで挑む今シーズン。昨年に引き続き今シーズンも1勝しました。
そして、なんとランキングトップに踊り出ましたよ。ここが勝つと世界平和が訪れる、といつも冗談で話していますが、今季は手強そうだね。
予選のポールポジションは、23号車
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左)ロニー・クインタレッリ選手、右)松田 次生選手/NISMO
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コーナーを駆ける23号車/NISMO
昨年、松田次生選手の23勝目は鈴鹿で達成しましたね。
今回も勝ったなと思ったんですよね。最初は、タイヤがきつそうだったけど、取り戻して良いレース運びとなりトップに返り咲くのは時間の問題と思っていました。
その矢先…でした。
でも5位フィニッシュというね。次の菅生戦がペナルティポイントの累計でグリッド降格…。これは痛い。でもちょっと飛ぶけど、その次のオートポリスも日産勢の得意なサーキット。チームもベテランも最後まで食らいつくことでしょう。
そして、ランキングを見てみると…。12号車がトップとなりました。そして、2位に3台が並びました。
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37号車 /TGR TEAM KeePer TOM'S
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3号車 /NDDP RACING
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17号車/ Astemo REAL RACING
手強いやつらだ~。いや全車手強いけれど、第5戦時点でのラインナップはこうです。
37号車、3号車、17号車の3台が同ポイントです。
タイトル争いは視野に入れて良い時期。次の菅生(9/17~9/18)が、サクセスウェイトがマックスのラウンド。心してかかれ~!ですかね。
日産は久しぶりにクルマをGT-RからZに今年変えました。威信をかけて挑んでいるはずですので、当然タイトルを獲りにいくことでしょう。全メーカーそうか。
今季は、Hondaさんが元気ないけど、追い上げに期待です。サクセスウェイトが軽いクルマにも分が出てきますからね。この先の2レースは、また注目となります。
さて、GT300!
さて、GT300クラスについて少し書きたくなりました。
今回は、4号車が優勝しました。実に5年ぶりでした、5年前もちゃんと覚えています。
岡山の開幕戦で優勝したんですよ。優勝記者会見が終わったあと、写真を撮りまくりました。当時は、わたしの親友である女性がマネージャーを務めていました。現在頑張っているマネージャーさんも良く知る女性で頑張り屋さん。そこは共通しています。
当時、その友人はシーズン中に病に倒れ、現場を離れたんです。
これまで書いたことなかったけど。現在はリハビリを頑張っています。優勝したよ~!と連絡を入れてみようと思います。病床からいつも応援をしていました。きっとレースを見てたかもね…。って考えていたらLINE来た(笑)。
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左から谷口 信輝選手、片山 右京監督、片岡 龍也選手/GOODSMILE RACING & TeamUKYO
こちらのチームのドライバー、まずは谷口信輝選手!ここで読んでくださっている方は、知っている方が多いと思うカリスマドライバーです。
レース業界で一番人気なのではないかと私は思っております。ファンへの影響力は群を抜いていますね。
今年7月ですが、GR 86/BRZ Cupの開幕戦でも彼は優勝しました。ベテランに風がたくさん吹いています。
なかなか勝つのが難しい2カテゴリーを勝利し、SNSを見る限りとてもうれしそうです。いくつになっても現役で活躍される姿がいいですね。そして、とてもかっこいいんですよ♪ これに尽きます。
最近、お仕事で関わることもあり、お話をすることもあるですが、やっぱりね、いつもオーラが全身にくっついてきますね、彼の場合。それと本音で語る。
小気味よく本音が漏れて来る。なんだろう、あの信頼フィルターがかかった感じは(笑)。うまく表現できないけど。次の勝利も楽しみにしています。
そして、チームメイトの片岡龍也選手。器用で今やチーム監督、ドライバー、講師など、肩書がいっぱいありますね。
彼はトヨタ自動車の初代育成ドライバーです。息の長いドライバーになると思っていましたが、ほんと未だに匠と呼べるドライバーだと思います。
キャラが愉快に見えるから匠という言葉が、若干ギャップに感じるかもしれませんが、実はそういうドライバー。
そしてスーパーフォーミュラ、スーパー耐久のルーキーレーシングの監督でもありますね。チームオーナーはあのモリゾウさん。そこで、3台をまわしている片岡選手はスゴイ。TOYOTA GAZOO Racingとしてニュルブルクリンクも走っちゃいます。
著名な方しかいないチームの中で、自分だって著名なドライバーであるけれど、監督に徹して頑張っています。彼が若い頃から私は気にかけていた(偉そうに聞こえるなあ…)、また良く話していたドライバーさんなので、サーキットに彼がいつもいるのが当たり前になっています。
そして、わからないことがあれば聞けるお人柄。いつも応援しています。
何が言いたいのかというと、ご自身が主役の場となるSUPER GTでは、ますます活躍して欲しいのですよ。そこ!
お父さんお母さん、お元気かな。頑張ってくださいよ~、ずっと応援してますからねえ。
そして、若手についてちょこっと。今季大活躍なのが、10号車!
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10号車/ GAINER
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左から富田 竜一郎選手、大草りき選手、塩津 佑介選手/ GAINER
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メカニックと握手を交わす大草りき選手/ GAINER
あれ?イケメンドライバーいた(笑)。大草りき選手。
こちらのドライバーさんが、今回ポールポジション獲得。
10号車 TANAX GAINER GT-Rを駆る日産陣営の若手です。ちなみに、ランキングトップも56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-RでGT-R GT3。
GT300クラスで圧倒的な強さを見せているのが、GT-R GT3です。
大草りき選手、最近お目にかかることが多いです。
わたくし、彼のTikTokのフォロワーなのですが、むしろそこから彼を知ることとなりました。年甲斐もなくTikTokをマーケティングの為にやっているのですが、もうね、20代にはさすがについていけない。
そうか、彼はスーパー耐久にここ数年居たんだね。スーパーフォーミュラ・ライツなども経験し、着実に力をつけて来たのか。リージョナルでも走ってますね。
若者の将来、これ実力と縁。縁は、不確定で“何か有利に働く“という意味ではなく、これまで見て来て『タイミング』という主旨で捉えてください。
これがほとんどだと思っています。この彼のキャリアを見ると、メーカー育成の門も叩いたのではないかな。ごめん取材不足。今度ちゃんとお話をしよう。
コロナ禍で、自分のタイミングでオーディションを受けられなかったとか。コロナが色々なところに影響を及ぼしているので…。
そしてお名前が覚えやすい。ちょっと注目してくださいね。
同様に今回優勝したドライバー。GT300クラスに在籍していた際にとても気になっていた平峰一貴選手。
GT500クラスランキングトップの彼ね。ランボルギーニを駆るドライバーさんでしたが、メーカーに見出されてGT500クラスにステップアップし、2シーズン目を迎えました。
日産さんは、国内の若手育成はコロナ禍で止まっているのか不明だけど、頑張っていれば声がかかるんじゃないかなとか、国内に別路線でチャンスを掴むというカタチもあるなあと思う事例がいくつかあります。
ゲーマーからレーサー、18歳でGT300クラスデビューのドライバーさんとか、開幕から沢山の方と話してみて、フレッシュな顔ぶれがいっぱいなんだなと。
時間をどうにか確保して、取材したいと思っています。雑談は沢山しているんですけどね…。
たくさんのドライバーさんたちが活躍しているSUPER GT。
サーキットで頑張っていればどこでも道があるんだなあと感じる昨今。自分はどうなんだ?長年同じことをやっていると、自分に甘えが出ます。
頑張っている人たちと話すことで、もっと自分もちゃんとしよ~と最近思っていますよ。ほんと未だに毎戦新鮮で、好奇心が尽きません。私も頑張りますね。
(写真 GTアソシエーション、折原弘之/テキスト 大谷幸子)
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
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