ようやくその時が来ました!おめでとう!牧野任祐選手スーパーフォーミュラ初優勝!
チェッカーを受けたあとのこの姿は、言葉にならない絶叫、雄叫びでしたね。もらい泣きした方も多かったのではないでしょうか?
牧野選手!おめでとうございます!
そんなホットなスーパーフォーミュラ、オートポリス大会より帰還しました。
Honda勢の大活躍でした。開幕戦のトヨタ勢の不調は、どうなりますやらで心配でしたが、もろもろ状況が厳しい中で、36号車のTGRのエース坪井翔選手が3位表彰台を獲得しました。
この追い上げは予選6位からで拍手ですが、彼の実力を考えると驚きはなかったです。きっとやってくれるだろうと思っていたので。
もちろん、現場の努力は素晴らしいものだと思っておりますし、担当の小枝正樹エンジニアもすげー!失礼、すごいの気持ちでいっぱいですけどね。
Honda勢、バチバチのバトルでおもしろかったですねえ。それに加われないトヨタ勢が非常に悲しい大会でしたよ。TGR関連は、TGRコラムで。では、振り返ります。
ポールポジション!岩佐歩夢選手
レッドブルジュニアの岩佐歩夢選手。昨年は、F2でランキング4位。そんな彼が日本でどんな活躍をするか楽しみにしておりましたが、驚速のポールポジション!拍手!やっぱ来たかと思ってモニターを見ておりました。
ちなみに、同じくF2を卒業したF2チャンピオンは、今季日本にやって来ましたがもう日本にはおりません。1戦のみであれ?という結末です。残念。
それは置いといて…、オートポリス大会、岩佐選手!おぉ〜本気出した(常に出してるけどそう言わせてください)!世界のドライバーは別格だと思わせる予選でした。こうじゃなくちゃね。
決勝では、山本尚貴選手と渡り合い攻略しました。かなり手強い相手だったと思います。山本選手、開幕そうだけどスピードもあるしね。
でも、やっぱり世界から来たドライバーとしてリスペクトする戦いぶりでした。日本のドライバーをどんどん刺激して欲しいです。
彼のお人柄をリサーチしなくても、業界をよくご存知の方があちこちにいらして、立ち話をしただけでも本当に素晴らしいドライバーだと皆が褒め讃えます。
好青年。Hondaの育成ドライバーから世界に羽ばたき、今、F1に一番近い日本人ドライバーとして頑張っていらっしゃいますね。
開幕戦の記者会見で、受け答えがしっかりしていることに感心しました。
とても力強いですね話し方も。表現が的確。ざっくりですみませんがほんとコレ。
もう「親」目線ですみません。
チーム無限は、どんなドライバーが来ても戦績を残さないといけないプレッシャーもあるだろうけど、さすが名門チーム!その受け皿もやっぱり素晴らしく、こちらは呆然と眺めるばかりです。
岩佐選手ご担当の小池エンジニアもお若い方ですね。SNSで情報発信も頑張っていらっしゃいますが、これが何かこう「イマドキ」を感じます。
そもそもこのスーパーフォーミュラを盛り上げたい一心で始められたと思うのですが、ほんとマメ。
DNAも素晴らしいですが、国内カテゴリー、才能あるエンジニアが、彼や、また彼同様の若手が頑張っていて頼もしい限り。そんな彼らがさらに若いドライバーを支えていますね。かっこいい。
そう言えば、トヨタ系チームで活躍している大ベテランのエンジニアの東條力さん(元トムス、現ルーキーレーシング所属)も、お時間のある時に発信をされていますね。
以前に比べるとおとなしめですが、書いても上手なのよね、みなさん(エンジニアさん)。レースは難しいけれど、ありがたいのです。あとから勉強もできますしね。
話を戻しますが、チーム無限と岩佐歩夢選手の戦いぶりは要注意(良い意味でね)です。
チームメイトの野尻智紀選手は、今回は決勝でバトルの末、コース外に少し飛び出してしまい9位と珍しいポジションでフィニッシュしました。
でもね、彼は絶対恐ろしいほどに立て直してくるので、こちらも見逃せませんよ。ただじゃ転ばない無限さんです!
Honda牧野任祐選手の圧勝でした。予選2番手から危なげなく優勝を勝ち取りました。おめでとうございました。
ミニマムでピットに入ったSUPER GTではチームメイトのHonda山本尚貴選手の動きと合わせ注視していました。直接のバトルはなかったですが、見ていてワクワクしましたね。
搬入日、牧野選手とは少しお話しさせていただきました。その後、体調はどうなのかなど。前に書いたかな?Instagramに書いたんだっけな?
SUPER GTの開幕戦では、辛そうなのが見ていてわかりましたが、もう全く大丈夫とのことで安心しました。彼の所属するドコモダンデライアンレーシングが好調ですよね。
そう言えばこの話をすると、「俺は違いますけど」と頑なに言っていました。
思い出しました…、そうだよね、昨年は、チームメイトでルーキーの太田格之進選手が先輩の牧野選手より先に初優勝を遂げましたから、チームは好調な流れで来ているのにと自分を追い込んでしまった言葉(チームが好調と言ったこと)だったかもしれません(ごめんなさい)。
村岡代表が、昨年のどこかの会見で夏の富士テストで牧野選手がチームを立て直したと発言をしていたので、そこがうれしくて言ったんだと思うんですよね。
後輩に先を越されるのは一番辛いかなと。6年目で初優勝は意外に長かったかも。
でも勝つことが難しいカテゴリーですので、私はいつも考えないで取材をしていましたね、牧野選手ついこの前デビューしたと思っていたので…。
勝ってないドライバーさん沢山おりますしね。SFgoで無線聞いてくださいな。レース終わってウィニングラップで、気持ちを吐露されていますので。もう勝てないと思ったと。
先を越されることを「根に持っていた」と記者会見で表現していました、優勝後のトークショーでそう言われたからと。
ちょっと言葉が違うのかなと。気に病んでいた…でしょうかね心情も入れて適当な言葉は。
まずはこれで気持ちが晴れたことと思います。そして、レースは続きますから、また普段通りに戦いの場に戻ることでしょう。
「次は、晴南(阪口晴南選手)!」と、福住仁嶺選手もご本人の阪口選手も牧野選手もそう口にしていました。
小さい頃から戦っていたメンバーが、日本のトップカテゴリーにみんないるって、これ何気にスゴイことだと思いませんか? 初優勝をそんなメンバーたちの中で迎えられたのもこれまで悔しかったかもしれませんが、何か機が熟したのかもしれません。
あまりにみんなに祝福されていたので、遠くから見守っていましたが気持ちの中では、めちゃくちゃ拍手してましたからね(笑)。
今回、チームインパルの19号車のドライバーが急遽変更となりました。テオ・プルシエール選手が離脱しました。インディカーに参戦とご本人は発表しておりませんが、そういうことになりました。
スーパーフォーミュラ第2戦の直前、1週間前に急遽そんなことをSNSで見て、代役のオファーも急だったそうです。詳細は省きますが、プログラムを見れば、プルシエール選手のインタビュー記事が載っていたり、エントリーはそのままだったりとバタバタぶりが想像できました。
代役参戦のベン・バーニコート選手(イギリス)も急だったことがわかります。ヘルメットもカーボンのままステッカーもなく、もろもろバタバタ来日したことが見て取れました。
TRDのアメリカの方が連れてこられていましたが、たまたま知り合いだったので情報を整理をしました。あくまでも行程だけね。
IMSAのチャンピオンですが、今季も参戦していてタイトルが今年もかかっているので、このスポット参戦以外の参戦はナシとのこと。
めちゃナイスガイでしたので、ほんとはそのまま居て欲しいけれど、彼はWECが目標だそうです。TGRのグローバルのドライバーとして目指すものは、はっきりしていました。
与えられた仕事に真摯に取り組み、コミュニケーションも取ってと、とても素敵な方でした。日本にはもう来てくれないかもしれないけど、貴重な1戦でお目にかかれたこと、光栄でした。目標に辿りつけるよう応援していますね。
最後に
1万5000人まで、あとちょっとの1万4500人の来場がありましたね。
九州のみなさまありがとうございました。くまモンに会えなかったのが残念(笑)。
長いインターバルも明け、スーパーフォーミュラも本格的にというか新たにシーズンインした感じですね。早く次のレースが見たい衝動に駆られておりますよ。ではまた!
(写真:日本レースプロモーション テキスト:大谷幸子)
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
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