クルマ×カヌー! 大自然を感じる新しいスポーツ「リバーレイド」とは? 1/3
自然のなかカヌーとクルマに乗って楽しむ環境体感スポーツ「リバーレイド」が、10月1日から2日にかけ静岡・川根本町で開催された。リバーレイドとは、4人1チームとなり、2人がカヌー、もう2人がクルマに乗ってそれぞれゲームを競い合うスポーツだ。また夜はキャンプでアウトドアライフを満喫する。そしてカヌー以外のゲームに2人以上で参加するビジタークラスもある。1994年に始まったリバーレイドは、静岡、新潟、福島、栃木など、自然が豊かでカヌーが楽しめるさまざまなエリアで開催され、19回目となる今回は、再び大井川上流、川根本町の八木キャンプ場がベースとなった。今回をレポートしながら、リバーレイドを紹介しよう。
キャンプ場をベースに湖、川、林道を楽しむ
金曜夜から土曜の朝にかけ、参加者はベースとなる八木キャンプ場に集まってくる。テントやタープが張られ、夜明けとともに賑やかになってくる。まずは開会式。
- 八木キャンプ場は河原にあり、とても過ごしやすい。そして自分のキャンプサイトから徒歩0分で開会式会場へ
そしてカヌーを載せたクルマに参加者たちが乗り込み、1台ずつスタートしていく。一般的にカヌーで川下りを楽しんでいる方は、仲間の誰かがカヌーをしないでクルマで川下まで迎えに行かなければならない。リバーレイドはこのクルマに乗る人にも途中にゲームを加え、みんな自然のなかで楽しめるように工夫を凝らした新しいスポーツだ。
- クルマにカヌーを載せたスタイルがかっこいい
- 参加者は同年代の仲間や会社の同僚、家族などさまざま。共通しているのは、みなアウトドアが大好きということ
- ゼッケン1から間隔を空けてスタートする
- スターターは川根本町の鈴木敏夫町長。スポーツ観光の一環としてリバーレイドを応援している
カヌーゲームは漕いで漕いで漕ぎまくる
まずはカヌーを載せたまま移動区間を走る。
- 緑のなかを走る白いJeep・レネゲード
カヌーを降ろす場所までの移動はどうしているかというと・・・
- 助手席の参加者がこのルートブックを見ながらドライバーに進行方向を指示する。リバーレイド創始者の横田紀一郎さんは、世界一過酷なラリーと名高いパリダカールラリーに日本人として初めて参戦した。それだけにルートブックで移動する楽しさをよく知っている
そして初日のカヌーゲームのステージは、長島ダムのダム湖。
- 水面近くまでクルマでカヌーを運べるからとても便利
ここではいくつかのカヌーゲームが行われた。
- およそ日本とは思えない壮大な景色のなか、まずは肩慣らしでゆっくり漕ぐ
- 上流に漕いでいくと、なんと玉入れのかごが。最初のゲームはカヌーに乗ったまま、玉入れ。力みすぎるとカヌーがひっくり返ってしまうので、バランスをとるのが大切
- そして湖上でのロングレース。流れがないフラットウォーターは、漕ぐ力がカギ。参加者はみなヘトヘトになってゴールした
- さらにリバーレイド名物となっているカヌー綱引き。カヌーを紐でつなぎ、オールでひたすら漕ぐ。これで腕もぱんぱんになる
- 昼食後は地元の方のご好意でSUP体験会も開催。これも参加したら加点されるので、みな楽しんで乗っていた
(写真:茅原田哲郎・新飼亮也・加納正也)
(テキスト:寺田昌弘)
[ガズー編集部]
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