クルマ×カヌー! 大自然を感じる新しいスポーツ「リバーレイド」とは? 3/3

2日目は川下りと川根本町ならではのサプライズが

夜はみんなでたくさん楽しんで、川の流れの音を聞きながらテントでぐっすり。2日目もベースキャンプからクルマにカヌーを積んでスタートした。

早起きした参加者はタープを畳んだり、ある程度片付けてからスタート
ミニバンにカヌーを載せたスタイルもかっこいい

大井川鉄道・千頭駅近くの大井川河川敷に降り、今日は大井川を下るカヌーレースだ。昨日のダム湖と異なり、川を下るのは、漕ぐよりバランスをとるのがとても重要だ。

クルマで行けるところまで川に近づき、あとは二人で川岸まで持ち込む
大会前まで雨が多かったせいか、水がにごり、流れも速く見える。川の流れを見ながらいささか緊張ぎみの参加者たち
さすが地元参加者。余裕のポーズ。そしてこのゲーム1位。さすがだ

いっせいにスタートしたら、サーキットレースでスタートから1コーナーの進入のように大混雑になってしまうのを避けるため、カヌーに乗る前にゲームがあり、これをクリアしたチームからカヌーに乗って川下りができる。そのゲームとは・・・

石の重さ当てゲーム!スタートの合図とともに重さ1kgの石を探し、ほぼぴったりだったチームからスタートできる。これなら混雑が避けられるのはもちろん、カヌーのうまい人でもこのゲームをクリアできなければカヌーに乗れない
見事1kgの石を見つけたチームから川を下っていく。まだ岸にあるカヌーが少し寂しげな雰囲気を醸し出している
大井川の上流とはいえ川はこのように広く、ところどころ瀬があって、川が分かれていたりする。総じて浅くて安全だが、ビギナーが流れの速いルートを選んでしまうとスプラッシュマウンテンのようなスリルを味わうことになる
水深があって流れが速い場所に行くとこのような感じになる。余裕の表情に見えるが、彼らはこの後、艇内に水がたくさん入り、泳ぐことになる。カヌーにはフロートを積むのが義務なので浮くから安心。参加者はもちろんライフジャケットを着用しているので、プカプカ浮いていた

いっぽう、クルマチームは、ルートブックで道を見つけながら、緑に囲まれた心地よい林道を走る。すると今度は平均時速20km/hの指示があり、アベレージ走行のゲームが始まる。

ビジタークラスで参加しているメルセデス・ベンツGクラス。林道も似合う

このアベレージ走行区間ではさらにゲームが追加されている。それは・・・

お地蔵さん探しゲーム!一定区間の林道の脇にあるお地蔵さんの数を、平均時速20km/hで走りながら数えていく。これが右側だけかと思えば、たまに左側にあったりと乗員みんなで目を凝らしてひとつずつ見つけていくしかない。ドライバーは速度に集中し、ほかの乗員が必死に数える。

カヌーはトップが30分台でゴールし、遅いチームは1時間近くかかって下ってきた。そしてカヌーをクルマに積んで、ベースキャンプへ戻る前に全員で記念撮影。

サブトランスファーを持つ4WDであれば、このような石の路面でも走破できる

河原には鉄橋があり、川下の静岡・島田市から川根本町まで大井川鉄道が走っているが、ちょうど「きかんしゃトーマス号」が通る時間に設定していた。そこでまず

トーマス号に乗っている観光客に向けて全員で手を振ってお出迎え

しかし、このままでは自分たちの顔が写らないので、トーマス号が鉄橋の欄干で左から3つめに到達したところで一気に反転し

見事このような記念撮影ができました!実は、トーマス号が来る前に全員で反転する練習をしていた

これには知らされていなかった参加者もオフィシャルの粋なサプライズにみな大喜び。最後は、全車コンボイを組んでベースキャンプまで走った。

川根本町は宇治茶・狭山茶と共に日本の三大銘茶として名高い川根茶の産地として有名だ。茶畑のなかをゆっくり走る
カヌーを積んだSUVがこうして並んで走っている光景は、ここでしか観られないかもしれない。

こうして川根本町の山や川など大自然を堪能しながら、ときに熱くときに冷静にゲームを楽しむ。リバーレイドは、カヌーが好きな方、アウトドアをもっと楽しみたい方にとって最高のイベントだ。それはカヌーのベテランだけでなく、すでに多くの家族や会社の同僚、キャンプ仲間などいろんな参加者がいることが証明している。
最後にリバーレイド創始者で自動車環境探求家の横田紀一郎さんに今回のリバーレイドについてうかがった。横田さんは99年よりトヨタ・プリウスに乗って五大陸を縦横断しながら、エココンシャスなヒト・コト・モノと出会い、地球規模で環境保全の現場を体感してきた。

「人とクルマと自然との共生をテーマに、家族や友人達と川の源流部に育まれる多様な生物や美しい自然の原風景を楽しみたいと、第1回「リバーレイド」を開催しました。そして参加者のみなさんと自然を楽しんでいるうちに、また世界の現状をその現場で体感したいと思い、プリウスに乗って五大陸を走破しながら、世界中に暮らす方々のエシカル(倫理的、道徳的活動)な活動に触れ、新たな気づきがたくさんありました。リバーレイドも同じです。クルマやカヌーで旅すること。少しでも動けば、新たな発見、出会いがあります。川根本町には今回もたくさんの今を支え、未来を切り開く若者たちがリバーレイドのオフィシャルとして準備から本番まで誰よりも参加者のことを思い、挑んでくれました。本当に感謝しています。次回は20回となる記念大会。それまでにまた新たな体感をして、リバーレイドをよりエシカルで楽しいものにしていきたいですね。みなさん、待っていますよ」
リバーレイドを支えるオフィシャルスタッフ

次回は20回記念大会。レンタルカヌーもあるので、次回はぜひ仲間を集めて4人で参加してみよう。

(写真:茅原田哲郎・新飼亮也・加納正也)
(テキスト:寺田昌弘)

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road