クルマ×カヌー! 大自然を感じる新しいスポーツ「リバーレイド」とは? 2/3

クルマのゲームは運転の腕ではなく技と感覚が勝負

カヌーを降ろしたクルマチームは、カヌーチームを見る間もなくゲームが始まる。まずはタイヤ交換。ふだんドライブしていてパンクしたら、自分でスペアタイヤと交換したいが、タイヤ交換をする機会もなく、みな忘れがちだ。そこでゲームをしながらタイヤ交換の練習になる一石二鳥のゲームだ。

三菱・PHEVアウトランダーとマツダ・アクセラが同じゲームで対決できるのもおもしろい
ホイールナットを緩め、タイヤを外したら、クルマのまわりを外したタイヤを転がしながら1周し、再びタイヤを装着してゴールを目指す
家族でなかよくタイヤ交換

そして次は林道を使ったアベレージ走行ゲームが待ち受ける。ルートブックで走りながらある一定区間を平均時速10km/hで走る。ただタイム計測地点は参加者に教えていないので、いつからいつまで平均時速で走らなければならないかがわからないので緊張する。

林道に入り、ルートブックに書かれたアベレージ走行開始地点から10km/hにする。ただしここから計測しているわけではない
急な下りのワインディングを走る。下りで速度が出すぎたり、急なコーナーでスピードを落とさなければならない場所もあっておもしろい
まるでコマーシャルでも撮っているような景色のなかを走ることもある

移動区間はルートブックどおりに走ること

再びカヌーを降ろした場所へ戻り、カヌーチームと合流し、カヌーを載せる。

やはりSUVにカヌーを載せたスタイルはかっこいい

しかしこれで終わったわけではない。移動区間はルートブックを見ながら、指定されたルートを走らなければならないようにしてある。移動区間途中にチェックポイント(CP)があり、ここでスタンプをもらわなければ減点となる。

チェックポイント到着
ここでオフィシャルにスタンプを押してもらう

夜はキャンプ場で100人BBQ

ベースキャンプに戻り、近くの温泉に行って今日の汗を流したら、みんなで集まってBBQをする。昨夜はそれぞれのテントサイトで過ごしていたが、7年ぶりの開催でリピーターですら久しぶりの再会に話す話もたくさんあるので器材、食材を持ち寄りみんなでBBQ。参加者だけでなくオフィシャルも一緒に食べて、飲み、思いっきり楽しんで親睦をはかる。

地元青年のみなさんがスウェーデントーチを用意してくれ、灯りと暖がとれ、ふだんからキャンプを楽しんでいる人もこれには大喜びだった。
お酒も飲んで盛り上がってくると、もう自分がどのチームとか関係なく、参加者、オフィシャルもひとつになった

(写真:茅原田哲郎・新飼亮也・加納正也)
(テキスト:寺田昌弘)

[ガズー編集部]