トヨタモビリティ東京、GR Tokyo Racing参戦発表会
トヨタは「もっといいクルマづくり」を掲げ、販売店は「町いちばんの楽しいクルマ屋さん」を目指し、GR Garageを展開しています。昨年よりGR Garage東京若林をベースにネッツ東京レーシングの一員として、TGRラリーチャレンジに参戦してきましたが、今シーズンはネッツトヨタ東京をはじめ、東京のメーカー直営販売店4社が融合して2019年4月から「トヨタモビリティ東京」になり、チーム名も「GR Tokyo Racing」として新たな体制で様々なモータースポーツに挑戦していきます。
社員が挑む。私たちも盛り上げる
「トヨタモビリティ東京」は東京トヨタ、東京トヨペット、トヨタ東京カローラそしてネッツトヨタ東京の4社が融合し、社員約8,000人の世界的にも他に類をみない大きな販売店となります。カーシェアや法人向けリース、個人向け月額定額サービス「KINTO」など、今後さらにクルマがモビリティとして人や社会とのつながりかたが多様化していくなかで、クルマ本来が持つ走る楽しさ<Fun to Drive>や自分だけの1台<愛車>とより深く向き合える環境づくりをGR Garageはサポートしてくれます。GR Garage東京若林は、3月14日よりGR Garage東京三鷹に移転し、新オープン。今後はこの三鷹の他に都内に3店オープン予定で、都内のクルマ好きを広くサポートしていきます。
「GR Tokyo Racing」は、ドライバーやメカニック、チーム運営など社員が中心となり、モータースポーツの現場でクルマの楽しさ、可能性を体感し、その感動と情熱がお客様に伝わる活動をしていきます。過去フォーミュラやスーパー耐久にも参戦し、TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Raceではグランドファイナルで優勝経験もある社員の水谷大介選手は、昨年に引き続き86/BRZ Raceに参戦しますが、今年からGTドライバーが多く参戦しているプロクラスに挑戦します。そしてVitz Raceには同じく社員の長山等選手が参戦。さらに昨年に引き続き、長野オリンピック男子スピードスケートの金メダリストの清水宏保選手や、新たにスーパー耐久でクラス入賞経験のある咲川めり選手が加わり、3台でエントリーします。さらにGR Garageのお客様で参戦する方々もサポートしながらGR Garageの活動を盛り上げます。
私は、昨年に引き続きドリフト、サーキット、ラリーと幅広いレース活動をしている塚本奈々美選手のコ・ドライバーとしてTGRラリーチャレンジにトヨタ86で参戦させていただきます。昨シーズンは初コンビ、初参戦でシリーズを走り、上位だけが参戦できる特別戦まで出られるところまで行きましたので、今シーズンはさらに上位を目指して挑みます。
- 片山守社長を中心に左から咲川めり選手、長山等選手、水谷大介選手、清水宏保選手、塚本奈々美選手、私
- 今シーズンの参戦マシン。3台のVitzに86。ラリーチャレンジ用にアクアもある。私たちのマシンは只今、新ラッピング中
86/BRZ Raceが開幕。私たちのモータースポーツが始まる
3月24日に鈴鹿サーキットで86/BRZ Raceが開幕。水谷選手はスーパーGTに参戦する坪井翔選手や谷口信輝選手、松井孝允選手、井口卓人選手など互角以上の走りを見せ、プロクラス予選6位、決勝は7位でゴールしました。販売店社員ドライバーとメカニックで挑み、すばらしい成績です。そして奈々美さんと私の今シーズンも始まりました。奈々美さんは、今年6月にドイツで開催されるニュルブルクリンク24時間耐久レースにGT86で参戦します。その前に実戦テストを兼ね、3月23日に開催されたVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)第1戦に参戦しました。この時期ヨーロッパ特有の深い霧の影響でスタート時間が変わり、レース時間も短縮されましたが、リズムを崩すことなく走り、SP3クラス4位/総合97位でゴールしました。同じクラスの石浦宏明/佐々木雅弘組は、クラス7位/総合105位だったので、上々のキックオフになったと思います。私は昨年TGRラリーチャレンジの同じクラスのシリーズチャンピオンでトヨタの社員の石井宏尚さんとコンビを組んで全日本ラリー選手権に、なんと日本初となるレクサスRC Fで参戦しました。その模様は次回に紹介させていただきます。
「GR Tokyo Racing」は86/BRZ RaceやVitz Race、ラリーチャレンジを中心にモータースポーツに挑み、奈々美さんや私はさらに他のモータースポーツに参戦しながら、その体験をGR Garage東京三鷹、トヨタモビリティ東京、各メディアを通じて<Fun To Drive>の楽しさを発信していきます。今シーズンもよろしくお願いいたします。
(テキスト:寺田昌弘 / 写真:GR Tokyo Racing、VLN.de、山本佳吾、熊谷泰三)
ダカールラリー参戦をはじめアフリカ、北米、南米、欧州、アジア、オーストラリアと5大陸、50カ国以上をクルマで走り、クルマのある生活を現場で観てきたコラムニスト。愛車は2台のランドクルーザーに初代ミライを加え、FCEVに乗りながらモビリティーの未来を模索している。自身が日々、モビリティーを体感しながら思ったことを綴るコラム。
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