ボートショーで新艇レクサスLY680、そして高級車に魅了される・・・寺田昌弘連載コラム

もうすぐ夏。夏と言えば海。
海と言えば先日、ニューカレドニアで5日間のセイリングの旅を楽しんできましたが、砂漠をランドクルーザーで走るのと同じくらい、海でのクルージングも楽しいですね。

そして、今年もマリンレジャーのイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2024」が開催されました。rレクサスの新艇「LY680」の情報が得られ、高級車が間近に観られるので、パシフィコ横浜に行ってきました!

2022年のボートショーでLY650を観ましたが、イタリアのAzimutやferretti、Revaやイギリスのsunseeker、Fairlineと一線を画す独創的で優雅なデザインでした。

レクサス「LY680」は、より上質なデザインになった

  • LY680の1/20スケールモデル

今回のLY680は1/20スケールモデルのみの展示でしたが、空間をより快適に過ごせるよう、全長が19.94mから20.66mと伸びています。海外では80フィート(約24m)を超えるスーパーヨットがセレブの証のような雰囲気がありますが、オーナー自身が操船することを考えると60フィート台までがよく、私も知人のヨットに乗らせていただくときは、40~60フィートがとても多いです。

天気のいい日はキャビン(室内空間)ではなく、フライングブリッジ(キャビン上部にある操船スペース)で操船はもちろん、仲間と一緒に楽しむのが好きですが、LY680はフライングブリッジを約1,400mm拡大し、ラウンジソファにWet Barも装備され、よりゆとりある雰囲気のなかでクルージングが楽しめます。
また、スイミングプラットフォームも700mm延長され、水上バイクやシュノーケリングなどのエントリーが便利になっています。

私が海を好きな理由は、360度、海と空しかない、青の世界にいると、頭もカラダもすっきりして、素の自分になれる。自分と向き合えるひとときが過ごせることです。
これはサハラ砂漠も同様です。すでに受注開始し、2026年春から納艇予定とのことなので、早く日本で観て乗ってみたいです。

  • LY680 2026年春から納艇予定、早く日本で観て乗ってみたい

TGRにレクサスも加わり華やかなクルマの世界

ボートショーで楽しみなのは、マリンレジャーをクルマも含めて提案していることです。今回は輸入車だけでなくTOYOTA GAZOO Racingにレクサス車を展示し、さらに華やかになっていました。

  • TOYOTA GAZOO Racing GR Supra GT4 EVO

日米欧で通算100回を超える表彰台を獲得したレース専用車「GR Supra GT4」にレーシングチームやドライバー、メカニックからの情報をさらにフィードバックして誕生したGR 「Supra GT4 EVO」。

全長/全幅/全高:4,460mm/1,855mm/1,250mm
ボディ構造:高剛性ロールケージ付スチール及びアルミボディ(FIA規則に準拠)
エンジン:2,998 cm3直列6気筒ターボチャージャー

  • レクサス LM500h

レクサスのフラッグシップMPV。4座のショーファードリブン” EXECUTIVE“と新たに6座の“version L”をラインナップ。

全長/全幅/全高:5,125mm/1,890mm/1,955 mm
エンジン:2.393cc直列4気筒インタークーラー付ターボ
最高出力:202kW/6,000rpm
最大トルク:460N・m/2,000~3,000rpm
フロントモーター:最高出力64kW、最大トルク292N・m
リヤモーター:最高出力76kW、最大トルク169N・m

  • レクサス LBX

気軽に乗れるコンパクトラグジュアリー。
“cool” “Relux” “Bespoke Build”の3グレードでそれぞれFFとE-FOURをラインアップ。

全長/全幅/全高:4,190mm/1,825mm/1,545mm
エンジン:1,490cc直列3気筒
最高出力:67kW/5,500rpm
最大トルク:120N-m/3,800~4,800rpm
フロントモーター:最高出力69kW、最大トルク185N-m
リヤモーター(E-FOURのみ):最高出力5kW、最大トルク52N-m

  • ランボルギーニ アヴェンタドール ウルティメ

350台のみのリミテッドシリーズ。「アヴェンタドール」の最後を飾るモデルであり、1964年に発売されたランボルギーニ「350GT」から受け継がれてきたV12自然吸気エンジンのファイナルモデル。

全長/全幅/全高:4,868mm/2,098mm/1,136mm
車両重量:1,550kg
エンジン:6,498ccV型12気筒ガソリンエンジン
最高出力:574kW/8,500rpm
最大トルク:720N・m/6,750rpm

  • ランボルギーニ ウラカン EVO RWD

ミッドシップ+後輪駆動で、官能的なコーナリングが楽しめるウラカン最終モデル

全長/全幅/全高:4,520mm/1,933mm/1,165mm
車両重量:1,389kg
エンジン:5,204ccV型10気筒ガソリンエンジン
最高出力:449kW/8,000rpm
最大トルク:560N・m/6,500rpm

  • アストンマーティン DB12 ヴォランテ

アストンマーティン110周年、DBシリーズ75周年を迎え、2023年に誕生したDB12。2+2のオープントップモデルで、GTの枠を超えた唯一無二のスーパーツアラー

全長/全幅/全高:4,725mm/2,135mm/1,295mm
車両重量:1,898Kg
エンジン:V型8気筒3,982ccツインターボガソリンエンジン
最高出力:500kW/6,000rpm
最大トルク:800N・m/2,750-6,000rpm

ほかにも錚々たるクルマが展示されています。

船外機を中心にマリンレジャーを展開している日本ブランド

マリンレジャーには縁がない方もボートショーにはたくさんのクルマも展示され、近くでゆっくり観られる穴場でもありますので、次回はぜひ行ってみてはいかがでしょう。

写真・文:寺田昌弘

ダカールラリー参戦をはじめアフリカ、北米、南米、欧州、アジア、オーストラリアと5大陸、50カ国以上をクルマで走り、クルマのある生活を現場で観てきたコラムニスト。愛車は2台のランドクルーザーに初代ミライを加え、FCEVに乗りながらモビリティーの未来を模索している。自身が日々、モビリティーを体感しながら思ったことを綴るコラム。


MORIZO on the Road