黒塀に映える紅葉のライトアップは幻想的！角館・武家屋敷通りへドライブ　秋田県仙北市

仙北市角館町の武家屋敷通りは、江戸時代初頭の元和6年（1620）芦名氏により整備され、後に佐竹北家の城下町として栄えたエリア。広い通り沿いに黒塀が続き、歴史を感じさせる武家屋敷が並ぶ風情ある通りだ。春の桜が有名だが、秋の紅葉もまた格別で、毎年多くの人が訪れる。毎年10月1日から11月30日まで夜間のライトアップも開催され、昼間とはまた違う素敵な光景を楽しむことができる。

角館から車で約15分。紅葉の名所として有名な抱返り（だきがえり）渓谷も見頃を迎える。角館・田沢湖を流れる玉川中流に続く全長約10kmにも及ぶ渓谷だ。両岸に原生林が茂り、澄んだ渓流とのコントラストが美しく、東北の耶馬渓ともいわれる景観は、まさに一幅の絵のようだ。2018年10月10日から11月10日まで紅葉祭が開催され、イベントなども行われる。

角館を訪れたら食べてみたいお菓子のひとつに「なると餅」がある。こしあんをもち米で包んだ、花のような形がかわいらしい和菓子。昔から祝い事や特別な行事の時に作られていたもので、角館みやげにもおすすめ。

武家屋敷が並ぶ「内町（うちまち）」（北側）と、町人や商人が住む「外町（とまち）」（南側）に分けられる。内町の武家屋敷群（上・中級武士の武家屋敷にあたる）は国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受け、文化財として保護されている。

昔は狭く険しい山道で、人がすれ違う際はお互い抱きかかえるようにしなければ通れなかったことからこの名がついたという。現在は遊歩道が整備されているので、大小さまざまな滝や急流などを気軽に見て歩くことができる。紅葉の見頃は例年10月上旬から11月上旬頃。

角館に伝わる和菓子。今は道明寺粉で作られているが、江戸時代は粟（あわ）で作っていたことから、阿波の鳴門にひっかけて「なると餅」と呼ばれるようになったともいわれている。

■武家屋敷通りの紅葉ライトアップ
期間：2018年10月1日（月）～11月30日（金）
時間：16時30分～22時
場所：秋田県仙北市角館町表町武家屋敷通り
TEL：0187-54-2700（仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」）/0187-42-8280（一般社団法人田沢湖・角館観光協会）
アクセス：秋田自動車道大曲ICから車で約40分
駐車場：あり（桜並木駐車場）

■抱返り渓谷
場所：田沢湖卒田～角館町広久内
TEL：0187-54-2700（仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」）/0187-42-8280（一般社団法人田沢湖・角館観光協会）
アクセス：秋田自動車道大曲ICから車で約40分
駐車場：あり

■なると餅
○熊谷なると餅店
住所：秋田県仙北市角館町中菅沢92-14
TEL：0187-53-2829
営業時間：6時30分～17時30分
定休日：なし
アクセス：秋田自動車道大曲ICから車で約40分
駐車場：あり
料金：「なると餅」1個80円
○渡部なると餅店
住所：秋田県仙北市角館町田町上丁88-8
TEL：0187-53-2208
営業時間：8時30分～18時
定休日：不定休
アクセス：秋田自動車道大曲ICから車で約40分
駐車場：あり
料金：「なると餅」2個165円

※記事内のデータは2018年9月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。