小さくても眺めは最高！松島の「日本一小さな公園」へドライブ　長崎県西海市

長崎県の西彼杵（にしそのぎ）半島にある西海市は、三方を海に囲まれた美しい景観が魅力の町。瀬戸港（せとこう）からカーフェリーで約15分、五島灘に浮かぶ「松島」は、西海市に属する人口約800人の小さな島だ。ここ松島の「日本一小さな公園」と呼ばれる公園は、柵で囲われたその名の通り本当に小さな公園。自然木のベンチとシュロの木があるだけだが、青い海を一望できるとあって密かに人気のスポット。

松島と結ぶフェリーが発着する瀬戸港から車で約40分の「北緯33度線展望台」も、西海市の絶景スポットとして有名。モロッコのカサブランカやイラクのバグダッドと同緯度の北緯33度線に位置し、天気がよければ水平線上に五島列島や平戸島を望む。ここで見る夕日の美しさは特筆ものだ。

絶景スポットや山海の幸に恵まれた西海市では、9月7日から「さいかい丼フェア」を開催。さいかい丼とは自然豊かな西海市のアラカブ（カサゴ）やえびすタコ、西海ポーク、大島トマトなどの食材を使った丼めしを指す。さいかい丼フェア期間中はスタンプラリーやインスタキャンペーンなどのイベントもあり、「活魚料理 小安丸（こやすまる）」など参加店舗（市内の飲食店約14店舗）がそれぞれ自慢の丼を提供する。ここでしか食べられない、特別な丼を賞味しよう。

江戸時代には捕鯨、大正から昭和初期までは炭鉱で栄えた島。炭鉱が閉山となったのち、昭和56年（1981）に松島火力発電所が操業を開始。「日本一小さな公園」をはじめ、松島炭鉱四杭跡、ラクダの形にそっくりならくだ島などの見どころがある。

360度遮るものがない絶景を望む展望台。すぐ近くには旧日本海軍の施設跡がある。2012年に「全国夕陽サミット」が開催され、西海市に贈られた「夕陽と語らいの地域大賞」の授与がこの展望台で行われた。

西海市が誇る魚、肉などをふんだんに盛り込んだ、見た目もゴージャスなご当地丼「さいかい丼」を提供する活魚料理店。毎年9月中旬～11月上旬まで、市と地元の飲食店により開催される「さいかい丼フェア」参加店舗のひとつ。

■日本一小さな公園
住所：長崎県西海市大瀬戸町松島
TEL：0959-37-5833（西海市観光協会）
アクセス：西海橋から瀬戸港まで車で30分、瀬戸港から松島までカーフェリーで約15分、松島に到着後港から公園まで車で約10分
駐車場：なし

■北緯33度線展望台
住所：長崎県西海市崎戸町本郷362-1
TEL：0959-34-2208（大島崎戸観光案内所）
アクセス：長崎自動車道佐世保大塔ICから車で約55分
駐車場：あり

■活魚料理 小安丸
住所：長崎県西海市西海町太田和郷3852-12
TEL：0959-32-9500
営業時間：11～22時
休業日：月曜　ほか不定休
アクセス：長崎自動車道佐世保大塔ICから車で約30分
駐車場：あり

※記事内のデータは2019年7月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]