秋は雲海が見られるかも？！於保知盆地を一望するビュースポットへドライブ　島根県邑南町

邑南町の邑南広域農道沿いにある於保知（おほち）盆地展望台は、緑の小山や石州瓦の赤い屋根と、絵のような田園風景を一望できる絶景ポイント。春または秋（9～11月）の早朝には、霧の海・雲海が発生することがあり、幻想的な光景が広がる。雲海は山間部や盆地で発生しやすく、於保知盆地でも昼夜の寒暖差が大きい、快晴であるなど条件の揃った日は絶好のチャンスだ。

於保知盆地展望台から車で約10分の「瑞穂ハンザケ自然館」は、国の特別天然記念物であるオオサンショウウオを飼育・展示する施設。「ハンザケ」という愛称で地元の人たちに親しまれているオオサンショウウオは、邑南町の川に多く生息している。夏休み期間の瑞穂ハンザケ自然館では、川へオオサンショウウオを見に行ったり、夜の生態を観察したりといったイベントも開催。オオサンショウウオと仲良くなれるスポットだ。

「里山のからだにやさしい邑南食材レストラン 香夢里（かむり）」は、瑞穂ハンザケ自然館から車で約15分。高原地帯に位置し、豊富な水源と食材に恵まれた「A級グルメのまち」を掲げる邑南町で、地元の高原野菜やハーブ、無農薬野菜を使った料理を提供する。ハーブガーデンなどがある「香木の森」内にあり、ランチやティータイムのあとは園内散策を楽しめる。

於保知盆地を一望する展望台。盆地の田園風景の中に見える緑の小山は、かつてこの地域で行われた砂鉄の採集「鉄穴流し（かんなながし）」によってできた「鉄穴残丘（かんなざんきゅう）」で、江戸時代から明治にかけて「たたら製鉄」が行われていたことを物語っている。

中国、アメリカ、日本にしか生息しない「生きた化石」といわれる両生類、オオサンショウウオを飼育。島根県での別名「ハンザケ」の名前は、オオサンショウウオの口が大きく身体が半分に裂けているように見えるから名付けられたとも、身体を半分に裂いても生きているからともいわれている。

邑南町の高原野菜やハーブを使った、体にやさしい料理を提供するレストラン。香木の森内にある。

■於保知盆地展望台
所在地：島根県邑智郡邑南町矢上
TEL：0855-95-2369（邑南町観光協会）
アクセス：浜田自動車道瑞穂ICから車で約15分
駐車場：あり

■瑞穂ハンザケ自然館
住所：島根県邑智郡邑南町上亀谷475
TEL：0855-83-0819
開館時間：10～17時（5～8月）、9～16時（9～4月）
休館日：月曜（祝日の場合翌日）、年末年始
料金：大人300円、子ども150円
アクセス：浜田自動車道大朝ICから車で約20分
駐車場：あり
URL：http://www.ohtv.ne.jp/mizuho-hanzake
◇夜のオオサンショウウオ観察会開催予定（申し込みは各日２日前まで）
8月24日（土）19時30分～21時
8月31日（土）19時30分～21時

■里山のからだにやさしい邑南食材レストラン 香夢里
住所：島根県邑智郡邑南町矢上8529-8　香木の森内
TEL：0855-95-0069
営業時間：ランチ11～15時（ラストオーダー14時）、カフェ14～16時（ラストオーダー15時30分）、ディナー18～21時（ラストオーダー20時）※ディナーは2日前20時までに要予約
定休日：火・水曜、冬期休業日
アクセス：浜田自動車道瑞穂ICから車で約10分
駐車場：あり
URL：https://kamri.jp/

※記事内のデータは2019年7月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]