松島湾に浮かぶ島々を一望！四大観（しだいかん）のひとつ、大高森へドライブ　宮城県東松島市

2019.12.18 14:00

日本三景のひとつとして知られる松島。松島湾に浮かぶ260余の島々を一望できる4つの名所が「四大観（しだいかん）」だ。「壮観・大高森（おおたかもり）」、「麗観・富山（とみやま）」、「偉観・多聞山（たもんざん）」、「幽観・扇谷（おうぎだに）」の四大観はいずれも高地や断崖であり、名称にはそこから眺める風景の印象を表す言葉が付けられている。「壮観・大高森」は松島湾の東側、宮戸島のほぼ中央にある標高105.8mの山。山頂からは、男性的といわれる嵯峨渓（さがけい）と、女性的といわれる松島湾を一望できる（TOP画像は壮観・大高森から望む松島湾）。晴れた日の昼間はもちろん、夕景も素晴らしい。

「大高森」から車で約1分のところにあるのが「奥松島縄文村歴史資料館」。一帯は縄文村として、メイン施設である歴史資料館のほか、資料館付属の「中庭美術館」、手作りによる土屋根の竪穴住居などを備えている。歴史資料館では近くの国史跡「里浜貝塚」から見つかった縄文土器や装身具などを展示。縄文人の知恵や暮らしにふれてみよう。「勾玉づくり」や「火おこし」、「鹿角ストラップづくり」などの縄文体験もでき、子どもたちに人気だ（「火おこし」は4～11月に開催）。

帰りにおみやげを買うなら、「奥松島縄文村歴史資料館」から車で約20分の「東松島あんてなしょっぷまちんど」へ。海苔など東松島市の特産品もいいが、なかでもおすすめは「ブルーインパルス」のグッズ。東松島市にある航空自衛隊松島基地は、アクロバット部隊「ブルーインパルス」のホームだ。ここでしか手に入らないペンケースやマグネットなど、ファンでなくとも買いたくなるようなおしゃれなデザインばかりだ。

四大観壮観・大高森

松島湾最大の島、宮戸島の中央に位置する高峰。登山口から山頂までは歩いて15～20分ほど。山頂から箱庭のように松島の島々が眺められるため、「壮観」と称されている。

: 東に金華山、北に栗駒山、西に松島湾が船形の峰に広がる様子はまさに壮観。

奥松島縄文村歴史資料館

松島湾沿岸に数多く残る、縄文時代の貝塚のひとつ「里浜貝塚」（国史跡）から出土した道具類や、その食生活を伝える魚介類、鳥獣の骨などを展示。丸木舟の上から魚を狙う縄文人の立体模型や縄文人の暮らしぶりを復元したイラストパネルなどがある。

: 縄文の世界へと誘う縄文村歴史資料館。その奥には「さとはま縄文の里史跡公園」がある。

: 資料館内にある貝層断面は、約2500年前の貝塚を剥ぎ取ったもの。アサリなどの貝殻や動物の骨、土器などがぎっしり。

: 縄文人大解剖コーナーでは、縄文人の骨格を展示。

: 丸木舟の上から魚を捕えようと狙いを定める縄文人のリアルな立体模型もある。

東松島あんてなしょっぷまちんど

東松島市の特産品を販売するアンテナショップ。健康増進センター・東松島市健康増進センターゆぷと1Fにある。

: 地元の旬の野菜や海産物などが並ぶアンテナショップ。

: ブルーインパルスのマグネット（6機とストラップ付き）は1300円（税別）。おみやげに大人気。

: オリジナル畳縁「ブルーインパルス」を使ったペンケースが人気。1200円（税別）。

: 多くのブルーインパルスグッズが並ぶ。

■四大観壮観・大高森
住所：宮城県東松島市宮戸
TEL：0225-87-2322（東松島観光物産協会）
アクセス：三陸自動車道鳴瀬奥松島ICから車で約15分
駐車場：あり

■奥松島縄文村歴史資料館
住所：宮城県東松島市宮戸字里81-18
TEL：0225-88-3927
開館時間：9時～16時30分（受付は～16時）
休館日：水曜、年末年始
入館料：大人400円、高校生300円、小中学生150円
アクセス：三陸自動車道鳴瀬奥松島ICから車で約20分
駐車場：あり
URL：http://www.satohama-jomon.jp/

■東松島あんてなしょっぷまちんど
住所：宮城県東松島市矢本字河戸342-2 東松島市健康増進センターゆぷと1F
TEL：0225-83-3391
営業時間：10～18時
定休日：不定休
アクセス：三陸自動車道鳴瀬奥松島ICから車で約10分
駐車場：あり
URL：https://www.machindo-higamatsu.com/

※記事内のデータは2019年12月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]