真っ赤なモミジのトンネルをくぐろう！大山参道へドライブ　栃木県那須塩原市

那須塩原市にある「大山参道」は、旧薩摩藩士の大山巌（おおやまいわお）元帥の墓所に設けられた参道。西那須野の地を愛し、別荘や農場を持っていた大山は大正5年（1916）に没し、遺言により自ら開いた農場の一角に墓所がつくられた。全長約200mの参道両脇には樹齢約100年のイロハモミジが80本ほど植えられ、秋には赤や黄の紅葉が重なり合ってトンネルのような景観を見せる。一帯は大山公園として市民に親しまれ、紅葉スポットとしてもおなじみだ。見頃は例年11月中旬から下旬頃。

ドライブの後は温泉でひと休み。「大山参道」から車で約40分の「塩原温泉 湯っ歩の里」は全長約60m、源泉かけ流しの足湯回廊がある温浴施設。庭園中心の温泉池である鏡池の外周を巡るようにして設けられた足湯回廊は、底に大小さまざまな石が埋め込まれ、足裏をマッサージされているような感覚で歩くことができる。ベンチがあるので座って足湯に浸かるのもよい。敷地内には回遊庭園が広がり、鏡池のほか湯滝や温泉が飲める飲泉堂などもある癒しスポットだ。

お腹が空いたら、食事には那須塩原名物「スープ入り焼きそば」を食べてみよう。「塩原温泉 湯っ歩の里」から車で約2分とすぐの「こばや食堂」では、50年以上前からスープ入り焼きそばを提供。炒めたソース焼きそばを丼に入れ、醤油味のスープを入れたもので、寒い季節は特におすすめだ。

温泉やグルメで温まれる、紅葉が見頃の那須塩原へドライブに出かけよう。

参道は大山巌元帥の没後に宮内省技師の山本直三郎により整備され、参道と交わる大田原街道以北にはヒノキ、以南にはイロハモミジが植えられた。モミジ並木となった以南部分の参道は昭和30年（1955）に大山家より旧西那須野町に寄贈された。

年間6万人もの人が訪れる温泉施設。池の周りに沿うように長さ約30mの足湯が２つあり、それぞれ熱い湯とぬるめの湯が張られている。全部で約60mの足湯は、底に埋め込まれた石を踏んで歩くことで健康効果も期待できる。塩原にちなんだ歌碑や文学碑が建つ庭園は花や樹木が美しく、散策を楽しめる。

塩原温泉街にあり、昔から人々に親しまれている食堂。座席数は24、お座敷もあってゆっくり食事ができる。

■大山参道
住所：栃木県那須塩原市下永田2-3
TEL：0287-37-5107（那須塩原市西那須野支所産業観光建設課）0287-62-7160（那須塩原市建設部都市整備課）
料金：無料
アクセス：東北自動車道西那須野塩原ICから車で約15分 
駐車場：あり（大山公園の駐車場を利用）

■塩原温泉 湯っ歩の里
住所：栃木県那須塩原市塩原602-1
TEL：0287-32-3101
営業時間：9～18時（12～3月は9～17時）
定休日：木曜（祝日の場合は翌日）
料金：高校生以上200円、小・中学生100円、未就学児無料
アクセス：東北自動車道西那須野塩原ICから車で約30分 
駐車場：あり
URL：https://yupponosato.com/

■こばや食堂
場所：栃木県那須塩原市塩原795
TEL：0287-32-2371
営業時間：11～15時(スープがなくなり次第終了)
定休日：不定休
アクセス：東北自動車道西那須野塩原ICから車で約30分
駐車場：あり

※記事内のデータは2020年10月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]