町のシンボル・鹿島を望む絶景レストラン!道の駅発祥の地へドライブ 山口県阿武町
阿武町の道の駅「阿武町」は、道の駅発祥の地とされている。道の駅が制度化される前の実験的施設として1991年にオープンし、その後、1993年4月の第1回登録の道の駅のひとつとして建設省(現・国土交通省)より認定された。国道191号沿いに建つ施設には、物産直売所のほか日本海温泉「鹿島の湯」や温水プールがあり、ドライブの休憩スポットにも最適。2021年5月には「はじまりのレストラン【かしま】」がオープンした。日本海を一望するレストランで、阿武町産の食材を使った料理を味わおう。
道の駅「阿武町」から車で約5分の「大覚寺(だいかくじ)」は 曹洞宗の古刹だ。参道の両側に1本ずつ生えるビャクシン(白杉)は山口県下最大といわれる名木で、県の天然記念物に指定されている。境内には毛利元就に屈し今の阿武町で没した戦国武将、尼子義久の墓もあり、小高い丘の上にある墓からは、ビャクシンの木や寺の全容を一望できる。
同じく阿武町で歴史を感じるスポットが、大覚寺から車で約20分の「佐々木小次郎の墓」と伝わる墓所である。関門海峡に浮かぶ巌流島の決闘で絶命したのち、小次郎の妻、ユキがこの地にあった正法寺で尼僧となり、夫・小次郎の墓を建てたという。墓石には「佐々木古志らう」と刻まれ、妊娠中だったユキが子どもへの因果応報を断ち切るため小次郎の字を変えて刻んだものと伝わる。
日本海に臨む阿武町をドライブして、道の駅の発祥地や武将剣客の墓を訪ねてみよう。
はじまりのレストラン【かしま】(道の駅「阿武町」内)
道の駅「阿武町」温泉棟1階にオープンしたレストラン。店内からは阿武町のシンボル、日本海に浮かぶ男鹿島・女鹿島や、海に沈む夕日を一望。地魚たっぷりの海鮮丼や阿武町産の希少牛、無角和牛のカレーなどを食べられる。
大覚寺
もともとは光応寺(こうおうじ)と呼ばれていたが、1610年に没した尼子義久の戒名にちなんで1611年に大覚寺と改名、境内を整備。ビャクシンの巨樹はこの際に近くのビャクシン自生地より植え替えたものといわれている。
佐々木小次郎の墓
佐々木小次郎の妻、ユキがこの地の正法寺に身を寄せ、夫・小次郎を弔う墓を建てたとされる。ユキは尼僧となり、近くの庵で一生を終えたという。
■はじまりのレストラン【かしま】(道の駅「阿武町」内)
住所:山口県阿武郡阿武町大字奈古2249
TEL:08388-2-2121
営業時間:営業時間:月~金11~16時(LO 15時30分)土・日曜、祝日11~21時(LO 20時30分)
定休日:水曜(祝日の場合は営業、翌日休業の場合あり)、年末年始
アクセス:中国自動車道美祢東ICから車で約60分
駐車場:あり
URL:http://www.abucreation.com/facilities/1632-2/
■大覚寺
住所:山口県阿武郡阿武町大字奈古
TEL:08388-2-3111(阿武町役場まちづくり推進課)
アクセス:中国自動車道美祢東ICから車で約60分
駐車場:あり
■佐々木小次郎の墓
住所:山口県阿武郡阿武町福賀
TEL:08388-5-0211(阿武町役場福賀支所)08388-2-3111(阿武町役場まちづくり推進課)
アクセス:中国自動車道美祢東ICから車で約80分
駐車場:あり(農作物直売所「福の里」の駐車場より徒歩約10分)
※新型コロナウィルスの影響により内容が変更される場合がございます。各イベント・施設の公式HPにてご確認をお願いいたします。
※記事内のデータは2021年6月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。
[ガズー編集部]
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