奥入瀬渓流と十和田湖に遊ぶ清冽な水辺のドライブルート

東北屈指の景勝地と港町を巡る

青森きっての景勝地を巡り活気あふれる港町へ抜けるルート。青森中央ICからほどなく道幅の広い国道103号が続き、萱野高原付近からワインディングロードに変わる。秘湯 酸ヶ湯温泉を過ぎると、標高によって景色が移ろう十和田・八甲田ゴールドラインへ。奥入瀬渓流沿いに国道102号を走り十和田湖を一周。途中、展望台からの眺望を楽しもう。子ノ口からはふたたび奥入瀬渓流に戻り焼山の分岐へ向かう。国道102号を八戸方面に走り、十和田市現代美術館を経由し国道45号から八戸へ。八戸横丁で、地元の味覚を堪能したい。

ルートマップ:約3時間57分(約163km)

S:青森中央IC

約25km 国道7号、国道103号(十和田・八甲田ゴールドライン) 約35分

1:酸ケ湯温泉

スポット情報
八甲田連峰の主峰大岳の西麓に位置する一軒宿で、立ち寄り入浴も可能。江戸時代から、壮大なスケールの千人風呂を有する湯治場として愛されてきた古湯で、昭和29年(1954)に国民保養温泉第1号に指定された。乳白色の熱めの湯は酸味があり、じわじわと肌になじむ。大自然と効能あらたかな湯を合わせて楽しめる温泉宿として、東北屈指の人気を誇っている。

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約20km 国道103号(十和田・八甲田ゴールドライン)、国道102号 約25分

2:奥入瀬渓流

スポット情報
十和田湖から流れ出る唯一の川が奥入瀬川。焼山[やけやま]から子ノ口[ねのくち]までを奥入瀬渓流と呼ぶ。奥に入るほどに瀬が多くなることから「奥入瀬」と名づけられたという。「住まば日の本 遊ばば十和田 歩きゃ奥入瀬三里半」と文人・大町桂月はうたった。バスはさまざまに姿を変える瀬を見ながら、ブナなどの広葉樹林の中を走る。道路と平行して焼山~子ノ口間14kmの遊歩道があり、約5時間。石ケ戸[いしけど]~子ノ口は約8.9km3時間、雲井の滝~子ノ口は約6km2時間、銚子大滝~子ノ口は1.5km30分。一般的に石ケ戸側から歩く方が景色がいい。

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約40km 国道102号、国道454号、国道103号 約60分

3:十和田湖

スポット情報
青森駅から車で約2時間。奥入瀬の渓流美を十分に満喫した頃、子ノ口近くの木立の中に十和田湖が姿を見せる。典型的な二重カルデラ湖で、周囲46km、最深部は327m。秋田県の田沢湖、北海道の支笏湖に次いで3番目の深さだ。形成は20万年前に遡る。

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約42km 国道103号、国道102号、一般道 約60分

4:十和田市現代美術館

スポット情報
平成20年(2008)に東北初の現代美術館として開館。草間彌生、奈良美智、ロン・ミュエクなど世界の第一線で活躍するアーティストらの作品を常設展示。大きな特徴は、作品それぞれがこの美術館のために制作されており、設計段階から館内の空間全体を使って表現した作品が多いこと。作品は巨大な女性像であったり、外観を照らす照明であったりと楽しい。「官庁街通りという野外空間を舞台に、通り全体を美術館に」という計画をもとに草間作品をはじめとした作品が設置された。

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約32km 一般道、国道102号、国道45号、国道340号、県道251号 約50分

5:八戸横丁

スポット情報
漁師をもてなすために発展した八戸の横丁。現在、みろく横丁、長横町れんさ街、ロー丁れんさ街など8つの横丁があり、小料理店やバーが並んでいる。地元の人々と肩を並べて、郷土料理を楽しめる。

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約4km 県道251号、国道340号、県道29号 約7分

6:八戸IC

ベストシーズン

八甲田ロープウェー山頂駅を起点に整備された八甲田ゴードライン(田茂萢岳自然研究路)は、高山植物が咲き誇る散策路。5月下旬~6月中旬のシラネアオイの群落など、周囲を華やかに彩る。

奥入瀬渓流、十和田湖と水辺にはさわやかな風が吹く。車を降りて十和田湖遊覧船に乗るのも楽しみ。

10月中~下旬になると、十和田ゴールドラインと呼ばれる国道103号の周囲は鮮やかな紅葉に包まれる。

八戸から三沢にかけての冬の味覚の一つがホッキ貝。12月に解禁され、3月まで刺身や炭火焼などで堪能したい。

ドライブ情報

  • 谷地温泉から十和田湖温泉郷までは新緑の木漏れ日が美しいルート。
  • 奥入瀬渓流沿いは大型の観光バスも往来するので早朝ドライブがおすすめ。特に紅葉期は渋滞必至。
  • 休憩スポットが少ないルートなので十和田湖の休屋ではたっぷり休息を。

問合せ先情報

  • 青森市観光課 017-734-5175
  • 十和田湖国立公園協会十和田湖総合案内所 0176-75-2425
  • 八戸市観光課 0178-46-4040

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