長崎県 雲仙・島原のおすすめドライブルート
生きている地球の鼓動を実感。溢れる大自然を身近に
温泉や湧水など自然の恵みにあふれた島原半島を半周する。世界ジオパーク日本第1号に認定された島原半島は、火山や断層活動など地球の営みをダイレクトに伝えるフィールドミュージアム。半島入口の千々石展望台で雲仙普賢岳を遠望したら、105℃と日本一の熱量を誇る小浜温泉を足湯で堪能しよう。雲仙は日本で最初に国立公園に指定された地でもあり、噴煙が立ち上る雲仙地獄を巡れば火山のパワーを体感するはず。四季折々の景観が楽しめる仁田峠へは仁田峠循環道路で。道路沿いに第二展望所、その先に第一展望所とふたつの展望所がある。がまだすドーム、平成新山ネイチャーセンターで火山について学んだら、城下町の島原で湧水巡りを楽しもう。
ルートマップ:約3時間34分(約138km)
S:諫早IC
約20km 国道34号、国道57号 約30分
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1:千々石展望台
スポット情報
千々石観光センターに併設された大展望台。眼下に橘湾の入り江や千々石海岸、左手には遠く雲仙普賢岳も一望でき、ベンチが多く置かれているのでゆっくり眺めを楽しめる。観光センターでは名物のテイクアウトグルメ、じゃがちゃん1串250円が人気。
約12km 国道57号 約20分
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2:ほっとふっと105
スポット情報
小浜温泉の源泉105度にちなんだ全長105m、日本で一番長い足湯がある。ここで温泉地ならではの楽しみとして人気なのが蒸し釜。温泉の熱を利用した蒸し釜が設置されていて、食材を持参すれば自由に無料で利用できる。貸しカゴは1回30分200円。
約13km 国道57号 約20分
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3:雲仙地獄
スポット情報
大小の岩の間から白煙が立ち上り、硫黄の匂いが漂う雲仙地獄はキリシタン殉教の舞台にもなった場所。地獄を見下ろす丘には、キリシタン弾圧の歴史を物語る十字架が建てられている。明治初期、お糸の処刑とともに吹き出したと伝えられるお糸地獄や、100度近い熱泉と水蒸気が湧く大叫喚地獄[だいきょうかんじごく]など約30の地獄が点在。
約8km 国道57号、仁田峠循環道路 約12分
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4:仁田峠展望所
スポット情報
標高約1100mにある展望所からは、平成2年(1990)の普賢岳の噴火で誕生した平成新山[へいせいしんざん](天然記念物)をはじめ、はるか天草方面まで一望できる。春はミヤマキリシマ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は霧氷と季節ごとに変化に富んだ景観も魅力。ここから雲仙ロープウェイが発着しており、標高差約174mの仁田峠~妙見岳間を36人乗り2両編成のゴンドラが8~15分間隔で運行している。仁田峠駅には売店がある。
約22km 仁田峠循環道路、国道57号、国道251号、一般道 約35分
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5:がまだすドーム
スポット情報
がまだすドームが家族で楽しく遊んで学べる体験ミュージアムにリニューアル。雨の日も嬉しい屋内遊具スペース「こどもジオパーク」では、トランポリンやボルダリングなど地球の力や雲仙火山の魅力を体全体で感じて遊ぶことができる。赤ちゃん、幼児向けスペースも完備。また、実験で科学や火山について学べる「ワンダーラボ」、ジオラママッピングやドローンなどの最新技術を使い、平成2年(1990)に始まった雲仙普賢岳の噴火を体験、学習できる常設展示ゾーンなど見どころ満載。館内には島原の食材にこだわった人気のカフェも。週末にはワークショップも開催している。
約10km 一般道、国道251号、国道57号、県道207号(島原まゆやまロード) 約15分
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6:平成新山ネイチャーセンター
スポット情報
平成新山の北東約2.5kmのところにある垂木台地は、平成5年(1993)5~6月にかけて発生した火砕流によって、壊滅的な被害を受けた。平成新山ネイチャーセンターは、火砕流による被災の10年後にあたる平成15年(2003)2月に垂木台地上にオープンした施設で、火砕流によって失われた植物がどのように復活してくるのかを観察している。施設では、周囲の動植物に関する展示や、体験イベントが定期的に開催されている。駐車場や敷地内から見る平成新山の姿はまさに圧巻。
約8km 県道207号(島原まゆやまロード)、県道58号 約12分
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7:島原城
スポット情報
寛永元年(1624)、築城の名手と讃えられた藩主・松倉重政が、7年の歳月をかけて完成させた城。この時領民に課した重税が、島原の乱を引き起こす原因になったともいわれる。明治維新で解体されたが、昭和39年(1964)に復元。五重の天守閣の内部には、島原の乱の資料を展示したキリシタン史料館などがある。敷地内には普賢岳噴火活動の歴史を解説した観光復興記念館、彫塑家・北村西望の記念館も併設。3館で所要1時間。
約45km 県道58号、国道251号、国道57号、国道34号 約70分
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8:諫早IC
ベストシーズン
雲仙は、九州の火山地だけに咲くミヤマキリシマが群生。雲仙地獄付近は4月下旬~、仁田峠は5月上旬が見頃。
新緑がきれい。標高700mを超える雲仙は夏でも平均気温22℃前後と快適。
普賢岳一帯の紅葉が見事。約100種以上の草木が燃えるように色づく。11月初旬がピーク。
島原は昔から島原沖で獲れるガンバと呼ぶトラフグで知られるところ。12~3月まで各食事処で。
ドライブ情報
- 仁田峠循環道路の通行時間は4~10月は8~18時、11~3月は8~17時。
- 有料だった仁田峠循環道路は協力金制(目安100円)。
- 標高の高い雲仙だが国道57号は冬でもチェーン規制は稀。
問合せ先情報
- 雲仙観光協会 0957-73-3434
- 島原温泉観光協会 0957-62-3986
- 観光ガイド大手門番(島原) 0957-63-3899
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※取材時の情報のため、内容が変更になっている場合があります。お出かけ前にはご確認いただけますようお願いいたします。
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