万葉集でも詠われる「三輪山」の絶景を眺め、古の風景を楽しもう！　奈良県桜井市

2018.08.25 12:00

「三輪山」は、古事記や日本書紀、万葉集にも多く登場し、額田王や柿本人麻呂らにも詠われた神の山。山そのものが大神神社（おおみわじんじゃ）のご神体であるため、本殿がない原初の神祀りの形を今に伝えている。
三輪山は古事記にも記された古道「山の辺の道」の東側に位置する。春分の頃に山頂から昇る朝日の美しい姿、あるいは、背後から昇る日の出とともに水田に「逆さ三輪」として映る光景など、さまざまな絶景を楽しむことができる。
登拝することもできるので、その場合は、三輪山の神・大物主大神（おおものぬしのおおかみ）を仰ぎ拝む気持ちでお参りしよう。

: かつて厳しく入山が制限されていた三輪山だが、現在は許可されている。太古の昔より神の鎮座する神聖な山として、観光やハイキング気分での入山は慎み、敬虔な気持ちで「お参り」しよう。三輪山登拝には、摂社「狭井神社（さいじんじゃ）」での受付が必要。入山登拝禁止日もあるので、事前に確認を。

: 日本最古の神社といわれる「大神神社」。三輪山を御神体としており、本殿はなく、拝殿のみがある。三輪山とあわせて訪れ、悠久の時を感じたい。

DATA
スポット名称：三輪山/大神神社（おおみわじんじゃ）
住所：奈良県桜井市三輪1422（大神神社）
TEL：0744-42-6633（大神神社）
アクセス：西名阪自動車道天理ICから車で約30分
駐車場：あり（4カ所/計320台/無料）
登拝料：300円（三輪山登拝には摂社「狭井神社」での受付が必要）
受付時間：登拝/9～14時　※16時までに下山報告（狭井神社）、ご祈祷/9～17時（大神神社）
URL：http://oomiwa.or.jp/
備考：三輪山登拝の主眼はお参りにあり、観光や一般の登山・ハイキングとは異なることに留意すること。

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