標高750mの天空に佇む遺跡はロマンたっぷり!東洋のマチュピチュへ行こう 愛媛県新居浜市
大正から昭和時代にかけて、かつてたくさんの人々が生活していたといわれる「別子銅山(べっしどうざん)」。現在は、多数の産業遺産のほか、鉱山観光施設、温泉施設、子供用の遊戯施設などさまざまな施設を兼ね備えた複合施設「マイントピア別子」として、観光客に人気のスポットとなっている。
「マイントピア別子」は端出発(はでば)と東平(とうなる)の2つのゾーンからなり、観光施設が集まる端出発ゾーンに対し、標高750mに位置する東平ゾーンは「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる、ミステリアスなスポットとして注目されている。
緑深い山中を登った先に現れる東平ゾーンでは、花崗岩造りの堅牢な貯鉱庫や索道停留所、暗い大・小のマンプ(トンネル)、重厚な火薬庫口、赤レンガ造りの変電所などの遺構が多数残されている。その姿はまるで古代遺跡のよう。さらに、遺産の上方から見下ろすと、レトロな建造物が深い緑と季節の花に囲まれた、不思議な美しさに出会えるはずだ。
東平ゾーンへは車でも行けるが、山道がかなり狭いため、端出発ゾーン発着の観光バスで訪れるのがおすすめ。ガイド付きなので、別子銅山の歴史や建造物について、いろいろな話を聞こう。
- 東平と端出場を結ぶ主要輸送機関だった「索道停車場跡」。赤いレンガが朽ちていく様子が歴史を感じさせる。索道とは空中に渡したロープに吊り下げた輸送機器に人や物をのせて運ぶ交通機関のことで、ロープウェイやスキーのリフトなどが含まれる。
- 220段の長大な階段に生まれ変わった「インクライン(傾斜面を走る軌道)」。かつては、端出場から東平に運ばれてきた物資を荷揚げするために使われていた。
- 「小マンプ」と呼ばれる、東平ゾーンにある短いトンネル。現在は、東平にゆかりのある鉱山運搬機器の展示場になっている。
- 「東平歴史資料館」では、鉱山の町としてにぎわっていた当時の別子銅山や生活文化を紹介している。開館時間:10~17時/入場料:無料/休館日:毎週月曜(休日の場合は翌日)、12~2月
DATA
スポット名称:マイントピア別子・東平(とうなる)ゾーン/通称:東洋のマチュピチュ
住所:愛媛県新居浜市立川町707-3(マイントピア別子)
TEL:0897-43-1801
アクセス:松山自動車道新居浜ICからマイントピア別子・端出場ゾーンまで車で約12分。端出場ゾーンから東平ゾーンまで車で約30分。※端出場ゾーンからは東洋のマチュピチュ観光バスの利用を推奨。
駐車場:あり
入場料:東平ゾーンの入場料は無料
営業時間:散策自由(夜は山道が危険な為日没前の散策が望ましい)
定休日:東平ゾーンは12~2月は冬季通行止め/マイントピア別子は無休(2月は設備点検のため休館日あり)
URL:http://besshi.com/machu-pikchu/
備考:東平ゾーンへの道は山道で大変狭いため、端出場ゾーンから観光バスの利用を推奨(要予約)。
◇東洋のマチュピチュ観光バス
出発時間:11時/13時
利用料:大人(中学生以上)1300円、3歳以上~小学生700円
所要時間:約2時間
※平日は5名以上の申込み、土・日曜、祝日は1名以上の申込みがあれば運行。端出場ゾーンの鉱山観光施設、別子温泉などの各施設には利用料金が必要。
※記事内のデータは2019年3月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。
また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。
[ガズー編集部]
歴史とロマンが溢れるスポット
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