房総丘陵を突き抜ける約10kmの山岳道路 ~ 房総スカイライン コースガイド ~

千葉県君津市から鴨川市方面へ、南房総地域の山岳地帯を経由し内房と外房を結ぶ房総スカイライン。その一部、君津市西粟倉から君津市片倉までの約10km区間は「房総スカイライン有料道路」とよばれ、内房と外房を結ぶ幹線道路のひとつとして、また森林浴を楽しめる爽快なドライブルートとして人気がある。全体に緩いカーブが多く、アップダウンも比較的緩やか。2019年4月、その先に続く「鴨川有料道路」とともに料金徴収期限を迎え、現在は完全に無料で通行できるようになっている。

コースガイド

君津IC~片倉交差点

東粟倉交差点から片倉交差点まで、房総スカイラインをドライブ

東京方面から外房の鴨川に抜ける場合、起点となる高速出口は館山自動車道の君津IC。ここから、すぐ脇を通る県道92号を南東方面に向かうと約12kmで東粟倉交差点に出る。ここを左折すると房総スカイラインだ。制限速度は全線時速50km。幅約6.5mの片側一車線道路で、全線にわたって追い越し禁止だ。全体に緩やかな勾配があり、峰山PAまでは概ね上り坂、そこから先は下り坂が主体となる。途中、2つのトンネルがあり、ほとんどの区間が木々の間を通っているため眺望はあまりよいとはいえないが、峰山PA周辺とその先の峰山大橋あたりは眺望が開けており、房総の丘陵地帯の風景を楽しめる。全体にカーブも緩やかなので、スピードの出しすぎには十分に気を付けたい。道中、猿の群れに出くわすこともあるそうなので安全運転に徹しよう。

東粟倉交差点

県道92号をこの東粟倉交差点で鴨川方面へと左折する。周囲はのどかな里山の風景。
県道92号をこの東粟倉交差点で鴨川方面へと左折する。周囲はのどかな里山の風景。

峰山PA

峰山PAからの風景。この辺りがコース上で一番標高が高いところで、比較的視界が開けている。道路越しになだらかな房総丘陵が見える。
峰山PAからの風景。この辺りがコース上で一番標高が高いところで、比較的視界が開けている。道路越しになだらかな房総丘陵が見える。

峰山大橋

谷にかけられた峰山大橋。左右の眺望が開けているので気持ちいい。
谷にかけられた峰山大橋。左右の眺望が開けているので気持ちいい。

片倉交差点

ここまでが房総スカイライン。左折すると亀山湖で、鴨川方面へは右折。かつては、ここから鴨川有料道路が始まっていた。
ここまでが房総スカイライン。左折すると亀山湖で、鴨川方面へは右折。かつては、ここから鴨川有料道路が始まっていた。

房総スカイラインを走ってみた

房総スカイラインの制限速度は時速50km。全線追い越し禁止でUターンも禁止だ。駐車場は峰山PA1カ所のみ。森林浴を楽しみながら走っていると、不意に開けた景色が現れるのが楽しい。

SNSで話題沸騰!清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)はここからすぐ

片倉交差点から鴨川方面に向かう際、ぜひ立ち寄っておきたいのが清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)だ。ある条件で洞窟が「ハート形」に見えることでSNSを通して話題になり、一躍人気スポットへと変貌を遂げた。このあたり一帯は清水渓流広場といい、地元の人からは「濃溝の滝」「亀岩の洞窟」「川廻しのトンネル」などともよばれている。駐車場から洞窟までは徒歩でアクセスできる。

3月と9月の早朝に、向こう側から差し込む光が水面に映ってハート形に見えることがある。
3月と9月の早朝に、向こう側から差し込む光が水面に映ってハート形に見えることがある。

清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)
住所:千葉県君津市笹1954(駐車場)
TEL:0439-56-1325(君津市観光課)
アクセス:片倉交差点から車で約4分
営業時間:公園内は入園自由
料金:無料
駐車台数:普通車約130台

※記事内のデータは2019年8月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]

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