来年夏に行ってください、中央道の夏ドライブといえばここでしょう
夏も過ぎ、少し肌寒くなってきました。紅葉も間近です。今年の夏、コロナ禍でお出かけを自粛した人も多いのではないでしょうか。そこで、あえて中央道の夏に最高の観光スポットを振り返ってみます。来年は是非おでかけください。
中央道は、日本の中でも標高の高い南アルプスや中央アルプスの間を走行するため、他の地域にくらべて標高の高い部分が多いのが特徴です。
主な山では、東京方面からの順番では、高尾山・富士山・八ヶ岳・木曽駒ヶ岳・恵那山と知名度の高い山の近くを通ります。ラインナップがすごすぎますね。
そもそも日本は、国土の約7割が森林地帯であり、中央道の周辺はとくに山岳や森林の割合が高くなっています。森林からでているマイナスイオンは、人の心を穏やかにしてくれます。
さらに、山々の自然に代表される観光スポットがたくさんあり、夏の時期だからこそ楽しんでいただきたいスポットがいっぱいあるんです。秋冬も楽しいと思いますが。
私も、長年中央道を運転しながら中央道沿道の観光スポットをおとずれて、楽しい思い出をつくったり、日ごろのモヤモヤを発散させてきました。
今回は、魅力あふれる中央道沿道の観光スポットのなかから、夏の時期にぴったりのおすすめスポットは3ヵ所ご紹介いたします。みなさんにもぜひ快適で楽しい中央道の旅へ出かけてみていただけたらと思います。
今年の夏は世間の状況が厳しく、なかなか遠出するのが難しかったですが、来年以降の夏の旅行やドライブなどの参考にしていただけたら幸いです。
山梨・昇仙峡
最初にご紹介するのが、山梨県甲府市にある昇仙峡です。昇仙峡は、山梨県の県庁所在地である甲府市の市街地より北側にある渓谷で、中央道の甲府昭和インターより車で30分ほどのところにあります。
中央道は、山梨までくると自然がいっぱいの風景になります。私の地元が山梨だからというわけではないですが、山梨はいいところがいっぱいです。そのなかでも、昇仙峡の風景は絶景で、みなさんにおすすめしたい観光スポットです。
「日本一の渓谷美」と称されるその景色は、まさに絶景で、山々の間から流れでる水流がとてもキレイです。いくつか渓谷の種類があるので、長い時間楽しむこともできるのが魅力です。
山梨県は、水がキレイでおいしいところが多く、実は日本のミネラルウォーターの約4割は山梨県で生産されているんです。生産地のところをみていただくと山梨県と記載されているのをよくみかけます。
昇仙峡も、そんなキレイな水が流れ出る自然豊かな場所で、水の影響で涼しく感じられるので、まさに夏の暑い時期にぴったりの観光スポットなんです。
また、昇仙峡は水晶の産地としても有名で、水晶を加工した宝石などの製品の販売や水晶をはじめとした鉱物の採集なんかもできます。水晶や宝石の購入目的でおとずれる方も結構いらっしゃいます。
昇仙峡には、いくつかのトレッキングコースやウォーキングコースが用意されていますので、ご自身のスケジュールや体力に合わせて選ぶことができます。もちろん、ドライブで楽しむことも可能です。
昇仙峡のふもとには、武田信玄も愛していたといわれる、湯村温泉郷という温泉街があり、旅の疲れをいやしてくれます。トレッキングやバイキングしたあとの温泉は最高ですよ。もちろん、ドライブのあとでも。
甲府は、東京の新宿からでも車でスムーズにいけば約1時間30分でつけるという、意外とアクセスがいいところでもあります。東京からなら日帰りでの観光も可能ですので、この夏の予定が決まっていない方は、ぜひ一度おとずれてみてください。
長野・中央アルプス木曽駒ヶ岳
中央道の岡谷JCT~恵那山トンネルは、長野県の伊那地方を通ります。この区間は、南アルプスと中央アルプスの間にある伊那谷を通るため、左右に標高の高い山々が連なる風景がみられます。
長野県は、海から遠い地域も多く基本的に標高が高いところが多いので、夏の気温も低く、避暑地として人気なスポットもたくさんあります。軽井沢なんかは有名ですよね。
そのなかでおすすめしたいのが、駒ヶ岳インターを降りて西向かったところにある木曽駒ヶ岳です。中央アルプス連峰のなかで一番標高の高い山となっています。
駒ヶ根インターから、車で10分くらいのところに駒ヶ根ロープウェイ乗り場へのバスの停留所があり、そこから木曽駒ヶ岳の山頂までの登山口までいけるロープウェイの駅までいくことができます。
また、バスやロープウェイ乗らなくても周辺には木曽駒ヶ岳高原と呼ばれるバイキングコースもあるため、さまざまな散策コースを楽しむことができます。散策コースも複数あり、幅広いのも魅力的です。
ロープウェイの終着駅から木曽駒ヶ岳の山頂までは、さまざまな高山植物が咲いていて、さらに南アルプスや中央アルプス、北アルプスの山々の風景を一望できちゃいます。
ちなみに、ロープウェイの終着駅である「千畳敷駅」は、標高2612メートルで日本一標高の高い駅となっています。「千畳敷駅」から、さまざまなトレッキングコースやバイキングコースが用意されており、楽しみ方はさまざまあります。
高山植物はまさに夏が見頃です、また標高が高いところということで、気温が低く涼しいのもうれしいところでございます。木曽駒ヶ岳は、まさに夏が見頃のピークです。
さらに、観光を終えたあとはロープウェイ乗り場の近くに、温泉や駒ヶ根名物のソースかつ丼をいただけるお店もありますので、機会がございましたら、ぜひ立ちよってみてください。
駒ヶ根までスムーズにいけば、東京から約2時間30分名古屋からだと約2時間でアクセスできます。少し遠出のドライブにもおすすめの距離です。
岐阜・恵那峡
中央道は岐阜県の東濃地方を通っております。東濃地方にも、中津川の馬籠宿や土岐のプレミアム・アウトレットなど魅力的な観光スポットがいっぱいあります。
そのなかで、夏にぴったりでおすすめしたいのが恵那市にある恵那峡です。サービスエリアの名前にもなっている恵那峡は、恵那インターから北へ車で20分ほどのところにあります。
恵那峡も昇仙峡と同様で、山々の中に水が流れていて、そのマッチングがすばらしくキレイなところでございます。恵那峡は、木曽川を大井ダムによってせき止められてできた湖となっています。
ぜひ夏におとずれていただきたい理由が、夏の季節の濃い緑の青々しい色と恵那峡大橋の赤色の風景が最高だからです。ほんとにすばらしいコントラストを奏でているといっていいほど、美しい風景は一生に一度は見る価値があります。
また、恵那峡には遊覧船も運行しており、水上からみえる景色もバツグンです。夏だと水しぶきや風が気もちいいので、さらにおすすめです。
恵那峡ワンダーランドは、大自然の中のレジャーランドで、観覧車をはじめ、ジャングルコースターやメリーゴーランドなど、お子さんが楽しめるアトラクションも盛りだくさんです。
さらに、2020年3月には恵那峡の歴史を知ることができる「恵那峡ビジターセンター」も開館されて、ますますおもむき深くなっています。
恵那峡までは、東京・新宿から車で約3時間30分、名古屋から車で約1時間でアクセスできます。夏の思い出にぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。お帰りの際は、東濃地方名物の栗のお菓子の購入もおすすめですよ。
さいごに
中央道の沿道は、魅力的な観光スポットがほんとに多く、日常のイソイソした圧迫された空間から離れて、心を穏やかに落ちつかせるのには、ぴったりの場所がいっぱいです。
しかも、夏の季節は夏休みやお盆休みなどの大型連休の方も多いかと思いますので、少し遠くまで車を運転して出かけるのには、絶好のタイミングです。
中央道が山々の間を通っているため、基本的には山に関する観光スポットが多いですが、山からもらえる自然エネルギーパワーは、私たちが日々生活をがんばっていくための活力にもなります。
やはり、日本を代表する山々の近くを通っているというのが大きく、他の高速道路でも山々の景色はみれますが、中央道からみえる山々の景色は、一味違います。
中央道のサービスエリアやパーキングエリアは、山に関する名前がついているところが多いのも特徴です。八ヶ岳・駒ヶ岳・恵那峡・屏風山・内津峠などがその例です。
中央道をドライブしながら、おすすめの観光スポットをおとずれるなんて、まさに贅沢の極みです。心の底から、みなさんに体験していただきたいと思っております。
来年以降の夏の時期に、
来年こそはどこか出かけたい
どこかいきたいけどいきたい場所を探している
ひと夏の思い出をつくりたい
とお考えの方は、ぜひ中央道を利用して今回お話しした、おすすめの観光スポットをおとずれてみてください。日ごろの疲れもとれますし、今後の人生をより豊かに送れること間違いないです。
(テキスト:のっぴー、編集:GAZOO編集部 岡本)
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