全てがつながり、作られる未来の「モビリティサービス」 ~THE CONNECTED DAY~

6月26日(火)に行われたトヨタ自動車の「THE CONNECTED DAY」。同日に発表されたクラウンとカローラスポーツという、世間も注目する2台の新型車の発表イベントとして開催されたが、内容としては冠のとおり「コネクティッド」がもたらす新たなサービスと、トヨタ自動車のこれからの挑戦が語られるという内容だった。

レーザーの演出と共に登場したクラウンとカローラスポーツによって、「華やかで未来的なクルマの発表会」という趣だったが、会が進行するにつれ、トヨタ自動車が今後国内で発売するほぼ全ての乗用車に搭載する通信モジュール「DCM」と専用の情報インフラ「MSPF」によって可能になる「モビリティサービス」についての説明、ひいてはコネクティッドがもたらす未来についての内容に。
※発表されたモビリティサービスについては、既報のイベント速報https://gazoo.com/article/pickup/180626.html)をご覧ください。

通常の発表会と特に異なるのが、第二幕として行われた豊田社長、友山副社長によるトークショー。
一般参加者の方が多く観覧・視聴しているイベントとあって、和やかでリラックスした空気の中、コネクティッドカー、モビリティサービスという「新たな挑戦」に取り組む二人にとっての「ベンチャー精神の原点」と言えるエピソードがユーモアも交えて語られた。「ベンチャーをやっている人いますか?」という豊田社長の語りかけで、東京会場の一般観覧者と交流する一幕も。「新しい挑戦」という、ともすれば重たくなるテーマを、各々の言葉で分かりやすく語られた。

トークショー終了後に、豊田社長が再登場し、「トヨタは自動車を作る会社から、モビリティカンパニーにモデルチェンジする」という決意を語り、続けて観覧者・視聴者全ての参加者に向けてこう呼びかけた。
「未来を良くしたいという情熱を持った仲間が集まり、出し合ったアイデアでどんどん進化させていく。みんなで一緒に未来のモビリティを作っていきたい。私たちと一緒に自動車の未来をつくりませんか?」
その呼びかけに応えるように、会場から大きな拍手が巻き起こる。最後にひときわ大きな声で「ご賛同いただける方は、この指とーまれ!」と、いたずらっぽく、それでいて強い想いの込められたメッセージで会が締めくくられた。

一般観覧者を招待する事でユーザーとメーカーが「つながる」。
全国の販売店に中継する事でディーラーとメーカーが「つながる」。
この会を通して、『クルマを取り巻く環境全てがつながる事で実現する「新たなモビリティ社会」をみんなで作っていこう』そんなメッセージが込められていたように感じられた。豊田章男社長と、友山茂樹副社長という今のトヨタを現している二人のリーダーが導こうとしているクルマの未来には、きっと大きな虹がかかっている。

[ガズー編集部]

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