未来を遊べ! 東京モーターショー2019・トヨタブース紹介
いよいよ第46回東京モーターショー2019の一般公開がスタート。トヨタ自動車は「PLAY THE FUTURE!」というテーマを掲げ、青海展示棟にブースを出展。近日発売予定の新型車が1台もなく、「体験する」事をテーマに掲げた前代未聞の展示内容で、プレスデー初日から大きな反響を呼んでいる。ここではトヨタブースのコンセプトから見どころ、体験コンテンツの遊び方などを紹介しよう。
トヨタブースのコンセプトは「体験できるモビリティのテーマパーク」。ブースの壁や柱、床にはモビリティが走る未来の都市が描かれ、左右に大きく広がったステージの上にはモビリティ(実車)が並ぶ。まさにトヨタの考えるモビリティ社会を再現したという印象だ。
ブースはテーマごとに4つにゾーニング。来場者はまず「未来の入り口」にあるパネルを操作し、「FUTURE RESIDENCE CARD」を取得、未来の街の住民として登録される。首に光るストラップを下げて入場。このレジデンスカードはブース内の体験コンテンツに参加した際にもらえるポイントを貯める役割があるが、それについては後述します。
それではブース内のゾーンごとに見どころを紹介。なお、モビリティやロボットの名称は「」、アクティビティについてはカッコなしで表記した。
未来の入り口
「T-HR3」
まず入場者を迎えてくれるのは操縦者の操作と連動して動くヒューマノイドロボット。人とT-HR3の手のひらを合わせて押すと、遠隔操作する操縦者に伝わるそう。工業用ロボットでは実現できなかった“引き”の動作を行い、握手などの触覚でのコミュニケーションも図れるとの事。声をかけると顔を向けてくれたり、手を振ってくれたり、ふれあいがとても楽しい!トヨタブースの案内人「未来人」(写真左)と一緒に来場者をお出迎え。
「HSR」
物の存在を認識し、腕でつかみ、移動させることを得意とするロボット。入口でT-HR3と同じく来場した皆さんをお迎えします。他にもトヨタコンビニ JUST IN TIME(後述)のカウンターでも発見。ちょっと失敗する事もあるみたいですが、それも愛嬌。頑張って人のお手伝いをしてくれる様が可愛い。
FUTURE RESIDENCE CARD
未来都市の住人になるために、登録して使う写真入りのカード(光るストラップ付)。未来の住民票というところか。自分の写真とニックネームを入れることができ、首から下げて使う。ブース内のコンテンツを体験して、QRコードをかざすと、ポイントを貯めることができる。顔写真は案内に従い、慎重に頭の位置を合わせしましょう!意外とコツが必要です(編集部体験談)。
FUTURE HEALTH CHECKER(「TOYOTA e-Care」)
TOYOTA e-Careは病院に向かう車内で医者と問診できるモビリティ。今回のトヨタブースでは車内で顔同士のジャンケン(!)を行い、その表情から読み取れるデータを元にした簡単な健康チェックを受けることができます。おすすめの色などいろんな情報を与えてくれます。
未来の広場
AR SPOT
AR技術(拡張現実)を用いて、TOYOTA Micro Palette(実車)が都市で働いている姿を見ることができる。
TOYOTA e-RACER フォトスポット
初お披露目された未来の一人乗りモビリティ、TOYOTA e-RACERと写真を撮れるフォトスポット。こちらは小学生以下が対象となっています。
「TOYOTA e-Trans」
快適な移動と荷物を運べるライドシェアモビリティ。低床デザインが特徴でTOYOTA Micro Paletteを積載できるとの事。車内も非常に造りこまれ、すぐにでも動き出しそうな一台。
「TOYOTA Micro Palette」
物とともに人の心を運ぶ、荷物運搬モビリティ。ブース内をゆっくり動きまわっているので、タイミングが良ければ運んでいるお水をもらうことができるかも。近い未来、モビリティたちが人の生活を助けている世界になっているんでしょうか?とても楽しみですね。
「TOYOTA e-Chargeair」
燃料電池を動力とする“インフラ系モビリティ”。電気をワイヤレス給電する他、空気清浄、Wi-Fiスポット、デジタルサイネージなどの機能を備える。期間中はe-Chargeairが供給する電力で、自分のスマートフォンの充電を体験する事ができるそうです。
未来のステージ
FUTURE RACER DRESSER
自分の写真をベースにレーシングスーツの着せ替えが楽しめる。現実と仮想が入り混じった不思議な体験ができます!また、撮影した写真データはダウンロードも可能。おもわず笑顔になってしまうコンテンツ。
FUTURE CITY FLYER(「e-broom」)
e-broomは内部にモーターと車輪を内蔵した“魔法のほうき”。ローラースケート風のシューズを履き、e-broomにまたがりスイッチを入れると、空に向かうような感覚で前進する。はじめは少し慣れが必要ですが、独特な走行感覚が新しい今までにないモビリティ。走れるようになってくるとクセになるかも!
「TOYOTA e-RACER」
今回の東京モーターショーで初お披露目となった、注目の一台。モリゾウさんがプレスカンファレンスで「愛馬」と表現した、未来のFun to Driveが楽しめるモビリティとの事。今回は展示ですが、いつか試乗体験をしてみたいものです!また、シートの着せ替えをイメージしたディスプレイもあります。
MAIN SHOW 未来を遊ぼう’PLAY THE FUTURE!’
人とモビリティ、映像が織りなす未来感たっぷりのステージパフォーマンス。「e-Palette」が自動運転でステージに表れる瞬間は必見!音と光、ダンスとモビリティによるステージは理屈なしにカッコいい!
「TOYOTA e-4me」
1人乗りに特化した“個室モビリティ”。移動時間を歌や楽器・トレーニングなど、贅沢なプライベートタイムとして有効活用できるという。モビリティが人の生活をより充実したものにしてくれる…そんな未来を感じます。これも早く乗ってみたい!
未来からの出口
トヨタコンビニ JUST IN TIME
未来人やロボットが接客してくれる“未来のコンビニ”。未来のコンビニはもちろんキャッシュレス!入口でブース内で集めたポイントを確認し、実際にポイントと引き換えに様々なグッズを手に入れることができます。グッズはポイントに比例してポケットティッシュからスマホカバー、トートバッグなど豪華になっていきます。貯めたポイントは毎日リセットされるそうですのでお帰りになる前に必ずポイント引き換えを! 近い将来、本当にこのようなコンビニができるかもしれない!?
あなたはどのモビリティやアクティビティが気になっただろうか? どれをとっても人が中心にいてモビリティが共にいる楽しい未来を感じられるものばかり。モーターショーは11月4日まで開催されています。タイムマシンで未来に行ったつもりで、楽しんでみてはいかがだろうか?
※上記は全てプレスデイに取材した内容です。場所・内容など変更となる場合がございます
[ガズー編集部]
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