トヨタ・スターレット…なつかしい日本のコンパクトカー
今回は、多くの人に親しまれた、日本のコンパクトカーを特集。1980~90年代に生まれた昔なつかしい車種を中心に、週替わりで紹介いたします。
トヨタ・スターレット
スターレットが誕生したのは1973年。当初はトヨタのボトムラインを支えていた2代目パブリカから派生したクーペだった。2代目は実用的なハッチバックに変身したが、FRの駆動方式を踏襲し、ボーイズレーサーとしても人気を博す。その後を受けた型式名EP71こと3代目は、1984年に登場した。
先代同様コンパクトな3ドア/5ドアハッチバックだが、駆動方式をエンジン横置きのFFに転換。エンジンは新開発の1.3リッター直4 SOHC 12バルブで、上位グレードは電子制御インジェクションを装着。「かっとびスターレット」というキャッチコピーを掲げて、軽快な走りをアピールした。
1986年には、そうした生まれ持った資質に加え、いわば飛び道具である空冷インタークーラー付きターボチャージャーを備えたモデルを追加。自ら「韋駄天(いだてん)ターボ」と名乗ったトヨタの末弟は、同級のライバルはもとより、時に上級車種の高性能グレードにも勝るほどのホットハッチに仕上がった。
[ガズー編集部]
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