三菱・パジェロイオ…なつかしい日本のコンパクトカー
今回は、多くの人に親しまれた、日本のコンパクトカーを特集。1980~90年代に生まれた昔なつかしい車種を中心に、週替わりで紹介いたします。
三菱・パジェロイオ
パジェロ、パジェロジュニア、パジェロミニと3サイズそろっていたパジェロ兄弟のうち、中間のジュニアの後継として1998年に登場した小型SUVがパジェロイオ。先代となるジュニアが軽規格のミニをベースにしていたのに対して、イオは専用設計となった。
モノコックの3ドアボディーは、ジュニアに比べふたまわりほど大きくなったが、2カ月後にはさらにホイールベースを170mm、全長を300mmも延ばした5ドアモデルを追加設定(それでも全長は4m未満)。以後は5ドアモデルが主力となる。パワートレインは1.8リッター直4直噴+4段ATで、駆動方式は4WD。「スーパーセレクト4WD-i」と呼ばれる、4つの走行モードが選択可能なパジェロ譲りの4WD機構が備わっていた。
5段MT車とFR車の追加や、2リッターエンジンへの換装、1.8リッター直噴ターボエンジンの採用、3ドア車の生産終了など、変更や改良を加えながら2007年まで生産された。欧州向けモデルはイタリアのピニンファリーナの工場で作られ、さらにブラジルや中国でも生産されたグローバルモデルでもあった。
[ガズー編集部]
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