スズキ・カルタス…なつかしい日本のコンパクトカー
今回は、多くの人に親しまれた、日本のコンパクトカーを特集。1980~90年代に生まれた昔なつかしい車種を中心に、週替わりで紹介いたします。
スズキ・カルタス
少量生産のフロンテ800を除き、スズキ初の小型乗用車として1983年に登場した初代カルタス。提携していたGM(ゼネラルモーターズ)と共同開発されたコンパクトカーだった。1988年に世代交代した2代目は、GMの意向によりコストが最優先された初代に対し、スズキ主導で開発された。
先代に比べはるかにスタイリッシュになったボディーは、フラッシュサーフェス化を徹底して0.32というCd値を実現。ボディー形式は先代と同様3ドア/5ドアハッチバックで、5ドアはこれまた先代と同じく、3ドアよりもホイールベースが100mm長かった。サスペンションは4輪独立型にグレードアップされ、エンジンは1リッター直3 SOHC、DOHCとSOHCの1.3リッター直4の計3種が用意された。
1989年にはエスティームのサブネームを持つスズキ初の4ドアセダンを追加。エスティームには1.3リッター/1.6リッター直4エンジンが搭載された。さらに1992年には、アメリカでひと足先にデビューして好評を博していた2座のコンバーチブル(1.3リッター)を国内で発売。1995年に上級移行した後継モデルのカルタス クレセントが登場するが、漸次車種を減らしながら最終的に1999年まで生産された。
[ガズー編集部]
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