【連載全14話】第2話 AMCイーグル・・・クロスオーバーSUVの先駆車たち
自動車の世界では、今やすっかり主役となった感のあるSUV。今回は、その概念をつくったといえる、懐かしいクロスオーバーモデルを特集。週替わりで紹介します。
AMCイーグル
1987年にクライスラーに吸収され消滅したアメリカのメーカーだったAMC(アメリカン・モーターズ・コーポレーション)。コンパクトカーを中心にラインナップしていたが、1969年から1987年まではジープを傘下におさめていた。そのジープが持つ4WDのノウハウを生かして1980年にリリースしたモデルがイーグル(シリーズ30)である。
ベースは1.8m超の全幅を除けば5ナンバー規格におさまるボディを持つ、コンパクトカーのコンコード。そのロードクリアランスを高めて、4.2リッター直6エンジンと3段ATというパワートレインにフルタイム4WDを組み合わせていた。特筆すべきはボディーバリエーションで、当初から2ドアセダン(写真)、4ドアセダン、5ドアワゴンという3種類をそろえていた。
翌1981年には、ボディーがひとまわり小さいサブコンパクトのスピリットをベースにしたシリーズ50を追加。こちらは3ドアハッチバックと3ドアハッチバッククーペで、サイズ的にこの連載の前回で紹介したスバル・レオーネ4WDのライバルと目されたが、AMC自体の不振もあって1983年には生産終了。先にデビューしたシリーズ30もAMCがクライスラーに吸収された前後にフェードアウトした。既存のボディーとの組み合わせとはいえ、AMCは40年以上も前にクロスオーバーSUVのバリエーションをそろえていたのである。
[GAZOO編集部]
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